ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-06

[米ドル円]振り落としながらの上昇

(米ドル円日足)


東京市場では4月6日以来の109円台ということで利食い売りが先行。しかし、108円を上抜けてから出遅れた買いが押し目では待ち構えていた模様ですぐに109円台を回復した。
欧州市場で株価が軟調な地合いで始まったことでリスク回避の円買いが先行しドル円は109円を割り込んだ。その後ECBが理事会で追加のPEPP拡大を発表するとユーロが上昇しドル売りが先行。ドル円は108円62銭まで下落した。
しかし、NY市場で米長期金利が3月27日以来の0.8%台まで上昇するとドル円も再び109円台を回復。ほぼ高値圏での引けとなった。
107円台でもみ合いが続いた後に一気に109円台に上昇したことでドルの買い遅れが目立つ。
所々で下振れする中で109円付近では寧ろポジションはドルショートに傾きやすくなっている。だからこそ下げきれずに底値が少しづつ切り上がることになる。
110円はかなり強いレジスタンスではあるが、一旦は付けに行かないと満足しない相場に見える。
目先はフィボナッチ61.8%戻しであり4月の高値付近となる109円ミドルがレジスタンスとみる。

ドル円予想レンジ: 109円50銭(61.8%)~108円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]追加のPEPP6000億ユーロでユーロ買い

(ユーロ米ドル週足)


ECB理事会を控えユーロドルはポジション調整の売りが続き1.12ドルを割り込んだ。
ECB理事会では政策金利を予想通り0.0%に据え置くと発表。同時に3月にスタートした7500億ユーロのパンデミック緊急購入プログラムPEPPを1兆3500億ユーロに拡大し期間も半年延期することを発表。これを受けユーロは1.1270付近まで一気に上昇に転じた。
追加緩和ということで一旦は押し戻される場面も見られたが再度買いが強まり1.1362まで上昇。景気刺激による期待が先行する格好となった。
1.1370ドル付近はフィボナッチ38.2%戻しのレベルでもあり一先ず上値が抑えられた。
世界的な景気刺激策が打ち出される中で欧州では前日にドイツが1300億ユーロの追加刺激策を決定。EUでも7500億ユーロの基金新設が提案された直後のPEPP追加緩和。
ユーロは3月6日に付けた高値1.15ドルを意識した買いが入っている。
しかし、同時に米長期金利も上昇しており、米国も大規模景気刺激策を打ち出すなどユーロドルの上値もそろそろ限界に近いように見える。
1.1370で上値が抑えられたのを確認されたことが下落サインになるか注目。

ユーロドル予想レンジ:1.1370(38.2%)~1.1270

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[カナダドル円]カナダの雇用統計と原油価格に注目

(カナダドル円日足)


前日に開かれたBOC政策会合では大規模資産購入継続姿勢が示された。また、マイナス金利に言及がなかったことからカナダドルは上昇。対円で81円近くまで上昇した。
今日は米国と同様にカナダの雇用統計が発表されるが雇用者数は前回の-199.38万人から-50万人に大幅減少すると予想される。
原油価格もここにきて堅調な地合いが続き、OPECプラスではイラクとの合意が確認できれば週末にも会合を開く可能性が示された。この結果原油価格は一段と上昇することから、そうなればカナダドルの買いが加速することになる。
リスクオンの円安が進む中で今日の結果次第では出遅れ感のあるカナダドル買いが一気に強まる可能性もあり注目したい。

カナダ円予想レンジ:82円00銭~80円50銭

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[全般]リスクオンの円安ドル安加速

世界的な経済活動再開が進む中で昨日はECB理事会で追加の緩和策を打ち出したことでユーロが上伸。NY株式市場も調整の動きをこなす中で市場のリスクオンによる円安ドル安の流れが加速。ドル円クロス円ともに堅調な地合いが続く。
昨日の東京市場でドル円は109円台で始まったものの利食い売りが先行。その後は堅調な株式市場の動きに支えられる格好で109円台を維持していたものの欧州市場では再び下落。
ECB理事会を控えクロス円の調整的な売りが散見された。
注目のECB理事会では政策金利は予想通り0.0%で据え置かれたものの3月にスタートした7500億ユーロのパンデミック緊急購入プログラムPEPPを1兆3500億ユーロに拡大することを発表。これを受けユーロは一気に上昇に転じた。追加緩和や大規模経済支援などを背景に欧州全体に景気回復期待が広がる中でユーロが上昇幅を拡大。つられてポンドも上昇したことでドル全般に売りが強まりドル円は108円61銭まで下落した。
NY市場ではダウが小幅ながらマイナスで始まったこともドル円の上値を抑えた。
しかし、ユーロ円などを中心にクロス円が全面高となるなどリスクオンは継続。
原油価格も堅調な地合いを維持するとともに米長期金利が3月27日以来の0.8%台に上昇。引けにかけNYダウも小幅ながらプラスに転じたことでドル円は109円台を回復して引けている。
日米欧と主要国が大規模な追加対策を打ち出すなど、世界各地の景気回復期待の広がりが株価を押し上げリスクオンの円安が進んでいる。
やや、やりすぎの観はあるものの、パンデミックによる過度な悲観論が後退したことで市場のリスクテイクの動きはまだ始まったばかり。
とにかく流れについていくしかないが、急落のリスクもあることは頭に入れておきたい。
今日の雇用統計の結果が予想を下回るようなら一時的に下振れのリスクもあり要注意。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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