[米ドル円]円高ドル安の動き

東京時間にナバロ大統領補佐官が中国を非難する内容の発言をしたことでリスクが高まりクロス円が全面安。ドルと円が上昇したことでドル円は相殺され106円74銭で下げ止まった。しかし、その後否定発言により一気に買戻しが入るとドル円は107円22銭と6月18日以来の高値を付けた。その後ユーロやポンドが上昇するとドル売りの動きが強まりドル円は東京市場の安値を下回ると断続的に損切りを巻き込み106円08銭まで下落した。
ソフトバンクが米Tモバイルを売却することを発表したことで210億ドルの纏まった売りが入るとの思惑もドル売りを促した。その後は買戻しが入ったものの上値の重い展開となっている。
久しぶりにドル円が動き出したことで今日も値動きは期待ができそうだ。まだ方向感は見られないものの、再度昨日の安値を試す展開を予想する。
5月6日に付けた安値105円98銭からボリンジャーバンドの下限である105円80銭付近が意識される。
ドル円予想レンジ: 107円00銭(61.8%)~105円80銭(BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ円]調整か反転か

東京時間にナバロ大統領補佐官の発言によりユーロ円は120円60銭から一気に119円90銭まで下落。その後すぐに否定発言で反発。PMIが予想を上回る結果となったこともありユーロ円はこの日の高値となる121円10円を付けた。
しかしNY市場が始まるとドル円のまとまった売りが入り下落したことでユーロ円も下落。120円前半まで押し戻された。
124円ミドルから下落が始まり、その反動の買戻しであれば買いが一巡すれば再び下落に転じるとみてよいだろう。ただ、下降トレンドラインを上抜いたことで目先の下降トレンドが終了した可能性もある。
再度下降トレンドラインを下回るようなら買いが一巡したとみることができる。
一巡したか上昇に転じたのかを見極めるまでは短期取引に徹したい。
ユーロ円予想レンジ:121円20銭(38.2%)~119円90銭
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[ポンド円]下降トレンドで上値抑えられる

昨日の東京市場でナバロ大統領補佐官の発言により上下に揺さぶられたポンド円だが、最終的に下降トレンドラインに上値が抑えられている。
英国6月PMIは予想を上回る好結果となった。また、ジョンソン首相はソーシャルディスタンスを2メートルから1メートルに7月4日から変えることを決定。経済活動再開への期待から134円付近まで上昇。しかし、ここからの買いは見られず押し戻された。このレベルは下降トレンドラインが位置していたことが上値を抑えた。
ローソク足は天井を表す十字線が現れたことでひとまず買戻しは一巡した可能性が高い。
133円後半での戻り売りスタンスで臨む。
ポンド円予想レンジ:134円00銭(前日高値)~132円00銭(50%)
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[全般]荒っぽい相場展開
東京市場が始まったところでドル円クロス円ともに急落。ナバロ大統領補佐官が「中国は米国に何十万もの中国人を送ってウイルスを広げた」「中国人が嘘をついてアメリカ人を殺した」などと発言したことで一気にリスクが高まりドル買い円買いの動きが強まった。
その後中国に関する発言は非常に文脈から外れていると報じられると一転。ドル円クロス円ともに下落前のレベルを超えて上昇。円が全面安となった。
欧州市場が始まったところで発表されたドイツやフランス、ユーロ圏、さらに英国のPMIが予想を上回る好調な結果となったこともユーロ円やポンド円の買いを促した。
ユーロやポンドが一段の上昇となったところでドルが全面的に下落。107円台に乗せていたドル円は106円台に押し戻された。さらに東京の安値106円73銭付近を下回ると損切りを巻き込みながら106円手前まで下落した。
ソフトバンクがTモバイル売却を発表すると株価売買に伴う纏まった売りが入るとの思惑が広がったこともドル売りを加速させた。クロス円も同時に下落するなどこの日は上下に荒っぽい動きがみられた。
NY株式市場は三指数ともに続投するなどリスクオンの動きが続いている。しかし、所々で新型ウイルス感染の拡大がみられるなど再び経済活動が停滞するリスクが燻る。
また、ナバロ大統領補佐官の発言など中国との貿易交渉は順調だが、今後軋轢がさらに高まるようならリスク回避のきっかけになりかねない。
狭いレンジ内でのもみ合いが続いたドル円は5月初旬につけた安値まで下落するなど久しぶりに大きな動きを見せた。
クロス円も上下に振らされるなどこれらの荒っぽい動きは相場の転換に近いとみることもできる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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