ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-09

[ポンド円]コロナ感染とマイナス金利

(ポンド円日足)


英国下院がEU離脱協定の一部を無効にする「国内市場法案」を承認。また、政府はこの法案に反対する与党議員と合意したことを発表。それに対してEUは9月末までに撤回しないと通商合意がまとまることはないとしており、合意無き離脱が現実味を帯びてきた。
それまでは引き続き交渉が継続されるが、その間にポンド売りが強まりかねない。
先週BOE会合で量的緩和拡大やマイナス金利導入が議論されたことが伝わるとポンドが下落。その後買い戻しが入り往って来いとなったが週末には再び下落に転じている。
先週末にジョンソン英首相はコロナ感染第二波が来ていることを明らかにした。再びロックダウンになれば経済への影響からポンド売りが再び強まりかねない。
先週の安値134円ミドルを下回るようならポンド売りが再開するとみる。

今週のポンド円予想レンジ:136円00銭~132円50銭(76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]日本の大型連休中のドル円に注目

FOMC会合でゼロ金利政策が少なくとも2023年末まで継続することが示唆されたことでドル売りが強まった。一方、自国通貨高による輸出競争力を抑えるべくECBや日銀が介入を仄めかす姿勢が示されるなど市場は神経質な展開が今週も継続。

先週はFOMC会合でパンデミックによる経済立て直しのためゼロ金利政策を2023年末までは継続することを示唆。マイナス金利も含め今後追加緩和の可能性を残すなどドルは上値の重い展開が今後も継続するとの見方が強まった。
一方で、菅新総裁が誕生し初めての日銀会合での黒田総裁は「日銀も政府と緩和政策を継続するとともに為替レートを注視する」と表明。円高阻止を改めて示した。
前週にはECBラガルド総裁が「金融政策は為替水準を目標にすることはないが、ユーロ高がインフレに影響する」と説明。複数の関係者も同様にユーロ高けん制を匂わす発言が相次ぐ中でユーロは底堅い動きが続いた。
ユーロや円へのけん制発言がみられる割にはドル円は先週末には104円前半まで下落。ユーロドルも1.19まで上昇するなど寧ろ催促相場のような動きとなった。
ポンドは英国「国内市場法案」を巡りEUとの軋轢が増す中で下落したものの先週はドル売りの動きがポンドを押し上げた。しかし、ハードブレグジットのリスクが高まる中で、コロナ感染が再び拡大するなどポンド売り圧力は依然として根強く残る。

米国では中国との対立激化や新型コロナウイルス景気対策法成立が難航する中でゼロ金利政策長期化が示された。一旦はドル買い戻しの動きも見られたが今後も追加緩和の余地が残されたことでドルの上値は抑えられた。
ECBやBOE、そして日銀も今後追加緩和の可能性を残すなど世界的な緩和傾向が更に強まった。
先週は英国や欧州でコロナ感染が再び拡大し始めるなど不安が拡大する中で今週はユーロやポンドの下押し圧力として意識されそうだ。
ドル円に関しても先週104円前半まで下落して引けている。
今週は日本が大型連休の中でドル円は海外勢に狙われやすく、一段の下げには注意したい。
また、ユーロドルやポンドドルは一旦は下げ止まっているものの、ドル円が下げ幅を拡大するようならクロス円の売りも強まることで下落に転じる可能性もあり注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]大型連休控え巻き戻しも

(米ドル2時間足)


東京市場でドル円は底堅い動きでスタート。未明に行われたFOMC会合では予想ほどハト派色が強くなかったことでドル買い戻しの動きが先行。
しかし、日銀会合後の黒田総裁の発言途中にドル円は下落に転じた。特に円買いの材料はなかったもののユーロなどが上昇しドル売りの動きが強まったためだ。
その後もドル売りの流れは継続しNY市場で104円53銭まで下落。7月31日以来の安値を付けた。
NY市場では株式市場が大きく下落して始まったものの既にドル円の売りが進んだこともあり買い戻しの動きが強まった。
FOMC会合と日銀会合ではこれまでの緩和政策継続姿勢を改めて打ち出すなど新味の乏しいものとなった。
目先のイベントが無事に通過したことでそろそろリスクオンによる円売りの動きが強まるとみる。
日本は大型連休に入ることから今日はドル円の巻き戻しの動きに注目。

ドル円予想レンジ:105円10銭(23.6%)~ 104円50銭

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[ユーロ円]長い下髭伸ばす

(ユーロ円日足)


東京市場が始まるとすぐにユーロ円の纏まった売りが入るなど下落してスタート。日中には123円32銭の安値を付けた。
欧州市場でユーロは対ドルで上昇幅を拡大すると123円74銭まで買い戻されたもののドル円の下落幅が拡大すると再び下落。
東京市場で付けた安値とほぼ同レベルの123円33銭まで下落したが再び反発。
ダブルボトムを付けたことでユーロ円の買い戻しが入るとこの日の高値となる124円10銭付近で引けてきた。
日足ローソク足チャートを見ると長い下髭を伸ばしており目先の底値を付けた可能性が高い。
日本が大型連休に入ることから一段の買い戻しが入る可能性があり、押し目買いを狙いたい。

ユーロ円予想レンジ:124円80銭(38.2%)~123円70銭

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[ポンド米ドル]マイナス金利期待とブレグジット

(ポンド米ドル日足)


東京から欧州市場にかけてポンドは軽佻な地合いが続き1.2982まで上昇したところでBOE政策会合が開かれた。
BOEは政策金利を予想通り据え置きとなったがマイナス金利の有効性が議論されたことが伝わると一転。ポンドは1.2865まで100ポイント余り下落した。
しかし、その後じりじりと買い戻しが入る中でフォンデアライエン欧州委員長が「通商合意は依然として可能」と発言。一気に買い戻しが入ると損切を巻き込みながら1.3ドル直前まで上昇。その後1.2940付近まで押し戻されたものの1.2980付近の高値圏で引けてきた。
マイナス金利導入は今後も議論されるものの、一旦市場は織り込んだ形となった。
この時の安値1.2865は当面の底値として意識されそうだ。
FRBの更なる追加緩和の可能性が温存されたことで米英金融政策から見るとポンド買いの余地がありそうだ。
ブレグジットを巡る不透明感は漂うものの、週末ということもありポンドの一段の買い戻しが入るとみる。

ポンドドル予想レンジ:1.3100(BB中心、50%)~1.2930

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[全般]ユーロとポンド中心に巻き戻し

下落が続いたユーロやポンドの買い戻しが入り往って来いになるなど投機筋を中心とした動きが目立つ。

FOMC会合が行われた後の昨日の東京市場ではドル買いが先行。ハト派的な内容を期待したドルショートの買い戻しの動きからユーロやポンドは下落しドル円は底堅い動きで始まった。
しかし、後場に入るとユーロの買い戻しが徐々に強まる中で日銀黒田総裁が「今後も為替レートを注視」「菅政権と連携して政策運営する」「23年4月までの任期を全うする」などと発言中にドル円が下落に転じるなどドル全面安の展開となった。
ロンドン時間に開かれたBOE政策会合ではマイナス金利の有効性が議論されたことが伝わるとポンドが急落。
上昇が続いたところで一気に梯子を外された格好となった。
しかし、その後欧州委員長が「通商交渉での合意は依然として可能」との発言を機に買い戻しが入り往って来い。短期の投機筋の動きが入った可能性が高い。
ドルはNYダウ先物がマイナス幅を拡大させたことで下落が続くなかドル円は7月31日以来の安値104円53銭まで下落。
NY市場が大きく下落して始まったものの既にドル売りが先行したことから寧ろ買い戻しの動きが強まった。
結局、ユーロドル、ポンドドルなどは全般に往って来いになりやすく、短期の取引を中心とした動きとみることができる。
FOMC会合では長期間ゼロ金利を継続することをコミット。また、YCCなどの更なる緩和手段を温存したことでドルの上値は最終的に抑えられそうだ。
日銀もアベノミクスを継承することからこれまでの緩和政策や円高阻止の動きを改めて強調。
当面は大きなイベントもなくリスクオフの動きは後退したことになる。
一方で、市場全体のポジションは軽くなっているとみられることから短期筋を中心に各通貨は上下に振れやすくなっている。
行き過ぎた動きは最終的に巻き戻しが入りやすいことから、取引はこまめに行いたい。

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[米ドル円]FOMC新味なし

(米ドル円2時間足)


FOMCを控えドル円は前日からドル売りが先行。FOMCではハト派的な内容が示されるとの見方からドルは全般に売りが強まりドル円は105円26銭まで下落。
その後もドル売り圧力が高まる中で105円ちょうどで一旦は下げ止まった。
しかし、その後発表された米小売売上が予想を下回ったことで105円を割り込み104円80銭手前まで下落した。
しかし、FOMC会合を直前に控えていたこともあり下げ止まった。
注目のFOMC会合では予想通りの内容となりパウエル議長の記者会見でもYCCやマイナス金利に関しては一切言及しなかったことで市場はややタカ派的と捉えられ105円台を回復。
しかし、ゼロ金利を23年まで延期し、今後追加緩和の含みを残したことでドルの上値は切り下がったとみる。
ただ、目先はドル売り材料が出尽くした観もあり104円80銭は当面底値として意識されるとみている。

ドル円予想レンジ:105円50銭(38.2%)~ 104円80銭

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[ユーロ米ドル]1.19ドルに届かず再び失速

(ユーロ米ドル4時間足)


FOMC会合を控えユーロドルは東京市場からドル売りが先行しユーロは堅調に推移。
欧州時間に入ると更にユーロ買いが強まり1.1882まで上昇した。しかし前日に付けた1.19ドルには届かずに失速。
スペイン中銀総裁が「必要に応じて追加緩和の余地がある」「強いユーロは輸出企業にマイナス」などと発言。
また、バイトマンドイツ連銀総裁がECBの債券買い入れを擁護する姿勢を示したこともユーロ売りを加速させ1.18手前まで下落。
NY市場ではFOMC会合を控えユーロは1.18ミドルまで買い戻しが入った。
しかしFOMC会合では新たな追加緩和姿勢が示されなかったことで再びドル買いユーロ売りが強まり1.1788まで下落。
引けにかけて1.18前半まで買い戻されたもののユーロは対ドルだけではなく対ポンドでも売りが出るなど今日も売りは継続するとみる。
下値目途としては9月9日に付けた安値1.1753付近が意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1860~1.1750

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[ポンド円]EUとの歩み寄り期待

(ポンド円4時間足)


FOMC会合を控えドル売りが進みドル円は下落したがポンドドルの上昇圧力が増したことでポンド円は結果的に上昇して引けている。
また、昨日はユーロポンドの売りが強まったこともポンドの押し上げ要因となるなどポンドの底堅さが目立った。
ただ、9月10日から136円ミドルから135円ミドルのレンジ相場は継続。上限を上抜けることはなかった。
FOMC会合を通過したことでイベントリスクは後退し、リスクオンの円安が進むようなら上限の136円ミドルを上抜く可能性が高まる。
ジョンソン首相は「国内市場法案」を譲歩する用意があるとし、政府側と保守党で妥協案を見出したとの報道も聞かれた。
EUとの歩み寄りに期待が高まれば上限を上抜けるきっかけとなりそうだ。

ポンド円予想レンジ:138円20銭(38.2%)~135円60銭

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[全般]FOMC前にドル売り

FOMC会合ではハト派的な内容を期待したドル売りが既に進んだものの会合では新たな追加政策への言及はなく大きな動きは見られなかった。

昨日の東京市場では前日からの流れを継いでドルは上値の重い展開でスタート。ドル円も105円26銭まで下落する場面も見られた。
欧州市場でもドル売りが先行。ユーロは前日に付けた高値1.19に迫る1.1882まで上昇、ポンドも同時に上昇するなどドル全面安。ドル円もドル売りの流れに沿って105円ちょうどまで下落。一旦は反発したもののその後発表された米8月小売売上が0.6%と予想の1.0%を下回ったことでドル売りが加速。ドル円は105円を割り込み104円80銭付近まで下落した。
ポンドドルも欧州市場から買いが一本調子で進み1.3ドルまで上昇。「国内市場法案」を巡りジョンソン首相のEUとの歩み寄りが期待されたこともポンド買いを促した。
一方、ユーロはNY市場にかけて下落。バイトマンドイツ連銀総裁が債券買い入れを擁護する発言などもありユーロは対ドル対ポンドでも売りが強まり1.18ドル付近まで押し戻された。
FOMC会合を控えユーロやポンド、そして円に対してハト派的な内容が示されるとの憶測からドル売りが先行した格好だ。
そのFOMC会合では政策金利0.0~0.25%は据え置かれ、金利見通しもゼロ金利維持の期間を22年から23年に延長するなど予想通りとなり市場への影響は限られた。
パウエルFRB議長の記者会見では景気見通しに慎重な姿勢が示されたものの注目のイールドカーブコントロールやマイナス金利に関して言及されなかったことから市場は肩透かしとなった。
既にドル売りが先行したこともあり若干ドルが買い戻される場面も見られたが小幅にとどまった。
FOMC会合でYCCやフォワードガイダンスなどが先送りされたことから、ドルの上値は今後も抑えられることになる。
目先は未だドル売りの余韻が残るが、ドル売りは大分進んでおりドル買い材料が出るようなら買い戻しのきっかけになりかねない。

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[米ドル円]FOMC控えドル売り円買い

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は106円を天井に上値の重い展開で推移。その後ポンド円を中心にクロス円の買いが入ると105円81銭まで上昇したがその後は下落に転じた。東京の安値105円61銭を下回ると断続的に損切りを巻き込みながら105円31銭まで下落した。
NY株式市場が三指数ともに上昇したことで105円54銭まで上昇したものの引けにかけて再び下落に転じるなど上値の重い展開が今日も続くとみている。
明日の未明にFOMC政策決定会合の結果が示されるが、緩和政策の長期継続姿勢が示されることは既に織り込んでいる。更に何らかの追加緩和への言及があればドル売りで反応しドル円も105円割れを試す展開も予想される。
ただ、既にドル円はFOMC前に売られただけに105円を割り込まないようなら買い戻しが入るとみている。
しかし、ドルは日銀以上に緩和政策を強めておりドル円の上値も切り下がったとみる。

ドル円予想レンジ:106円00銭~ 105円00銭

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[ユーロ米ドル]1.19ドルの重さと1.18ドルの底の堅さ

(ユーロ米ドル4時間足)


東京市場でユーロは1.1860付近から買いが先行し1.19を付けたが、すぐに押し戻された。
その後欧州市場で再度1.19を付けたものの上抜け出来ずに押し戻されるなど1.19ドルの上値の重さを確認した格好だ。その後は1.1880付近を下回ると短期筋の損切りを巻き込みながらNY市場で1.1840まで下落。そのまま安値圏で引けている。
本日のFOMC会合を控えて既に短期的なポジション調整が終わったとみるが、1.18ドルを下回らなかったことでユーロの底堅さも確認。
今日のFOMC会合後に1.19ドルを再度試し、上抜け出来るようなら1.2ドルが視野に入る。
しかし、このレベルでは口先介入への警戒感もあり上抜くのは難しい。
反対に、1.18ドルを下抜けしたとしても1.17ドルミドルは鉄板のサポートとして意識される。
結果的に1.2ドルから1.17ドルミドルのレンジ相場が継続するとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1910(61.8%)~1.1800

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[ポンド円]FOMC前でも調整見られず

(ポンド円日足)


9月に入りポンド円は142円71銭から135円42銭まで7円30銭近く下落し安値圏でのもみ合いが続いた。
明日の未明には注目のFOMC会合があり、通常であればポジション調整の買い戻しがもっと入るかと思われたがその気配は依然として見られていない。
昨日は東京市場で135円42銭の安値を付けた後に136円43銭まで買い戻されたが、それがこの日の高値となった。
その後は再び135円47銭まで下落する往って来い。
NY株式市場が3指数ともに上昇したことで136円台に乗せたものの135円後半に押し戻されて引けている。
昨日はEU外交筋が「最終的な合意への希望は失っていない」としながらも「英国の国内市場法案が可決されれば英国との合意は出来ない」と言及するなど、ハードブレグジットの可能性が依然として高まる。
FOMC会合後に昨日の高値136円ミドル付近を上抜けできないようなら再度ポンド売りが強まるとみる。

ポンド円予想レンジ:136円60銭~134円40銭(61.8%)

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[全般]FOMC控え短期中心

昨日はユーロやポンド、そしてドル円は本日のFOMC会合を控え調整的な動きとともに短期筋中心の動きが目立った。
昨日の東京市場では中国の小売売上や鉱工業生産が好調な結果を示したことで上海総合指数は上昇したが市場への影響は限定的となった。
一方、この日公開されたRBA議事要旨を受け豪ドルは買い戻しが一気に上昇に転じた。
ユーロやポンドも豪ドルに攣られるように上昇するなどドル売りの動きが強まるとドル円も上値が抑えられた。
欧州市場が始まるとユーロやポンドの利食い売りが先行したものの再び上昇。特にポンドはこれまでの下落に対する買い戻しの動きが強まった。
また、時間外のダウ先物の上昇を受けポンド円などを中心にクロス円の買いが強まるとドル円も底堅い動きが見られた。
しかし、その後ドル円は東京で付けた安値105円60銭を下回ると断続的に損切りを巻き込みながら105円31銭まで下落。クロス円の売りが強まるとユーロやポンドも攣られて下落するなど円全面高となった。
NY株式市場は上昇して始まったものの、ダウがその後上げ幅を縮小したことでドル円クロス円ともに上値の重い展開で引けている。
全般にポジション調整の動きに乗じて短期筋が仕掛けているような動きが目立っている。
FOMC会合ではフォワードガイダンスや緩和政策といった動きに変化がみられるか注目が集まる。
しかし、それにしてはこれだけ注目度の高いイベントを控えている割には全体的に大きなポジション調整の動きは見られない。
FOMCの結果がどうあれ、イベントが終了すればそれぞれの通貨がこれまでの流れに沿って再び動き出す可能性が高いとみる。

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[米ドル円]円全面高

(米ドル円日足)


昨日の東京市場で菅自民党新総裁が誕生したものの市場への影響は限られた。アベノミクス継承は既に市場が織り込んでいた。
欧州市場ではユーロやポンドが上昇して始まるとドル売りが先行。ドル円は106円を割り105円92銭まで下落した。しかし同時にクロス円の買いが強まったことで106円を挟んでのもみ合いとなった。
NY市場が始まったところで欧州市場の安値105円92銭を下回ると断続的に損切を巻き込みながら105円55銭まで下落した。
一方、NY市場は三指数ともに上昇して始まったがクロス円の投げが入ったことでドル円の上値も抑えられた。
新総裁誕生とアベノミクスの継続による円安期待はなく、寧ろ円買いの動きが強まった。
また、7月31日から始まった上昇トレンドラインを下回ったことから目先一段の下値を試しに行く展開を予想する。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限が位置する105円40銭、フィボナッチ61.8%戻しの105円20銭が強いサポートとして意識される。

ドル円予想レンジ:106円10銭~ 105円40銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]買戻し継続

(ユーロ米ドル4時間足)


先週末に下落して引けたユーロは再び上昇に転じた。
週明け東京市場でユーロドルは1.1832まで下落したがその後は買い戻しが入り1.1855まで上昇。欧州市場でもユーロは対ドル対円で買いが先行するなど底堅い動きで始まった。
NY市場でも買いの勢いは止まらず1.1888まで上昇するなど底堅さが維持された。
今週はFOMC会合を控えており全般にポジション調整の動きとみられ、今日もその流れは継続するとみる。
ただ、短期的にはユーロショートだが長期的なロングポジションは依然としてキープされており、上値も限定的とみる。
短期的な上値目途は9月10日に付けた高値1.1917付近が強いレジスタンスとして意識される。
このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり戻り売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:11910(61.8%)~1.1850

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[ポンド円]踊り場から再び

(ポンド円日足)


9月に入りEUとの通商協定を巡りハードブレグジットの可能性が高まったことでポンド円は142円71銭の高値を付けてから下落に転じた。
週明け東京市場早朝に先週の安値とほぼ同レベルの135円ミドルで始まったポンド円だが、その後は買い戻しの動きが強まった。
自民党総裁選で予想通り菅官房長官が新総裁となったことで市場安定への期待が円売りを強めたとみられる。
しかし、国内市場法案を巡り内外で新たな問題が発生したことや、新型コロナの対策強化などからの経済への影響が懸念されるなどポンドの売り材料には事欠かない。
昨日もジョンソン英首相は「いくつかのEU側の要求は不合理」などと発言するするなど強硬姿勢を緩めない。
先週からの下落後は135円台で下げ止まりからもみ合いに入るなど踊り場状態が続いている。
時間調整が終了したところで再び下落が始まる可能性が高いとみており、戻り売りスタンスで臨みたい。

ポンド円予想レンジ:136円60銭~134円40銭(61.8%)

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[全般]菅新総裁誕生とポジション調整

菅官房長官が新総裁に選出されたことで円安が進むかと思われたが円は上昇。しかし、値幅は限られるなどFOMC会合を控えてポジションを大きく傾けにくい中で短期取引が中心の相場展開が目立つスタートとなった。

週明け東京市場では自民党総裁選挙を控え慎重な幕開けとなった。
その総裁選挙では下馬評通り菅官房長官が新総裁に選出されたが市場の反応は限定的となった。
しかし、欧州市場に入るとユーロやポンドを中心に円売りの動きが強まるなどクロス円が全般に上昇。アベノミクスの継承を改めて示されたことから円売りが先行したとの見方やポジション調整の買い戻しとの見方が広がった。
NY市場が始まったところでドル円は損切を巻き込みながら105円ミドル付近まで下落。
クロス円も一斉に売りが強まるなど円を中心とした動きが続いた。
NY市場は三指数ともに上昇して始まったもののリスクオンの円売りには反応せず、寧ろクロス円の買い戻しの動きが見られた。
結局日本の新総裁誕生以外に目立った材料がないことから円を中心とした動きで終始。
円に関してはそろそろ一巡することで、FOMC会合でのFRBの金融政策スタンスを確認するためにドルのポジョン調整を中心とした相場展開になりそうだ。
特にユーロやポンドの買い戻しの動きに注目が集まる。

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[米ドル円]総裁選挙、そしてFOMCと日銀会合

(米ドル日足)


先週のドル円は106円38銭から105円80銭まで急落した後、106円前半でのもみ合いに終始。ユーロやポンドなどクロス円は大きく上下したものの結局ドル円は蚊帳の外で様子見姿勢が続いた。
今週は自民党の総裁選挙から始まりFOMC会合、そして日銀会合などドル円にとって大きな変動要因となるイベントが重なる。
自民党総裁選挙では菅氏がほぼ決定視されアベノミクス継承が改めて確認されることになる。それに対して日銀の黒田総裁の次期人事が取りざたされるなどアベノミクス終焉と市場は受け止められそうだ。
また最も注目度の高いFOMC会合ではフォワードガイダンスの明確化が示されるかで相場の流れが変わることになる。
ドル円の日足チャートを見ると三角保ち合いが収束に向かっており、どちらかに放れるようなら予想外に値幅が大きくなりかねず注目しておきたい。

本日のドル円予想レンジ:106円40銭~105円80銭
今週のドル円予想レンジ:106円90銭(BB上限)~105円20銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]1.2ドル、1.17ドルを意識

(ユーロ米ドル日足)


先週のECB理事会ではユーロ高に関して過剰に反応する必要はないということで合意されたとの報道でユーロは1.19ドル台に乗せてきた。しかし、その滞空時間は短くすぐに押し戻された。ECB内部ではユーロ高を容認しないメンバーも多く、上値トライには警戒感が広がった。
一方、1.18ドルを割り込むこともなく下げ止まるなど底値の堅さも確認。
今週はFOMC会合でフォワードガイダンスや量的緩和拡大の動きがみられるようならドル安が強まりユーロは再度1.19ドルを試す展開が予想される。
市場は1.2ドルを超えると再び口先介入的な発言が出るか催促する可能性が高いとみている。
反対に現状の政策を維持するということに止まるようなら1.18を割り込み相場の重要なクルーシャルポイントとして意識される1.17ドルを試す展開も予想される。
ただ、上下どちらかを抜けるにはまだ市場のコンセンサスが見られない。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2010(9月1日高値)~1.1690(38.2%)

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[ポンド円]BOE政策会合と国内市場法案

(ポンド円日足)


英・EU通商協定の期限が10月15日に設定したものの漁業権などの問題が難航する。ジョンソン英首相はFTA締結が合意されなくても年末に離脱するとの強硬姿勢を示すなどハードブレグジットの懸念が再燃。またEU離脱協定の一部無効化することになる「国内市場法案」が議会に提出され、可決の可能性が高まったこともポンド売りを加速させた。
ポンドは週を通して対ドル対円で大きく下落して引けている。
今週はその「国内市場法案」の採決の行方次第ではポンド売りが更に加速することになるだろう。
また、今週はBOE政策会合が開かれるが、ハードブレグジットによる景気への影響を考慮したマイナス金利などの追加緩和の可能性が示されるようならポンド売りに拍車をかけるなど、ポンドの下値リスクは継続されるとみる。

今週のポンド円予想レンジ:137円50銭~133円40銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]相場の主役ユーロとポンドから円とドルへ

先週はECB理事会を挟んでユーロが大きな動きを見せると同時にポンドもブレグジット懸念から下落するなど主役はドルからユーロとポンドに移った。
今週はFOMC会合や自民党総裁選などのイベントによるドルと円が主役の相場展開になりそうだ。
先週は連休明けのNY株式市場が三日続落して始まったことで市場は暴落のサインとの見方からドル円が急落。クロス円も全般に上値の重い展開で始まった。
しかし、その次の日にはNY株価が上昇に転じたことで市場の不安は後退しドル円も106円台前半に押し戻され往って来い。
注目のECB理事会でユーロ高けん制発言が出るとの見方もあったが結果的にユーロ高を容認する発言内容を受けユーロが大きく反発。対ドルで一瞬1.19ドル台に乗せる場面も見られたがすぐに押し戻された。
この時ポンドがEUとの交渉が難航する中で大きく売られたことからユーロも上値が抑えられた格好だ。
結局先週の相場はユーロとポンドにドルや円が振り回される格好となった。
今週もユーロやポンドで荒っぽい動きが続くと思われるが、同時に円の動きも活発になりそうだ。
今週は14日に自民党総裁選が行われ菅官房長官が選出されると予想される。
菅総裁が誕生すればアベノミクスが継承されることから海外勢は円安で反応する可能性がある。
ただ、アベノミクス自体既に終了しており一時的なご祝儀相場的な動きで終わるとみている。
その後17日未明には注目のFOMC会合、そのすぐ後の日銀政策会合が開かれることから市場はドルと円が大きく動く可能性が高い。
特にFOMC会合ではフォワードガイダンスや資産購入枠の拡大が焦点となる。
もしフォワードガイダンスに関して先送りされるようならNY株式市場の下落に繋がりリスクオフの円買いドル買いの動きが強まるとみている。
反対に積極的に採用する姿勢が示されるようなら株価上昇でドル売り円売りの動きが強まることになるだろう。
日銀会合では2013年に始まった安倍政権終了でアベノミクスを支えた黒田総裁の発言に注目が集まりそうだ。
いずれにしても、最終的にNY株式市場の動向には注意しておきたい。
先週も最終的に大きな混乱は見られなかったものの荒っぽい動きが株価だけではなくユーロやポンドにも見られ始めている。
これが相場の流れを変える予兆になるのか注意してみておきたい。

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[米ドル円]三角保ち合い収束

(米ドル8時間足)


ポンドは英国の「国内市場法案」を巡りEUとの対立により下落。ユーロはECB理事会を挟み上昇から下落に転じるなど大きな動きが目立つ。
一方で昨日のドル円は30銭程度の狭いレンジ内で殆ど動きが見られなかった。
クロス円に激しく動きがあったが、ユーロやポンドが対ドルで動いただけでドル円との絡みは見られかった。ドル円だけが蚊帳の外という状態で三角保ち合いが収束してきている。
どちらかに放れるとすれば下方向のリスクが高いとみている。
今日のNY市場が前日に引き続き下落するようならそろそろ円買いの動きが強まる可能性が高い。
反対に株式市場が上昇したとしても円安ドル安の動きが強まり上値は限定的とみる。

ドル円予想レンジ:106円40銭 ~ 105円60銭(50%)

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[ユーロ米ドル]ユーロ高容認?

(ユーロ米ドル4時間足)


ECB理事会では予想通り政策金利が据え置かれたものの「ECBはユーロ高に過剰に反応する必要はないということで合意」との報道を受けユーロは1.1840付近から1.1917まで上昇した。しかし、その後上昇して始まったNY市場が三指数ともにマイナスに転じるとユーロも下落に転じた。
ラガルドECB総裁はユーロ高に対して注視する考えを示して一方的なユーロ上昇に歯止めが掛かった。
ユーロ高は欧州景気への期待や欧米の金融政策の違いがあり、人為的に抑えにくいということもある。
いずれユーロドルは再び1.2ドルの上値を試すとみるが昨日の高値1.19ドル付近が目先の天井として意識される。
今日は週末ということからユーロの下値を探る展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1840~1.1800(76.4%)

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[ポンド円]買戻し一巡後再び

(ポンド円日足)


東京市場でポンド円は前日からの買い戻しもあり138円を挟んで底堅い動きが続いていた。
しかし、ECB理事会が開かれる少し前に英国の「国内市場法案」を議会に提出され、首相報道官が「法案は可決すると思っている」と発言したことでポンドは下落に転じた。
その後ECB理事会後にユーロが上昇するとユーロポンドの買いが強まりポンド売りは更に加速。
その後欧州委のバルニエ首席交渉官が「英国との交渉、EUはあらゆるシナリオに対して準備を強化する」と発言。FTAが合意に至らず年末に英国が離脱する可能性が高まる中でポンドは殆ど戻りなく下落が続いている。
ポンド売りの勢いは加速し始めており、もう一段の下落が予想されるものの週末の買い戻しも入りやすい。
ただ、ポンド売りの流れに変化はなく戻り売りを狙いたい。
今日の英国7月GDPや鉱工業生産指数などの経済指標の結果次第では買い戻しのきっかけになることもあり注目。

ポンド円予想レンジ:137円20銭~134円50銭(76.4%)

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[全般]リスクオンからリスクオフへ

前日4日ぶりに上昇に転じたNY市場は一転して下落。ECB理事会ではユーロ高容認発言などもありユーロが上昇したが、その後は下落し往って来い。ポンドはハードブレグジットへの懸念もあり急落するなどクロス円が全般に上昇後下落に転じるなどリスクオンからオフへ転じた。

昨日の東京市場でドル円は比較的底堅い動きで始まった。前日のNY市場が4日ぶりに上昇したことを受け市場に安心感が広がったためだ。一方、ユーロやポンドはこの日開かれるECB理事会を控え動意の乏しい動きが続いた。
欧州市場ではECB理事会を控える中でポンドが下落に転じた。英国の「国内市場法案」が議会に提出され報道官が「法案は可決すると思っている」と発言したことでポンドの下落はさらに加速した。
注目のECB理事会は予想通り政策金利据え置きを決定し市場への影響は限られたがその後「ECBはユーロ高に対して過剰に反応する必要がないということで合意した」との関係者の話でユーロは一気に上昇。
ラガルドECB総裁の記者会見でも「ECBはユーロ相場を議論したが為替レートは目標ではない」とした一方で「ユーロ相場のインフレへの影響を慎重に判断する」と発言したが市場はユーロ高容認と判断しユーロは対ドル対円、そしてポンドでも大きく買いが進んだ。
前日上昇に転じたNY市場はこの日も続騰して始まったことでリスクオンが先行しユーロ円などのクロス円が上昇。ユーロが上昇する中でユーロ円はこの日の高値を付けるなど円安が進んだ。
しかし、その後米上院が共和党のコロナ追加経済対策法案の動議を否決したことが伝わるとNY市場が下落に転じた。買い一辺倒であったユーロ円が反落するとクロス円全般が売りに転じた。既に下落が続いていたポンド円は下げ幅を加速させるなどリスクオンからリスクオフへと市場のセンチメントは一転した。
ユーロやポンドが大きく動く中でドル円はほとんど動きがなく蚊帳の外。
結局ユーロ、ポンド、そしてドルがそれぞれ別々の動きが目立つ中でNY市場の動向が今後のカギを握る。
市場はこれまで株や金、原油などのリスクオンの動きが続く中で大きな調整が入るのではといった懸念が燻る。
その懸念が徐々に大きくなるかはNY市場の動向に集まる。
暴落への懸念が徐々に拡大するようなら寧ろ大きな下落には至らないものの、それでも何が起きるか分からないことから警戒は怠らないようにしたい。

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[米ドル円]NY株式市場の反発でリスクオン

(米ドル円8時間足)



昨日の東京市場では前日のNY株式市場が続落した流れを継いでリスクオフの円買いが先行。ドル円は105円80銭まで下落した。しかし、その後NYダウ先物が上昇に転じたことからドル円は106円台に押し上げられた。
NY市場では株式市場が三指数ともに4日ぶりに反発したことでリスクオンの円安が先行。ユーロやポンドなどクロス円が全面的に買い戻しが強まるとドル円も106円27銭まで上昇。NY株式市場の動向に左右される展開が続いている。
本日もNY株式市場が上昇するようなら調整的な下落が一巡したとの見方が広がりドル円も一段の上値を試す展開が予想される。
反対に、もし株価が再び下落に転じるようならクロス円とともに下落に転じる可能性が高い。
また、今日はECB理事会が開かれユーロの動向がクロス円を通じてドル円にも影響することになり注目。

ドル円予想レンジ:106円50銭~ 105円50銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]ECBの追加緩和と為替への言及は

(ユーロ米ドル日足)



昨日のユーロドルは先週からの下落トレンドが継続しアジアから欧州にかけて1.1753まで売り込まれた。このレベルはボリンジャーバンドの下限が位置していたことや、8月21日の安値でもあり意識された。
その後ECB当局者が経済見通しへの自信を深めているとの報道から、本日のECB理事会では追加緩和期待が後退。ユーロの買い戻しが一気に進み1.1833まで上昇。このレベルはボリンジャーバンドの上限でもあり上値が抑えられ、その後は1.18付近まで押し戻されて引けている。
今日のECB理事会を控えロングショート双方のポジションが大分軽くなったとみられる。
市場では次回の追加緩和の地ならし的な声明が発表されると予想される。
また、先日のレーンECB専務理事がユーロ高けん制を匂わす発言によりユーロ高への懸念が再び示されるようならユーロは1.17ドル付近までの下落も視野に入る。
ただ、実際にユーロ高を止める手段は限られており下値も限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1840(BB中心)~1.1690(38.2%)

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[ポンド円]買戻し一巡後再び

(ポンド円日足)



英政府が「国内市場法案」でブレグジット後の北アイルランドでの関税や通商のルールに影響する可能性が高まったことでポンド売りが強まり136円74銭まで下落。その後137円ミドル付近まで買い戻されたものの再び136円81銭まで下落。その後EU側が交渉停止を求めないとの報道でポンドの買い戻しが強まった。また、NY株式市場が4日ぶりに反発したことから円安が進みポンド円は138円36銭まで上昇。
このレベルはフィボナッチ38.2%戻しでもあり上値が抑えられた。
10月15日までにFTA交渉が合意に至る可能性が低い中でポンド売りの流れは終わっていない。
昨日の買い戻しが一巡したとすれば再び下落に転じる可能性が高い。
反対に、138円40銭を上抜くようなら140円付近までの一段の上昇が見込めるものの、最終的に戻り売りスタンスで臨みたい。

ポンド円予想レンジ:138円40銭~135円90銭(61.8%)

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[全般]一転してクロス円全面高

NY株式市場が三日続落したことでユーロ円やポンド円などのクロス円が全面安となった前日の動きから一転。昨日は4日ぶりにNY株式市場が上昇したことからクロス円は全面的に反発。今日のECB理事会とNY株式市場の動向に市場の注目が集まる。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場が下落したことで調整局面に入ったとの見方もあり日経平均株価が下落。リスクオフの円買いが強まる中でユーロやポンドといった相場をけん引していた主要通貨は対円で上値が抑えられた。
欧州市場が始まるとポンドやユーロはともに売りが先行。
ポンドは英国国内法案を巡り内外から反発が沸き起こったことも売りを誘った。
ユーロは今日のECB理事会を控えポジション調整的な売りなど全般にクロス円の売りが先行。
しかし、その後時間外のNYダウ先物がプラスに転じた事から一転。リスクオンの動きが強まるとクロス円が全面的に買いが入り上昇。
ユーロはECBの当局者が経済見通しへの自信を深めているとの報道も買いを促した。
また、英国国内法案に対してEU当局者が交渉停止を求めないといった報道などもありポンドの買い戻しが強まった。
NY市場では株式市場が4日ぶりに上昇して始まるとクロス円を中心とした買いが入りドル円は106円27銭まで上昇。
前日大幅安となった原油価格も上昇したことで豪ドルやカナダドルも対円対ドルで上昇するなど市場に安心感が広がった。
NY株式市場の動向が相場全体をリードしていることは間違いなく、今回の反発で一先ず調整が終了したとの見方も広がっている。
ただ、一部では株式市場の大きな調整に繋がるとの見方もある中で、一抹の不安が残ったと思われる。
また、相場の牽引役となっているユーロの動きにも注目が集まる。
1.2ドルを付けた後にレーンECB専務理事がユーロ高けん制を匂わす発言をしたことでユーロの上昇トレンドに変化が生じ始めた。
今日はECB理事会が開かれ、その中で為替への言及があるようなら再びユーロ売りが強まりかねない。そうなればクロス円やドル円の下押し圧力となることから注目したい。

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