ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-03

[米ドル円]トルコショックでポジション軽く

(米ドル円日足)


週明け早朝にトルコリラ急落を受けドル円も108円55銭まで下落。薄商いのなかでの下落ということもありすぐに窓を埋める動きが強まり108円95銭まで押し戻される往って来い。
薄商いとはいっても市場は一度付けたレートを再度試しに行きたがるもので108円62銭まで下落。その後はクロス円の買い戻しなども入り下げ止まった。
NY市場ではダウが最初マイナスで始まったもののすぐにプラスに浮上。米長期金利も低下したことでドル売り円売りの動きが綱引きとなり108円80銭を挟んでの小動きで引けている。
米長期金利が1.6%台で引けたことから一先ず上昇の勢いは収まった可能性もある。
トルコリラショックで火傷したところもあり、リスクに対して慎重姿勢が続くとみる。
これまでのドル上昇によるロングポジションの調整が入りやすく、短期的には上値の重い展開を予想する。

ドル円予想レンジ:109円00銭~108円30銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]1.2ドルを意識

(ユーロ米ドル4時間足)


早朝にトルコリラが急落したことによりユーロは対円で売られたことで対ドルでも下落。
この日の安値となる1.1870付近まで売られたが徐々に買い戻しが入り1.19ドルまで買い戻されほぼ窓埋め終了。欧州勢が入ると再びユーロ売りで参入。1.18745まで押し戻されたが下げ止まった。米長期金利の低下に伴うドル売りが強まりユーロは先週末の終値1.1910を上抜くと損切りを巻き込み1.1930まで上昇。
NY市場では米長期金利が1.7%を割り込みドル売りがさらに強まるとこの日の高値となる1.1946を付けてほぼ高値圏で引けている。
昨日はフランスに続きドイツでもロックダウンを4月18日まで延長するとの報道もあり再びコロナへの警戒感が広がり始めている。ドル売りがユーロを押し上げるのも限界があり1.2ドルの大台を上抜くのは難しいとみている。
1.19後半で戻り売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1990(38.2%)~1.1900

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[トルコリラ円]リラロングの売り

(トルコリラ円日足)


早朝のシドニー市場でリラ円売りが一気に進み12円80銭を下回った。
先週末にトルコのエルドアン大統領がこれまで引き締めを掲げていたアーバル中銀総裁を更迭。新たに引き締め反対を唱えていたカブジュオール中銀総裁が就任したことを受け週明け早朝に売りが待ち構えていた。リラ円は昨年9月に利上げに転じ11月には一気に4.75%の利上げに踏み切ったことでリラ円は下落から上昇に転じた。その後12月に追加利上げを行うなど引き締めが今後も継続するとみられていただけにリラのロングポジションが積みあがっていたと思われる。
中銀総裁の交代で今後緩和政策に転換する可能性が高い。
リラのロングポジションはまだ切りきれていないことからもドル売りが待ち構えているとみてよいだろう。
遅かれ早かれ昨日の早朝に付けた安値付近である12円台を再度試しに行くとみている。

トルコリラ円予想レンジ:14円00銭~13円40銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]トルコリラショック

週明け早朝にトルコリラが対ドル対円で急落したことでドル円クロス円もともに急落。ユーロやポンドなど主要通貨も下落したがその後は窓を埋める動きが強まりほぼ往って来い。リラが相場主役の1日となった。

先週末にトルコのエルドアン大統領がこれまで引き締めを掲げていた中銀総裁を更迭。新たにハト派の中銀総裁が就任。この報道を受け週明けシドニー市場でトルコリラが対ドル対円でも急落して始まった。
リラ円の急落によりドル円が108円55銭まで下落すると主なクロス円が損切りを巻き込み急落。ユーロドルやポンドドルなどもつられて下落した。
早朝の薄商いの中ということもあり窓が開いたことで、徐々にドル円クロス円の窓埋めの動きが強まった。
しかし、損切りなどの売りが重荷となりその後もドル円クロス円ともに上値の重い展開が続いた。また、先週末にNY市場が下落したことで日経平均株価もつられ安となりリスクオフの円買いもドル円クロス円の上値を抑えた。
欧州市場では最初リスクオフのドル買いが先行したものの、その後ダウ先物が下げ幅を縮小。ドル売り戻しの動きが強まりドル円も108円62銭まで押し戻された。
その後はダウ先物が下げ幅を縮小するとクロス円全般に買い戻しが入った。
NY市場ではダウが小幅マイナスで始まったもののその後は3指数ともに底堅い動きとなり米長期金利が低下。
結局ドル円クロス円ともに1日を通して早朝のトルコショックにより急落した窓を埋める往って来い。
ただ、トルコショックを除いてみると米長期金利が落ち着きを取り戻したことで市場に安心感が広がり始めている。
そろそろ金利も天井に近付いたのか調整なのかはまだわからないが金余り現象には変わりはない。
トルコショックで全体のポジションが短期的ではあるがこなれたところもあり、しばらく落ち着いた動きが継続するとみる。

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