ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-12

[米ドル円]ドル安トレンド継続

(米ドル円日足)


ワクチンの早期接種や米追加経済対策への期待からリスクオフのドル安が進んだが、円安も強まりドル円の下値も限られた。
ユーロ円を中心にクロス円の上昇がドル円の下支えとなったが、今週はECB理事会がドル円に影響を与える可能性があり注目。
また、8日の選挙人の開票作業の結果次第ではトランプ大統領再選の可能性も高まりかねず、相場の波乱要因となる。
波乱要因はリスク回避の動きを高めることからドル買いに反応。
ただ、FRBスタンスなどからドル安トレンドに変化はなく、一時的な買い戻しが入るようなら戻り売りスタンスで臨みたい。

本日のドル円予想レンジ:104円76銭~103円68銭
今週のドル円予想レンジ:104円70銭(50%)~103円20銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ECBの追加緩和と口先介入

(ユーロ米ドル日足)


欧州市場全体に新型コロナ感染が拡大する中で今週開かれるECB理事会では追加緩和が実施されることが確実とされている。市場も緩和を予想しているもののユーロの買いが止まらない。先週は今年最高値となる1.2011を上抜け1.2177まで上昇し、そのまま高値圏で引けている。
ユーロ買いというよりもドル売りが主体で上昇しているだけに、ECBの緩和を市場は完全に織り込んでいないと考えられる。
ECBの追加緩和にはマイナス金利の深堀り、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)、資産購入プログラム、長期リファイナンスオペ(LTRO)などが考えられる。これらが満遍なく実施されるようならユーロ売りで反応。
更に、ユーロ高をけん制する発言などが出るようなら下げ幅を予想以上に拡大させる可能性が高いとみている。

今週のユーロドル予想レンジ: 1.2250~1.1950(38.2%)

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[カナダドル円]BOC政策会合に注目

(カナダドル円日足)


先週末発表されたカナダ11月雇用統計では雇用者数が予想の2万人増を上回る6.21万人増、失業率も8.5%とこちらも予想の8.9%を大きく下回った。
この結果を受けカナダ円は80円90銭付近から81円56銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。
BOCは政策金利を2023年まで現行水準を維持するとの見通しを示しているものの、国内での新型コロナ感染が再び拡大する中で今後追加緩和の可能性が示される可能性がある。
手段としてはイールドカーブ・コントロール(YCC)を行うとの見方もある。
もし、YCCの可能性が示されるようならカナダ円は一時的に下振れリスクが高まる。
ただ、米ドルが下落傾向にあるなかでカナダドルは米ドルに対して底堅い動きが続くと予想される。
また、世界的な株高の中で円安も進みやすいことからカナダ円は押し目買いスタンスで臨みたい。

今週のカナダ円予想レンジ:81円90銭(6月5日高値)~80円60銭(38.2%)

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[全般]米選挙結果の行方と新型コロナ感染

先週はリスクオンのドル安と円安が進みクロス円が上昇。特にユーロが対ドルでも大きく上昇したことからドル売りの勢いが上回りドル円は上値の重い展開となった。
今週は新型コロナ感染拡大やトランプ大統領の再選の可能性が高まるようなら相場の波乱要因となり注目。

先週末に発表された米11月雇用統計は失業率が予想の6.8%を下回る6.7%に低下。
一方、非農業部門雇用者数は24.5万人と予想の46.9万人を大きく下回ったことからドルは市場は最初売りが先行。しかし、すぐに反発するなど反応はまちまちとなったが、最終的に米長期金利が上昇したことでドルが買われて終了。
週初はワクチン開発や米追加経済対策への期待が先行しリスクオンのドル安円安が進んだ。結果、クロス円が上昇すると103円後半で推移していたドル円は104円75銭まで買われた。特にユーロが1.2ドルの節目を上抜いたことでドル売りが円売りの勢いを上回り、ドル円はその下落に転じた。
週を通してみるとNY株式市場が史上最高値を更新するなどリスクオンの動きの中でドル安が進んでいる。ドルインデックスをみると2018年4月以来の安値を更新。
早期のワクチン接種や米追加経済対策への期待がリスクオンの背景にあり、ドル安の勢いは続くとみられる。
一方で、新型コロナ感染第3波による世界経済への影響が再び強まるなど不安が燻る。
また、米大統領選の選挙人の開票作業の期日である8日までに訴訟が間に合わない場合にはトランプ大統領再選の可能性も出てくるなど相場の波乱要因となる。
既にバイデン氏は次期財務長官をハト派のイエレン前FRB議長などの人事を発表するなど、市場の期待が先行しているだけにその反動には注意が必要だ。
また、今週はECB理事会が開かれるが、ユーロの動きに注目が集まる。
市場は既に追加緩和への期待が織り込まれているもののユーロがここまで上昇したことで反動のきっかけになるかもしれない。
また、当局者による口先介入などが聞かれるようなら一気に巻き戻される可能性が高い。
また、英国とEUとのFTA交渉が決裂し合意無き離脱といったリスク要因が残る。
リスクオンのドル安に対しユーロやポンドの動向がブレーキを掛けるか注目。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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