[米ドル円]買い戻し一巡後再び

先週は週初にワクチン接種による早期景気回復、1.9兆ドルの追加経済対策などへの期待が株式市場の下支えとなりリスクオンのドル安が先行。その後は米長期金利が上昇し金利差からのドル買いの動きが強まった。また、米国が3連休前ということもありポジション調整のドル買い戻しの動きと重なりドル円は105円台を回復して引けている。
今週は予算委員会で経済対策が法案化される見込みだが既に織り込み済み。
一方、共和党は財政赤字拡大に繋がるとして反対姿勢を強め審議が難航する可能性が高く、ドル買い戻しが一巡したところで再びドル売りに転じるとみている。
ただ、下降トレンドラインは強いサポートとして意識されるだけに、その手前では再び買いが強まるとみている。
本日のドル円予想レンジ:105円30銭~104円70銭
今週のドル円予想レンジ:105円80銭(BB上限)~103円80銭
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[ユーロ米ドル]もみ合い相場へ

先週はリスクオンのドル安が先行しユーロドルは週初1.19ミドルから1.20ミドルまで上昇。その後も底堅い動きが続き週末には1.2150まで上昇。
特にユーロ買いの材料は見当たらず、ドル売りがユーロ相場をけん引した格好だ。
寧ろユーロは複数のユーロ高けん制発言やECBによるマイナス金利の深堀示唆、そして新型コロナ感染拡大による景気減速懸念など売り材料が目立つ。
今週は欧州景気動向を占ううえで重要な指標発表を控える。
ドイツのZEWやユーロ圏GDP改定値、そしてECB議事要旨の公開などで改めて景気減速懸念や追加緩和などへの見方が広がればユーロは一段の下押し要因となる。
ただ、リスクオンのドル売りの動きも継続することから結果として1.22ドルから1.20ミドルのレンジ内での動きが予想される。
今週のユーロドル予想レンジ: 1.2200(BB上限)~1.2050(50%)
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[ポンド円]順調なコロナワクチン接種

先進国の中で英国は先行して新型コロナワクチン接種を実施。既に被接種者は国民の2割以上の1200万人を超えている。それにより感染者数の増加が収まり下降に転じたことで規制緩和への期待も聞かれ始めている。結果的に景気の早期拡大期待がポンド押し上げの一員となっているが、それだけではない。
昨年から期待されたBOEのマイナス金利がここにきて否定的な見方が広がったこともポンド買いを促している。
また、世界的な株高によるリスクオンの円安も重なりポンド円は依然として上昇トレンド継続。
この流れは今週も継続するとみており、次の上値目途としては2019年12月に付けた高値147円96銭付近。
今週のポンド円予想レンジ:148円00銭(19年高値)~144円20銭(61.8%)
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[全般]リスクオンのドル売り継続
一週間を通しNY株式市場は三指数ともに底堅い動きではあったものの小幅な上昇にとどまった。米長期金利も週初低下する場面も見られドル売りが先行したものの、後半では金利は再び反発しドル買い戻しが強まった。特に目立った材料はなくプレジデンツデーによる3連休を控えポジション調整がドル買戻しにつながったとみられる。
相場の下支えとなっている1.9兆ドルの新型コロナ救済法案が今週16日までに法案化される見通しだが、市場はほぼ織り込み済み。
一方、予算局は財政赤字を10年間で540億ドル拡大させるとの見通しを示すなど、法案化に対して共和党の反発が予想される。ただ、審議が難航したとしても多数決での可決は必至で、一時的な下振れがあっても市場にはポジティブ材料であることは間違いない。
市場にはワクチン接種進展による経済回復期待も下支えとなっており、リスクオンの株高ドル安、そして円安の流れは今週も継続するとみる。
日本銀行が3月をめどに結果を公表する政策点検で、マイナス金利の深堀余地が明確化する方向で調整される見通しだ。これも既に市場は織り込み済みではあるが円高阻止の意向が改めて示される格好だ。
原油価格や銅などのコモディティなどが一時的に下振れる場面も見られたが、全般に底堅さが継続。原油価格は1バレル60ドルに迫る勢いであり、リスクオンの動きが衰えていないことを示すものだ。
ただ、リスクオンの株高ドル安円安の動きが、金利上昇によりドル高に反応する場面も見られるだけに一方向のドル安にもなりにくい。
FOMC議事要旨が公開されるが、テーパリングに否定的な内容を市場が改めて認識するようならドル売りの流れが継続。
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注意喚起
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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