ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-12

[米ドル円]三角保ち合い収束

(米ドル円8時間足)


東京時間にドル円は買いが先行。米国追加経済対策協議の進展が見られなかったこともありドル買いが強まる中でドル円は断続的に損切を巻き込みながら104円50銭まで上昇。
欧州市場でも買いが先行しドル円はこの日の高値となる104円58銭まで上昇した。
しかし、その後NY市場にかけてユーロが上昇すると全般にドル売りが強まりドル円も104円18銭まで下落して引けている。
NYダウは下落しナスダックが上昇するなど株式市場もまちまちの状況下でドル円も方向感が掴めない状況が続いている。
ドル円はここにきて三角保ち合いが収束してきたことでどちらかに放れる可能性が高い。
長期的な下落トレンドが継続する中で、放れるとすれば下向きのリスクが高い。
ただ、エネルギーはそれ程溜まっているようには見えないことから値幅も限られそうだ。

ドル円予想レンジ:104円40銭(50%)~103円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]復興基金の妥結でユーロ買い安心感

(ユーロ米ドル日足)


この日開かれたECB理事会では予想通り政策金利0.0%は据え置かれた。
PEPPの規模もこれまでの1兆3500億ユーロから5000億ユーロ増額し、期限も21年6月末から22年6月まで延長。TLTROについても1年延長することを決定した。
市場はこの追加緩和策をほぼ織り込んできたことで、発表後は寧ろユーロ買いで反応。
その後ラガルドECB総裁が「為替レートの動向を注視している」と発言したことで売られる場面もあったがユーロの堅調地合いは継続。1.2159まで上昇した。
その後は利食い売りなどに押されたもののドル売りの動きもあり1.21ミドルの高値圏で引けている。
本日早朝にEU大統領はポーランドとハンガリーとの問題が妥結したことで総額1.8兆ユーロの予算と復興基金で合意したと発表。
口先介入への懸念は燻るもののユーロは対ドル対ポンドでも買いが入っていることから底堅い動きが継続するとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2210(BB上限)~1.2080(38.2%)

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[ポンド米ドル]合意への期待と不安

(ポンド米ドル日足)


東京時間の早朝に英国政府関係者が「非常に大きな溝が両サイドに残っている」と発言。
また、フォンデアライエン欧州委員長は「互いの立場を理解したが、大きな隔たりが残っている」と発言したことでポンドは1.3408~1.3308まで下落した。ただ、話し合いは継続されるとのことから買い戻しが見られたものの欧州市場で再び下落。
フォンデアライエン欧州委員長が「合意無き離脱に対する不慮の事態に備える必要があるかもしれない」と発言したことでポンドは1.3245まで下落した。
その後もジョンソン英首相が「合意無しの準備を進めるべき」などと双方けん制的な発言が相次いている。
ユーロポンドの買いが強まる中でポンドは目先上値の重い展開が続くことになりそうだ。
フォンデアライエン欧州委員長は決断は13日の日曜に行われるとしているが決着がつくかは未定だ。
市場では依然として楽観的な見方が多いことから、もし決着がつかないまま12月末の移行期間が迫ったとしてもポンドの下値は堅いとみている。
ただ、週末にどういう結果になるか全く予想がつかないことからポジションは出来るだけ軽くしておきたい。

ポンドドル予想レンジ:1.3360~1.3200(38.2%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]ユーロ買いポンド売り加速

英国とEUとの交渉が暗礁に乗り上げる中でポンド売りが進む一方でユーロはECB理事会後に上昇。ユーロを買ってポンドを売る動きが強まった。
昨日の東京市場早朝にジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長のディナー後にポンドが急落。英国政府関係者が「非常に大きな溝が双方の間に残っている」と発言を受けたものだ。その後交渉が13日まで継続されるとの報道で買い戻されたが、ポンドは上値が重くその後も下落が続いた。
一方、この日はECB理事会が開かれユーロが大きく上昇に転じた。
ECBは政策金利は据え置き、PEPPの規模を5000億ユーロ増額。TLTROも2022年6月まで延長することを決定。概ね予想通りの内容となったことでユーロは寧ろ買いで反応。インフレ率についてラガルドECB総裁は「がっかりするほどの低さ」「為替レートの動きを注視している」との発言でもユーロ売りには繋がらず上昇は続いた。
合意無き離脱の可能性が限りなく近づいているポンドを売って、その代替通貨としてのユーロを買う動きが強まった。
市場は思惑が先行しやすい状況が続いており、一方向にポジションが傾き過ぎると修正の動きが入るといった動きが続いている。
最終的にブレグジット交渉は何らかの決着がつくとの楽観的な見方が市場には残ることから、ユーロポンドの巻き戻しが入りやすい状況とみている。
ドル円も東京市場から買いが先行し104円57銭まで上昇。しかし、NY市場では総じてドル売りが強まるなかで104円前半に押し戻される往って来い。
一方、原油価格の上昇に伴い資源国通貨は対ドル対円で堅調な地合いが続いている。
各国の大胆な緩和政策が続く限り、リスクオンのドル安円安も継続。

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