ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-11

[米ドル円]103円割れを試す展開も

(米ドル円日足)


ワクチン開発の進展によりドル円は一時105円15銭まで上昇したがすぐに104円ミドルに押し戻された。ワクチンが市場に支給されるのは来年以降であり、目先はコロナ感染拡大による経済への影響が市場の懸念材料となっている。
結局NYダウは先週一週間を通して200ドル余り下落するなどリスクオフの円買いが進んだ。
今週は日本の勤労感謝や米国感謝祭などを控え既にポジションはスクエアに近いとみてよいだろう。
今週もコロナ感染拡大や、米国景気対策法案の遅れなどから、株価の下落継続によるリスクオフの円買いが強まる可能性が高い。
ただ、11月6日にドル円が103円台に下落した時に参院予算委員会で菅首相が「為替の安定は極めて重要だ」と発言。
103円付近に近づくと口先介入への警戒感はあるが、薄商いの中で市場は3円割れを試しに行く可能性が高い。

本日のドル円予想レンジ:103円90銭~103円40銭(BB下限)
今週のドル円予想レンジ:104円60銭(BB中心、38.2%)~102円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]今年最高値を意識

(ポンド米ドル日足)


週初EUとの通商交渉が続く中で合意は難しいとの見方からポンドは1.32を割り込んだ。
英国内でのコロナ感染拡大によるロックダウンが実施されたこともポンドの上値を抑えた。
しかし、週後半にはEUとの話し合いが順調に進んでいるとの発言もありポンドは上昇に転じ1.33ドル手前まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
EUとのFTA交渉は時間的に猶予はなく今週中にも結果が示されるとみられる。
もし合意に至るようならポンドは今年最高値となる1.3783を試す展開が予想される。
反対に、協議が再び暗礁に乗り上げるようなら年末までの合意は難しく、ハードブレグジット懸念が高まり1.3ドル付近までの下落も視野に入る。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3483~1.3000(50%)

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[ユーロ円]上値の重い展開継続

(ユーロ円日足)


ファイザーがワクチンの臨床試験で効果を挙げた11月9日に122円ミドルから125円台に大幅上昇となったユーロ円。その後はほぼ連日下落が続き122円後半に値を戻した。
このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもありほぼ窓を埋めた格好だが、今週も下落圧力は継続するとみている。
欧州全域でコロナ感染拡大による行動規制が強化されるなど経済への影響が懸念される。
一方、EU復興基金を巡りポーランドとハンガリーが拒否権を行使したことで議会に提案できないでいる。
ラガルドECB総裁は景気回復のためには断固たる措置が必要と発言するなど、12月の理事会では大胆な追加緩和が予想される。
結果的にユーロ買いの材料は見当たらないことから、ユーロは上値の重い展開が継続するとみてよいだろう。

今週のユーロ円予想レンジ:124円00銭~121円70銭(BB下限)

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[全般]日米祝日のなかでリスクオフ

先週は新型コロナワクチン開発の進展期待からドル円は105円を付けたものの、目先に迫る感染拡大への懸念が相場の足枷となった。
今週は日本や米国の祝日を挟んで流動性の低下する中でリスクオフの円買いが進む可能性が高い。

先週はモデルナの新型コロナワクチンの有効性が明らかとなり株式市場が大きく上昇。リスクオンの動きが高まり円が全面安。ドル円も105円台に戻すなど期待先行で始まった。
しかし、既にファイザーなどの開発で大きく上昇した後ということもあり反応は一時的となった。
一方、欧米市場での感染者拡大によるロックダウンが相次ぐなかで日本でも最多を更新するなど目の前に迫るリスクに市場は反応。
また、米国での景気対策法案、EUでも復興基金案の実施が遅れるなど不安感が広がる中でリスクオフの円買いが進行。
週を通してドル円クロス円の下落が目立った。
一方、ポンドは英国とEUとの交渉が合意に近づいているとの報道などから堅調に推移。
全般に方向感の掴みにくい中で、わかりやすい通貨に注目が集まりやすい相場展開となった。
今週は月曜日が日本の勤労感謝、26日木曜日が米国の感謝祭で休場となることから流動性が低下する中で予想外に大きな動きになりやすい。
新型コロナ感染拡大による世界景気減速が懸念される中でドイツや米国の7-9月期GDPが発表される。一部では米国GDPがマイナスになるとの見方もあり、もし景気減速が現実となればリスクオフの円買いが強まりかねない。
また、米国の景気対策法案も共和党と民主党の溝が埋まらず年内の実施が難しいとの見方もある。欧州でも復興基金案がポーランドやハンガリーが拒否権を行使するなど実施の遅れがユーロの結束事態を危ぶまれる事態に陥りかねない。
先週の動きをみると全般にポジションは軽く、これらの爆弾を抱える状況下でリスクオフの下振れには注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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