ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-03

[米ドル円]日米金利差

(米ドル円日足)


ワクチン接種が世界的に拡大する一方で日本での遅れが目立つことから日銀は更なる緩和政策を打ち出すとの見方が日米金利差拡大とみてドル円の買いが止まらない。
昨日は日経平均株価が大幅安となるなかでも円安が進行。
NY市場でもパウエルFRB議長の発言で米長期金利が上昇。一方でNY市場が三指数ともに大幅続落となってもドル円の買いは一気に進み108円直前まで上昇。高値圏での引けとなった。
ドル円が狙い撃ちされているといってもよい動きが続いている。
ただ、米長期金利も1.5%付近では上値が抑えられておりドル買いの動きも週末ということもありそろそろ上限に近いとみている。
昨年7月1日に付けた高値108円16銭付近が上値目途として意識される。

ドル円予想レンジ:108円20銭~107円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]1.19ミドルのサポート

(ユーロ米ドル日足)


ユーロはNY時間のパウエルFRB議長討論会を控えアジアから欧州市場にかけて1.20ミドル付近で様子見姿勢が続いた。
パウエルFRB議長の発言はこれまでの内容を踏襲するもので特に長期金利の上昇を抑える具体的なものがみられなかったことから長期金利が上昇。ドルが全面高となりユーロはボリンジャーバンドの下限が位置する1.19990ドルを下回り1.1962まで下落。
ほぼ安値圏での引けとなった。
この日はメルケル独首相が「ロックダウンを段階的に緩和する道筋を設定する」と発言。また、クノット・オランダ中銀総裁は「ECBの金利上昇に関する議論は景気回復とインフレ見通しを反映したもの」と発言するなど金利上昇を容認する姿勢を示した。
しかし、米長期金利の上昇がユーロの下押し圧力となっている。
ただ、1.19ミドル付近は2月4日に付けた今年最安値であり、フィボナッチ50%戻しでもあり強いサポートとして意識される。
このサポートを下回るようならフィボナッチ61.8%戻しとなる1.1880が次の下値目途。

ユーロドル予想レンジ:1.2050~1.1880(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[カナダドル円]原油価格上昇でカナダドル買い強まる

(カナダドル円時間足)


アジア市場でカナダ円は軟調な地合いで始まったものの欧州市場にかけて上昇。
ワクチン接種が世界的に拡大する中で早期の経済回復が製造業などを押し上げるなど資源国通貨への期待がカナダドルや豪ドルに投機的なマネーが入りやすい状況となっている。
この日はOPECプラスで4月に3月の生産量を維持することで合意したことでWTIが64ドル手前まで上昇。これを受けカナダドルの買いが強まり85円台に上昇。
日銀の追加緩和への思惑からの円売りの動きもカナダ円を押し上げる要因となった。
世界の株式市場は軟調な地合いで続く一方で世界的な金余り状態に変わりはないことから資源国通貨への投機マネーはしばらく続く可能性が高い。
ただ、短期マネー中心の動きだけに負の材料などで一転する可能性もあり注意したい。

カナダ円予想レンジ:85円80銭~84円80銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]米長期金利上昇と株安でドル円上昇加速

パウエルFRB議長が現在の金利上昇に対して特に目立ったけん制発言がみられなかったことから米長期金利上昇が加速しドルは上昇。それに対してNY株式市場が下落幅を拡大したものの円はむしろ売られるなどドル円の買いが止まらない。
昨日のアジア市場は前日のNY市場で株式市場が三指数ともに下落した流れを継いで日経平均株価は大きく下落。上海総合指数も下落に転じるなどアジア市場全般にリスクオフの動きが広がる中でクロス円も全般に上値が抑えられた。
一方、米長期金利は底堅い動きが続く中でドルも底堅い動きとなりドル円は107円台でのもみ合いが続いた。
欧州市場に入るとユーロやポンドに対してドル買いが先行。NY時間にパウエルFRB議長討論会を控え米長期金利が低下したこともユーロやポンドを押し上げた。同時にクロス円も底堅い動きとなったことでドル円は前日の高値107円15銭を上抜き107円ミドル付近まで上昇。
NY市場はダウが小幅上昇したもののナスダックやS&Pはマイナスで始まるなど全般に弱含みでスタート。パウエルFRB議長の発言待ちとなった。
そのパウエルFRB議長は「FRBは目標達成のために強くコミット」「依然としてFRBの目標に程遠い」などとこれまでの発言を踏襲。注目の金利上昇に対しては「一過性のインフレ加速に対して我々は慌てない」「現在の金融政策スタンスは適切」などと、今の状況に対して特に行動を起こさないことを示した。これを受け米長期金利は上昇しドルが全面高。
一方、株式市場は三指数ともに三日続落となった。
結果的に株式市場が下落し金利が上昇するなど本来はドル高と同時に円高が進むものの、むしろ円安に傾き始めている。
ワクチン接種が世界的に進む中で日本は後れを取っていることなどから日米金利差拡大による買いが強まったためと考えられる。
市場にはパニック的な動きはなく原油も上昇するなどリスクオフの動きはそれ程見られない。
ただ、このまま株式市場の下落が続くようならFRBも何らかのアクションを示す可能性もあり油断は禁物。
今日は米雇用統計が発表されるが結果次第ではこれまでのドル高の修正が強まる可能性もあり注目。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する