ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-12

[米ドル円]年末最後の取引

(米ドル円日足)



東京市場からユーロが堅調な地合いで始まるとドルが全面安。ドル円は103円60銭から103円27銭まで下落した。
欧州からNY市場にかけてもリスクオンのドル安が進みドル円はNY市場で102円97銭まで下落した。
その後ロンドンフィキシングにかけて纏まった円売りが入るとドル円は103円35銭まで買い戻された。
市場の流動性は低下しており値動きが通常よりも大きくなっている。
NY株式市場は続騰していることからリスクオンのドル安が進みやすい地合いが続くと予想される。ただ、年末ということもあり株式市場で調整売りが強まるようならドル買い戻しからドル円はボリンジャーバンドの中心線が位置する103円70銭付近を試すとみている。

ドル円予想レンジ:103円70銭(BB中心)~102円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]ワクチン接種期待

(ポンド米ドル日足)



英政府がアストラゼネカとオックスフォードが開発したコロナワクチンを承認。
年明けに大規模接種を計画しているとの報道で経済回復への期待からポンドは堅調な地合いでスタート。EUとのFTA交渉も合意したこともあり感染拡大への懸念もこれで後退。NY株式市場が続騰したことで更にドル安が進むとポンドドルは1.3625まで上昇。
12月18日に付けた今年高値と面合わせとなった。
2016年6月にブレグジットが始まった時のポンドの高値が1.5ドルであり、この1.36付近はまだ低いとみることもできる。
ただ、EUから独立した英国の負の面が今後懸念される中でポンドの上値は限定的とみる。一方で、リスクオンのドル安が進むようならポンドは暫く緩やかな上昇が継続する可能性が高いとみる。

ポンドドル予想レンジ: 1.3650(BB上限)~1.3560

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[ユーロ米ドル]ユーロクロス売りとドル売り

(ユーロ米ドル日足)



東京市場でユーロは1.22ミドルから1.2295まで上昇して始まった。
欧州市場で1.2253まで押し戻されたもののその後再び上昇。豪ドルやポンドに対してクロス売りが入ったと思われる。
クロス売りが一巡するとリスクオンのドル安が強まりユーロはNY市場で今年最高値となる1.2310まで上昇。一時レーン・フィンランド連銀総裁が「ECBはユーロドルの水準を注視している」と発言して押し戻される場面も見られたが、そのまま高値圏での引けとなった。
結局この一年を通してユーロは堅調な地合いで推移。復興基金設立への期待と同時にドル安がユーロを押し上げた。
また、英国がEUから離脱したことでポンドからユーロへの資金シフトも見られた。
一方で、コロナ感染拡大により南欧を中心として国々の経済悪化が進みユーロの結束が危ぶまれる場面もあったが、それを乗り越えて上昇。
来年もリスクオンの動きが継続するようならユーロは上昇継続の可能性が高い。

ユーロドル予想レンジ:1.2350(BB上限)~1.2240(38.2%)

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[全般]今年一年ドル安株高

昨日もNY株式市場は堅調な地合いを継続する中でドル安が進みドル円は103円を割り込んだ。ポンドはワクチン接種期待から上昇するなど市場には楽観ムードに包まれている。

昨日の東京市場ではユーロを中心にドル売りが先行しドル円も103円60銭付近から前半に下落。
欧州市場に入ると今度はポンド買いが先行。アストラゼネカのワクチンが承認され1月4日から接種を開始。来春までにパンデミックは収束するとの報道でポンド買いが強まった。
ドル売りの動きが更に強まるとドル円は一時103円を割り込み102円97銭まで下落した。
一旦は買い戻しが入ったもののNY市場では株式市場は続騰して始まるとドルの上値は抑えられた。
その後ロンドンフィキシングにかけて纏まった円売りが入るとドル円は103円35銭まで反発。クロス円も同時に上昇するなどドル安から円安へと移った。
結局市場のリスク選好の動きは継続されドル安と株高の流れが年末まで続いたことになる。
3月のコロナのパンデミックによるリスク回避が進み株安ドル買い円買いの動きが一気に強まった。
しかし、その後FRBを先頭に世界的な超緩和政策と同時に、欧州も含めた大規模財政出動が実施された。
それにより市場に余剰マネーが溢れリスク選好の動きが高まった。
FRBはゼロ金利政策を少なくとも2023年末まで継続することを明らかにしたことで市場ではリスクを長期に渡って取ることに安心感が広がった。
結果、ドルインデックスで見ると2018年4月以来の安値を更新。ユーロドルも同様に2018年4月以来の高値を付けた。
また、2016年6月に始まったブレグジットも合意無き離脱がぎりぎりで回避されたことも市場に安心感を与えた。
また、今年最大のイベントであった米大統領選もトランプ大統領が落選。この4年間続いたトランプ劇場もこれで終止符を打つことになる。
トランプ大統領が誕生したことでこれまでのマーケットの常識ががらりと変わったといってもよい。
その意味ではバイデン政権に変わり常識的な相場に戻ると予想される。
いずれにしても、コロナという未曾有の災禍の中で常識外の相場展開が始まったといえる。
ワクチン開発が進む中で来年は更にリスクオンが続くとの見方もある一方で、コロナは相場を根底から変えてしまった可能性もある。
いずれにしても2020年は21世紀の中でも特筆される年となった。

今年一年お疲れさまでした。
来年も「かざみどり」をよろしくお願いします。


皆さま 良いお年をお迎えください。

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