ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-02

[米ドル円]日米金利差拡大

(米ドル円日足)


米長期金利は節目とされていた1.5%を上抜け1.6%台に上昇。日米金利差拡大によりドル円は105円台後半から106円40銭に上昇した、一方でNY株式市場は三指数ともに大幅下落となったことで円買いの動きも活発となりドル円は106円付近まで押し戻される場面も見られた。
しかし、市場は早期の景気回復期待が高まる中でFRBが想定以上にテーパリングを早めるとの見方も浮上。思惑が先行した格好だが、株式市場はパニック状態にはなっていない。
FRBの目標値である2%付近までの金利上昇余地があるということかもしれない。
ただ、急速に金利が上昇したことでFRBからの何らかのメッセージが伝われば一気にドル売りに傾くことも頭に入れておきたい。

ドル円予想レンジ:106円80銭(3σBB上限)~105円50銭(200MA)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロポンド]急速な巻き戻し

(ユーロポンド日足)


昨年末のブレグジット合意後からユーロポンドの下落がスタート。ユーロからポンドに資金がシフトしていた動きに初めて昨日は大きく反発。
特に目新しい材料があったわけではないが、米長期金利上昇が急速に高まったことで資金の動きにも変化が起きたとみることができる。
米長期金利上昇に歯止めがかかるまではユーロポンドの買いが続く可能性が高いとみている。
目先の上値目途としてはボリンジャーバンドの中心線が位置しフィボナッチ50%戻しとなる0.8740付近。

ユーロポンド予想レンジ: 0.8740(BB中心、50%)~0.8650

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[豪ドル米ドル]米金利上昇で調整の動き

(豪ドル米ドル日足)


アジア時間に米長期金利が低下したことから豪ドル買いが先行し欧州市場で今年最高値となる0.8007まで上昇。しかし、その後米長期金利が大きく上昇すると一転、豪ドルは0.78後半まで下落した。その後米長期金利が押し戻されると0.79前半に押し戻されたが引けにかけて再び下落して安値引けとなった。
上昇が続いていた豪ドルが久しぶりに大きな下げとなった。高値圏で上髭を伸ばした陰線となったことで目先0.8ドルは天井を付けた可能性が高い。
米長期金利の高止まり状態が続くようなら一段の下値を探る展開が予想される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7920~0.7780(50%)

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[全般]米長期金利上昇と株式市場の下落

ついに米長期金利が1.6%台に上昇しNY株式市場は三指数ともに大きく下落。しかし市場に悲壮感はなくむしろ楽観ムードが依然として漂うなどリスクオンと金利上昇が手を繋ぎあったような相場展開となっている。
東京市場では前日のNY株式市場は三指数ともに大幅高で引けたことからリスクオンの円安が先行。ドル円は仲値買いも重なり106円台に乗せクロス円も全般に堅調な地合いで推移。その後は米長期金利が上昇幅を縮小するとドル売りが強まりドル円も105円台に押し戻された。
欧州市場ではユーロ買いが先行するとクロス円の買いも加速。円安が進む中でドル円は再び106円台に乗せた。一方、ポンドはユーロポンドの買い戻しが一気に強まり下落するなど異なる動きも見られた。
一方米長期金利の上昇が再び強まる中でドル買いの動きが継続。
NY株式市場が軟調な地合いで始まる中で米長期金利は節目とされた1.5%を上抜き一時1.6%台に上昇。ドル円は前週付けた高値106円23銭を上抜くと106円40銭まで上昇。
しかしNY株式市場が三指数ともに下落幅を拡大するとリスクオフの円買いがドル円の上値を抑えた。
結局米長期金利は1.5%付近での引けとなりNYダウは560ドル余り下落するなどリスクオフの動きが強まった。本来金利上昇がここまで進むと株式市場はパニック的な下落が始まると予想されるが、株式市場には悲壮感はそれ程見られず調整的な動きのようにも見える。
ブラード・セントルイス連銀総裁が「最近の10年債利回り上昇は妥当な市場の反応」「インフレ期待の高まりはFRBにとって歓迎すべき動向」と発言。また、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁も「債券利回り上昇は経済見通しに対する楽観的な見方を反映している」と発言するなど長期金利の上昇を容認するような発言が相次いだ。
結局FRBはこの程度では現行の緩和政策を貫く姿勢を示しているともいえる。
金利上昇は年内にもFRBがテーパリングを実施するとの見方が先行したものであり、それは経済の正常化への期待が背景にある。
ワクチン接種拡大による経済の回復期待が更に広がればFRBの金融緩和政策は変更せざるを得ない。しかし、それまでの時間差が市場に安心感を与えているようにも見える。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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