ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-08

[米ドル円]FRBの緩和政策長期化で円安ドル安

(米ドル円日足)


昨日の東京市場でドル円は106円を挟んだ小動きが続いた。
その後菅官房長官が安倍首相の体調は変わらず任期を全うすると発言したことでドル円は一時106円20銭まで上昇したがすぐに押し戻された。パウエルFRB議長がハト派的な発言をするとの期待がドルの上値を抑えた。
NY市場が始まったところでパウエルFRB議長がインフレは期間平均2%を目標とすると発言。
2%を上回ったとしても当面ゼロ金利を継続するとの内容となりドルは全面安。ドル円も105円61銭まで下落した。
しかし、市場はこの程度の内容をほぼ織り込んでいたことからすぐに買い戻しが入り反発。
NYダウが上昇して始まると米長期金利も上昇に転じたことでドルが買い戻された。
更にリスクオンの円安が進みドル円はこの日の高値となる106円70銭まで買いが進んだ。
ゼロ金利政策が長期継続することが改めて確認されたことでリスクオンの円安は今後も継続されると同時にドル安も今後継続されることからドル円の上値も限定的。
107円付近で上値が抑えられるようなら売りを出してみる。

ドル円予想レンジ:107円00銭(BB上限)~106円00銭(BB中心、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]リスクオンの円安進行で買い戻し

(ユーロ円4時間足)


東京から欧州市場にかけてユーロ円はパウエルFRB議長の発言を控え125円ミドル付近を天井にもみ合いが続いた。
パウエルFRB議長はインフレ目標の政策変更により緩和政策の長期継続を示したことでNYダウは上昇。リスクオンの円安が進みユーロ円は125円09銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
NY株式市場にとって緩和政策長期化は買いの安心感が広がるもので、今後もリスクマネーが入り続けることになる。
ただ、FRBの長期緩和政策への期待は既にマーケットは織り込んでいることから、上値も限られるとみている。
今日は週末で月末、そして夏休みも終了するところが多くポジションの巻き戻しが入る可能性が高い。

ユーロ円予想レンジ:126円50銭~125円50銭(38.2%)

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[カナダドル円]カナダGDPに注目

(カナダドル円日足)


80円60銭近辺で小幅なもみ合いが続いたカナダ円はNY市場で買いが強まり81円27銭まで上昇。
パウエルFRB議長がゼロ金利政策を予想以上に長期間継続する可能性を示したことで株価が上昇。リスクオンの円安が進んだためだ。
また、リスク商品である原油価格上昇期待もカナダドル買いを促した。
ただ、長期緩和政策継続期待はかなり織り込まれたもので円売りもそろそろ一服する可能性が高い。
今日のNY時間にはカナダの4-6月期GDPが発表される。
市場では前回の-8.2%から-39.6%に大きく落ち込むと予想されるがコロナによる落ち込みを市場は既に織り込んでいる。
同時に発表される6月月次GDPの方に注目が集まる。
前月4.5%から5.6%に改善されると予想されており、予想通りであればカナダ円は一段の買いが見込まれる。
ただ、月末ということもあり最終的に利食い売りが出やすく、ボリンジャーバンドの上限81円40銭付近で上値が抑えられるとみている。

カナダ円予想レンジ:81円40銭(BB上限)~80円80銭(38.2%)

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[全般]パウエルFRB議長の新たな政策転換

注目のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演はこれまでよりも一層の緩和政策継続を示すものとなり発表後ドルは急落。しかし、市場はほぼ織り込み済みということもありドルは買い戻されリスクオンの円安が進んだ。

昨日の東京市場ではジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を控え慎重な動きが続く中でドル円は106円付近でのもみ合いが続いた。
市場はパウエルFRB議長が緩和政策の長期化を目指すとの見方からドルは全般に上値の重い展開も見られた。
欧州市場が始まったところで菅官房長官が「安倍首相の体調に大きな変化はなく自民党総裁の任期を全うする」と発言するとドル円は20銭程度上昇。短期のドルショートポジションの巻き戻しを促したが、FRBの緩和継続期待からすぐに押し戻された。
NY市場が始まったところでパウエルFRB議長は「平均物価目標を導入、物価が2%を穏やかに上回ることも認める」とし、今後2%の物価目標を超えたとしてもすぐにはゼロ金利政策を解除しないといった、これまでの政策転換を示した。
これを受けドルは急速に下落し金利も低下。しかし、緩和政策の長期継続は米経済にとって下支えとなることから株価が上昇。リスクオンの動きから長期金利は上昇に転じたことでドル買い戻しの動きが強まった。
一時105円61銭まで下落したドル円も106円ミドル付近まで上昇。
NYダウが上昇幅を拡大したことでリスクオンの円安も重なりドル円はこの日の高値となる106円70銭を付けた。
結局、パウエルFRB議長の緩和政策継続発言を市場はほぼ織り込み済みということでドルショートの買い戻しが入り終了。
今回の発言でゼロ金利政策は予想以上に長期化することが明らかとなったことでドルの上値は最終的に長期間抑えられるというコンセンサスが得られた格好だ。
一方で株式市場などの上昇が見込め、リスクオンの円安も進むことになる。
昨日の動きをみてもドルは前日のレベルとほとんど変わらなかったものの円安が進行しドル円クロス円が全面高となった。
ドル安円安が進むことでクロス円の買いに安心感が広がったが、8月も今日で終わることからポジションの巻き戻しには注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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