ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-12

[米ドル円]アジアと欧米市場との温度差

(米ドル円日足)


昨日の東京市場でドル円は104円16銭まで上昇した後103円83銭まで下落。日経平均株価が利益確定の売りに押されたことで円買いで始まった。
欧州市場でドル円のショートスクイーズが入ると104円35銭まで上昇したものの、今度はドルロングの振り落としが入り103円91銭まで押し戻されるなど往って来い。
しかし、NYダウがマイナスで始まるとリスクオフのドル買いが先行しドル円は再び上昇。
欧州で付けた高値とほぼ同レベルの104円40銭まで上昇して引けている。
株安によるドル高と円高、株高のドル安と円安といった綱引き状態がアジアと欧米市場ではその力の度合いが異なる。
アジア市場では円が主導し欧米市場ではドルが主導しやすいことから、アジアでドル円が売られたとしてもNY市場では買われるといった動きがみられる。
結果的に狭いレンジ内での上下を繰り返すことになる。
ボリンジャーバンドの中心線が位置する104円40銭付近は上値が重く、このレベルを上回ったとしてもすぐに押し戻されるとみている。
下値も103円ミドル付近や103円は強いサポートとして意識されており、その手前では買いを入れる。

ドル円予想レンジ:104円60銭~103円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]1.2ドルの上値の重さ

(ユーロ米ドル日足)


アジアから欧州市場にかけてユーロは1.19ドル後半の底堅い動きで推移。
ワクチン開発期待などからリスクオンのドル売りが先行したことでユーロが押し上げられた。
NY市場でユーロドルは1.2003まで上昇したが、9月1日に付けた高値1.2011には届かずに失速。
このレベルはECBなどから口先介入が聞かれたことで意識されたと思われる。
結局、1.2ドルをクリアに超えられなかったことでかなりの強いレジスタンスであると確認されたとみてよいだろう。
昨日ラガルドECB総裁が「金利はかなりの期間に渡って低い水準を維持する」「債務はある段階では安定させる必要があるが、今ではない」などと発言。次回のECB理事会では追加緩和が予想される中でユーロの上値は重い。
1.19後半では戻り売りスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1960~1.1850(BB中心、61.8%)

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[豪ドル米ドル]RBA政策会合と豪ドル高牽制

(豪ドル米ドル日足)


本日の東京時間に豪州中銀RBA政策会合が開かれるが注目度は低い。
前回既に利下げを実施していることもあり、今回は様子見とみられ市場への影響は限られると予想されている。
前回利下げを実施したにもかかわらず豪ドルは堅調な地合いが続いており、当局者からは口先介入と思われるような発言も聞かれ始めている。
それだけ米ドルが下落するなかで特に資源国通貨の豪ドルが買われやすいということだろう。
昨日は東京市場が明けたところで豪ドルは0.7407まで上昇したが今年最高値となる0.7413には届かずに押し戻されている。

今回の会合では今後も追加緩和の可能性が示されると予想され、同時に豪ドル高への警戒姿勢が示されるようなら一時的に豪ドル売りが強まる可能性が高い。
しかし、豪ドル買いの流れは続いており再度今年最高値を試しに行く可能性が高い。
フィボナッチ61.8%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置する0.72後半で下げ止まるようなら買いを入れてみる。

豪ドルドル予想レンジ:0.7410(BB上限)~0.7290(BB中心、61.8%)

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[全般]ドル安からドル高へ

アジアや欧州でリスクオンのドル売りが先行。しかし、感謝祭やブラックフライデーが明けたNY市場が軟調な地合いで推移する中、ドルは買い戻されるなど方向感の掴みにくい状況が続いている。

週明け東京市場では日経平均株価が上昇して始まったものの、ここにきて買われ過ぎた反動もあり下落に転じた。リスクオフの円買いが強まるとドル円は104円を割り込み103円84銭まで売り込まれた。
しかし、欧州市場が始まると円売りの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。ドル円は短期の損切りを巻き込み104円35銭まで上昇した。
ところが、買い戻しが一巡すると一転。再び103円台に突入するなど投機筋を中心の相場展開が目立った。
一方、ユーロドルはリスクオンのドル売りが強まる中で底堅い動きが継続され一時1.2ドルを付けたが、NYダウが下げ幅を拡大する中でドルの買い戻しが強まると一転して下落。
また、ロンドンフィキシングにかけてドルの纏まった買いが散見されたこともありユーロは1.19ミドルまで押し戻された。
ドル円も欧州市場で付けた高値を上回り104円40銭まで上昇するなど、それぞれの通貨が方向感の掴めない相場展開が続いている。
新型コロナワクチン開発が進展したことや、バイデン新政権誕生への動きが進む中で市場全体に楽観ムードが漂う。
一方で、新型コロナ感染拡大による経済への打撃や、トランプ大統領が未だに敗北宣言を出さない中で不安も燻る。
12月に入り米国追加経済対策や英国のブレグジットなどの期限が迫るなかで、短期の不安と長期の楽観が綱引き状態の中で相場はどちらにも傾きやすい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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