ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-12

[米ドル円]レンジ相場継続

(米ドル円日足)


先週のドル円は早期のワクチン接種による経済立て直しへの期待から103円後半から104円57銭まで上昇。その後は米追加経済対策の遅れや英国の合意無き離脱への懸念などから103円83銭まで下落する往って来い。NY株式市場も三指数ともに足踏み状態の中で狭いレンジ内での動きが続いた。
今週はFOMC会合やブレグジットの行方、そして大統領選の最終結果が明らかとなるなどイベントリスクが高まる。
リスクオフはドル高だが同時に円高にも触れることからドル円は狭いレンジでの推移が予想される。
ただ、先週末の動きをみるとリスクオンによるドル売りの勢いが円売りを上回った事から、リスクオフはドル買いが円買いを上回ると予想される。
いずれにしても103円前半から104円後半のレンジをどちらにも抜けきれずに狭いレンジ相場が継続。

本日のドル円予想レンジ:104円40銭(50%)~103円80銭
今週のドル円予想レンジ:104円70銭(BB上限)~103円20銭(11月9日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ユーロ高けん制発言とFOMC

(ユーロ米ドル日足)


先週開かれたECB理事会でPEPP規模の拡大延長とTLTROの1年延長を決定したがユーロは上昇。EU首脳会議で復興基金7500億ユーロが21年からの運用開始が決定したこともユーロ買いを促した。
短期的にポンドの動きに影響を受けやすくなっており、ユーロを買ってポンドを売るといった代替通貨としての買いもみられる。
週末にはフランス中銀総裁がユーロドル高に対するけん制発言があり押し戻される場面もあったが総じて底堅い動きが続いた。
今週はFOMC会合が開かれるが、追加緩和がないようならECBと金融政策のギャップが意識されユーロ買いドル売りに反応するとみる。
EU内では復興基金の方の支配の条項を巡り軋轢がみられることから、不安も残る。
1.2ドルの底値付近で下げ止まるようなら上昇の勢いは再び強まるとみている。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2220(BB上限)~1.2000(50%)

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[ポンド米ドル]BOE会合と13日期限のブレグジット交渉

(ポンド米ドル日足)


先週9日にジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が協議を行ったが結局結論は出ずに13日までに決断を下すと表明。
週明け東京市場で何らかの結果が出ている可能性が高く、波乱含みの展開でスタートしそうだ。
既に何度も期限を延長しており、今回も完全合意に至る可能性が非常に低いとみている。
一部合意をし、残りを来年に持ち越すとの見方が最も現実的とみており、そうであれば、ポンドの下振れリスクも限られそうだ。
ただ、週明けシドニー市場では流動性が低いことから予想以上の下押しも想定されるが、そうであればその後の反動も大きくなるとみる。
今週はBOEやFOMC会合も開かれるだけに、ポジションの偏りがあれば反動には注意したい。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3480(BB上限)~1.3000(61.8%)

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[全般]FOMC、ブレグジット、米追加経済対策などのリスク

先週は早期のワクチン接種による経済活動への期待、そして米国追加経済対策への期待も重なりドル円は104円ミドルに上昇。しかし、週後半には米追加経済対策協議が難航。英国合意無き離脱への警戒感が高まるとドル円も103円台に押し戻されるなど往って来いとなった。今週はFOMC会合やブレグジットの行方、そして米追加経済対策、更に米国大統領選の最終決着などリスクの高まりに注目が集まる。

先週はポンドが相場のリード役となったといっても過言ではないだろう。
英国とEUとの交渉を巡り多くの要人発言がポンド相場を攪乱。ユーロやドル、そして円にも影響を与えた。先週末にはフォンデアライエン欧州委員長が通商合意の可能性は低いと発言。また、ジョンソン英首相も「合意無き離脱の可能性は非常に高い」などの発言によりポンド売りが進んだ。一方で、ポンドから資金がユーロにシフトするなどユーロ高が進んだ。しかし、週末にはフランス中銀総裁が「ユーロ相場動向を警戒している」との口先介入が入るとユーロ売りが強まった。
一方、ワクチン接種への期待から原油などコモディティ価格が堅調な地合いとなったことで資源国通貨の豪ドルやカナダドルなどが買われるなど、リスクオンの動きは継続しているようにも見えた。
しかし、ダウやナスダックなどこれまで史上最高値を更新していたNY株式市場では足踏み状態がみられるなど、変化も見られ始めている。

今週開かれるFOMC会合では現行の政策を維持すると予想される。
しかし、米追加経済対策の年内実施が難しいとの見方や、前月の雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回ったことなどから一部で追加緩和期待が高まる。
量的緩和の拡大や延長、そしてガイダンスの強化などが予想される。
もし、想定内であれば株式市場が下落しリスクオフのドル高円高に繋がりかねない。
また、年末の離脱移行期間終了を控え合意無き離脱によるポンド下落、ユーロも攣られ安となればドルが全面的に買われる可能性もある。
更に、今週14日は米大統領選挙人の投票結果が示されるが相場にとって台風の目になるか注目。
バイデン氏の勝利とみられていたが、万が一トランプ大統領が逆転するようなら市場は大混乱に陥る可能性が高い。
可能性は低いものの注意する必要がある。
今週は全般にリスクの高い相場展開が予想されるが、ドル円はドルと円の綱引き状態となり大きな動きにはなりにくそうだ。

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