[米ドル円]円安とドル高

週明け東京市場では米上院で1.9兆ドル規模の追加経済対策法案が可決したことからドル円は底堅い動きで始まった。しかし、その後ダウ先物の下落に伴い円買い戻しの動きが強まると上値が抑えられる場面も見られた。しかし、米長期金利が上昇するとドル買いがドル円をけん引。
NY市場ではダウが大きく上昇すると円売りの動きも重なりドル円は108円94銭と昨年6月以来の高値を更新。ドル高と円安双方の動きがドル円を底上げした。
しかしダウが上昇する一方ナスダックやS&Pは上値の重い展開が続くなど株式市場も一枚岩ではない。1.6%台に乗せた長期金利も1.5%台に押し戻されるなどドル買いの勢いもそろそろ上限に近付いているように見える。
110円という大台に近付く中でドル高円安の流れもそろそろ転換のタイミングに近付いている可能性が高い。
ドル円予想レンジ:109円30銭(BB上限)~108円40銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド円]上昇も一服観漂う

東京市場でポンド円は150円37銭の高値を付けたもののその後リスクオフの円買いが進み149円70銭まで下落。しかし、英国ではロックダウンが一部緩和されたことから欧州市場でポンド買いに安心感が広がり上昇。
NY市場ではダウが大幅高となったことで円安が進むとポンド円での買いも散見。
同時に北海ブレンドが一時70ドル台に上昇したことでポンド買いも重なりポンド円は150円70銭まで上昇。ただ、先週末に付けた今年最高値となる150円73銭には届かずに押し戻されている。
いち早くワクチン接種を実施したことで経済回復期待の高まりや、BOEがマイナス金利に消極的な姿勢を示したこともポンド買いを促している。ただ、NY株式市場の不安定な動きなどから急速に進んだ円売りに調整の動きが入りやすい状況とみる。
ただ、前回の高値150円73銭を明確に上抜くようなら上昇再開とみる。
ポンド円予想レンジ: 151円80銭(BB上限)~149円70銭
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[ユーロ米ドル]ユーロの下げ継続

米金利の上昇によりユーロの下げが止まらない。
1.2ドルを割り込んでからユーロ売りはほぼ一本調子で下落が続いている。
東京市場でユーロ買いが先行。1.1932とこの日の高値を付けて始まったが米長期金利が上昇すると下落に転じた。その後発表されたドイツの1月鉱工業生産が予想を下回ると1.19ドルを割り込み1.18ミドル付近まで下落。その後買い戻しが入ったもののNY市場でダウが上昇すると米長期金利が1.6%台に上昇。ドル高が進むとユーロドルは1.1845まで下落。そのまま安値圏での引けとなっている。
ローソク足の大陰線が3日続いておりユーロの投げも見られた。
今週11日にはECB理事会が開かれるがマイナス金利の深堀を織り込みながらユーロ売りを進めている。ECB理事会直前までは本格的なユーロの巻き戻しはないとみている。
ユーロドル予想レンジ:1.1890~1.1780(76.4%)
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[全般]米1.9兆ドル救済法案可決でドル一段高
週明け東京市場では先週末に米上院で1.9兆ドルの追加経済対策法案が一部修正されたものの可決されたことを好感。日経平均株価が上昇して始まるとリスクオンの円安が先行。ドル円クロス円ともに底堅い動きで始まった。特にオセアニア通貨である豪ドル円の買いが目立った。しかし、その後ダウ先物が下落に伴い日経平均株価もマイナスに転じ円買い戻しの動きと同時にドル買いも進みクロス円は全面安。
欧州市場でもダウ先物が下がったことでドル買いが先行。豪ドルを中心にクロス円の売りがさらに強まった。
一方、ドル円は円買いとドル買いの綱引き状態の中で若干ドル買いが優勢となり108円ミドル付近まで上昇。
NY市場が始まるとそれまで下落していたダウ先物に対して40ドル近い上昇でスタート。上院で追加経済対策法案が可決したことを好感して始まるとリスクオンの円安と同時に米長期金利が上昇したことでドル高も先行。ドル円クロス円ともに再び上昇。ダウが一時640ドル超上昇するとドル円は108円94銭と昨年の6月以来の高値を更新。
ワクチン接種が広がる中で経済の正常化への期待が株式市場を押し上げたことでリスクオンの円安が進んだ。また、米長期金利は1.6%台に乗せてくるなどドルも全面高となった。
ワクチン接種の広がりは欧米で特に進んでいる一方で日本での遅れが目立つなかでは円が売られやすい地合いが続く。
ただ、米株式市場は総じて底堅い動きが続くものの上下に振れるなどボラティリティが高まった。また、ナスダックやS&Pは金利が上昇したことでマイナス幅を拡大するなど不安もくすぶる。
ただ、各国中銀の緩和政策が今後も続くことや、新たな追加経済対策による大規模資金供給などから市場の余剰マネーは依然として滞留。
結局リスクオンの動きは今後も継続することになるが、金利上昇や一方向のドル高にも限界がある。利益が乗ったところでは欲張らずに節目では利食い売りを出しておきたい。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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