ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-03

[米ドル円]円全面安

(米ドル円日足)


週明け東京市場でドル円は売りが先行。前週末のドル高の反動や実需の売りも散見され106円37銭まで下落。その後日経平均株価の上昇によりクロス円の買いが強まるとドル円も106円70銭まで上昇した。
欧州市場では米長期金利の上昇と同時にダウ先物も上昇するとドル高が先行。クロス円の巻き戻しも重なりドル円は106円70銭台で綱引き状態が続いた。
NY市場では株式市場が三指数ともに上昇。コロナワクチン接種の広がりから世界経済回復への期待が長期金利を押し上げドル円は106円89銭まで上昇。ほぼ高止まりで引けている。株高と金利高が同時に進むという状況はこれまであまり見たことがないだけに違和感が生じる。しかし、コロナによる追加対策と同時にFRB当局者の金利高容認発言でドル円の買いに安心感が広がる。
目先は107円という大台を意識しており、上抜けできないようなら一時的にポジション調整の売りが強まるとみている。上抜いたとしても滞空時間は限られそうだ。

ドル円予想レンジ:107円30銭(BB上限)~106円10銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]欧米金利差拡大

(ユーロ米ドル日足)


米長期金利が上昇したことによりユーロは欧州市場で売りが先行。また、フランス中銀総裁が「最近の利回り上昇は不当でありECBは対応する必要がある」「必要に応じて預金金利の引き下げも選択肢」と発言。また、ラガルドECB総裁も「パンデミックは依然として我々の経済に重くのしかかっている」と発言するなど米国との金利差が拡大。
ユーロドルは1.21ドル付近から1.2028まで下落。そのまま安値で引けている。
米長期金利の上昇も一時的なものとの見方もありユーロの下げも限界があるものの、今は勢いがあり一段の下押しが予想される。
ボリンジャーバンドの下限や昨年11月からの上昇トレンドラインの位置する1.20付近で一旦は下げ止まっているが勢いによっては1.18ドル付近までの下げも視野に入る。

ユーロドル予想レンジ:1.2100(BB中心)~1.2000(BB下限)

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[豪ドル円]製造業の回復期待が豪ドル押し上げ

(豪ドル円日足)


ワクチン接種の広がりにより製造業を中心とした景気回復が進んだことで資源国通貨の豪ドルに買いが入った。
コロナ感染拡大により世界経済が混乱したものの、ワクチン接種が早期に広がる中で世界的な経済正常化に向かい始めるとの期待が高まる。昨日発表されたドイツやユーロ圏の製造業PMIが予想を上回った。更に米ISM製造業が3年ぶりの高水準となるなど景気回復が製造業に反映し始めている。
先週豪ドル円は株式市場の下落懸念が広がり一旦は下げに転じたものの昨日は株価が上昇したことで上昇に転じた。
この株式市場の上昇が一時的なものであれば豪ドル円も調整の戻しということから再び下落に転じる可能性もある。
暫くNY株式市場の動向を見極める必要があるものの、市場全体にリスクオンは続いているだけに豪ドル円も上昇は継続するとみる。

豪ドル円予想レンジ:83円40銭(50%)~82円40銭

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[全般]株と長期金利同時上昇

先週末に米下院で1.9兆ドルのコロナ救済法案が可決したことや、ワクチン接種早期拡大により世界的な景気回復への期待が先行。NY株式市場は大幅高で円安が進むと同時に長期金利上昇によるドル高がドル円を106円後半に押し上げている。

週明け東京市場では先週末にドル高が進んだ反動からドル売りが先行。ドル円は106円前半まで下落したものの日経平均株価上昇による円安が進んだことで反発。先週末に米下院で1.9兆ドルの救済法案が可決したことを株式市場は好感。豪ドル円などのクロス円が全般に上昇。
欧州市場に入ると米長期金利やダウ先物が上昇したことでドル買いが先行。
ユーロやポンドが下落したことでドル買いと同時にクロス円の巻き戻しもあり円買いが交錯。ドル円は綱引き状態のなかで方向感の掴みにくい状況が続いた。
NY市場が始まると3指数ともに大きく上昇。ジョンソン・エンド・ジョンソン製の新型コロナワクチンの緊急使用許可が出たことで世界的な経済回復期待が広がった。
また、この日はバーキン・リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」「インフレ期待が上昇している兆候はない」など、長期金利の上昇を容認する発言もあり長期金利は一時1.5%を回復。ドル買いを促した。
この日発表された米2月ISM製造業景況指数も予想を上回る好調な結果を示すなど市場にはリスクオンが依然として継続。
金利上昇は株式市場にとってはネガティブ材料となるが、1.9兆ドルの追加経済対策や当局者が金利上昇を容認するような発言もあり株高金利高という状況がみられる。
この動きにはこれまでの常識とは異なる違和感がある。
金利が急速に上昇するとFRBの早期テーパリングにつながりかねない。
このような時は予想外のネガティブ材料に反応することがあるだけに、一方向に動き過ぎた反動には注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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