[米ドル円]110円の大台意識

先週のドル円は108円27銭の安値から始まり米長期金利上昇によりドル買いが先行。その後NYダウが史上最高値を更新する中でリスクオンの円安が進み109円23銭まで上昇。その後は調整の売りがみられたものの109円付近で引けるなど底堅い動きが続いている。今週は日米金融政策が開かれることから、それぞれの思惑が交錯し上下に荒っぽい動きが予想される。米長期金利もほぼ高止まりしておりこれ以上の上昇は数式市場を混乱させるリスクが高まることからFOMCでは何らかの抑制姿勢が示されるとみる。
一方、円安が進む中で日銀は円高を警戒した緩和政策は後退。マイナス金利の深堀に消極的な姿勢が示されるようなら円買い戻しの動きが強まることになる。
110円という大台を目の前に調整の動きが始まる可能性が高い。
本日のドル円予想レンジ:109円20銭~108円40銭
今週のドル円予想レンジ:109円85銭(20年6月高値)~107円60銭(38.2%)
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[ポンド米ドル]BOE、FOMC政策会合に注目

先週は米長期金利の上昇によりポンドドルは1.38付近から買いが先行。1.40ドルの高値を付けたものの週末ポジション調整の売りが入ると1.3864まで押し戻された。その後は1.39ドル台に乗せて引けている。
英国ではコロナワクチン接種を先進国でいち早く実施。既に3分の1以上が接種。首都圏ロックダウンも一部緩和されるなど経済正常化に向けた期待がポンドの下支えとなっている。
今週はBOE政策会合が開かれるが、ここにきてインフレ期待の高まりが始まっていることから予想以上に早期に引き締めに向かうのではといった見方も浮上。今の時点では緩和政策継続姿勢が示されるとみられるが、議事要旨でインフレに対する懸念が示されるようならポンド買いが強まる可能性が高い。
また、北海油田の価格上昇も英国経済の追い風となっている。
ただ、米長期金利の動きがポンドを振り回していることからFOMC会合にも注目。
米長期金利上昇に一服感が広がるようならポンド買いが再び強まるとみる。
今週のポンドドル予想レンジ: 1.4130(76.4%)~1.3810(BB下限)
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[カナダドル円]原油高と景気回復期待

ワクチン接種の広がりから世界経済の回復期待が高まる中で原油や銅などの価格上昇が勢いづいており資源国通貨のカナダドルに買いが集まっている。
先週末に発表されたカナダの2月雇用統計では雇用者数が25.92万人と予想の7.50万人を上回る増加。また、失業率も8.2%と予想の9.2%から大きく低下。
カナダ円は87円49銭と最高値を更新した。世界的な株高を背景にリスクオンの円安が進んだこともカナダ円を押し上げている。
景気回復が進む中で依然として各国中銀は超緩和政策や大規模財政支出を継続。市場には余剰マネーがあふれておりリスクオンの円安に歯止めがみられない。
ただ、急速に上昇したことでそろそろ調整の巻き戻しには注意。
今週開かれるFOMC会合で株式市場に波乱がみられるようなら一気にカナダ円売りが強まりかねない。
ただ、中期的な上昇は継続するとみて下押しがあれば押し目買いのチャンスでもある。
今週のカナダ円予想レンジ:89円20銭(18年10月高値)~86円00銭
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[全般]米中金融政策会合に注目
先週開かれたECB理事会では今後3か月間PEPPの購入ペースを加速させることを決定した。しかし、1兆8500億ユーロ拡大に対し具体的な数字を示さなかったことでユーロは対ドル対円でも買いが進んだ。
世界的な金利上昇が進むものの株式市場は堅調な地合いを保っている。各国中銀や政府による大規模緩和や財政出動により市場には余剰マネーがあふれており、それがリスク商品に流入。株式市場だけではなく原油や銅などコモディティ市場が堅調に推移しておりリスクオンの円安が特に目立っている。
今週はFOMC会合に加え日銀政策会合が開かれることから市場はこれまでの流れに変化が起きるのか注目が集まる。
FOMC会合では米長期債利回り上昇を抑えるために債券購入額を拡大するか注目。パウエルFRB議長や他のメンバーはこれまで金利上昇をある程度容認する姿勢が示されている。
しかし、更に金利が上昇するようなら株式市場への影響が警戒されることから何らかのメッセージが示されるようならドル売りが強まりかねない。
一方、日銀政策会合ではマイナス金利の深堀余地が明確化されることを市場は織り込み始めており円安が既に進んでいる。ただ、長期金利の変動許容幅拡大を容認するようなら金利上昇による円買いには注意が必要だ。
いずれにしてもワクチン接種の拡大による経済正常化に向けた動きは始まったばかりであり、それによるリスクオンの流れは今後も継続。
日米金融政策会合で一時的な調整が入ったとしてもリスクオンの円安の流れに変化はない。
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注意喚起
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