[米ドル円]コロナ感染再拡大への不安

東京市場で仲値買いが先行しドル円は108円87銭まで上昇して始まった。
しかし、その後オセアニア通貨を中心としてクロス円の売りが強まるとドル円も上値が抑えられ、結果これがこの日の高値となった。
欧州市場でダウ先物がマイナスに転じたことでリスクオフの円買いに勢いがつくとドル円は108円70銭付近の損切りを巻き込みながら108円41銭まで下落。
その後は買い戻しが入り、NY市場で108円75銭まで押し戻されたが株価の下落による円買いがドル円の上値を抑えた。
米長期金利は1.6%台に低下するなど一先ず金利上昇も一服。
コロナ感染拡大への懸念が再び強まる中で今日も円買いが継続するとみるが、同時にドル買いとの綱引き状態となり下値も限られる。
目先はフィボナッチ38.2%戻しの108円30銭がサポートとなるが、今日のNY株式市場が続落するようなら108円付近までの下げも視野に入る。
ドル円予想レンジ:109円00銭~108円30銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ円]コロナ第三波懸念

東京時間にメルケル首相が「私たちは非常に深刻な状況にある」「復活祭には一段と厳格なロックダウンを行う」と発言。フランスに続きドイツでもロックダウンの更なる強化が示されたことでユーロ売りが先行。欧州市場では株式市場が軟調な地合いで始まるとリスクオフの円買いも先行。東京市場で付けた高値129円92銭で始まったユーロ円は129円を割り込んだ。
NY市場でも株式市場が三指数ともに下落。その後もユーロ円の売りが強まり128円60銭とこの日の安値を付けて引けている。
一先ずフィボナッチ38.2%戻しのレベルで下げ止まったものの、前日の安値を下回ったことで売りの勢いは止まらない。
次のサポートの目安はボリンジャーバンドの下限が位置する128円20銭、50%戻しの127円90銭付近が意識される。
ユーロ円予想レンジ: 129円20銭~127円90銭(50%)
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[NZドル円]先行指標のNZドル

前日早朝のトルコリラショックでNZドル円も77円ミドルまで下落。その後は前日の終値である78円10銭まで買い戻されたものの昨日の東京市場では再び下落。
NZ政府が住宅価格抑制措置を発表したことでNZドル売りに拍車がかかった。
また、ダウ先物がマイナスとなりアジアや欧州株式市場が軟調な地合いで推移したことからリスクオフの円買いも重なりNZドル円は76円30銭付近まで下落した。
NY市場でもリスクオフの円買いが進むとNZドル円は76円を下回りこの日の安値となる75円93銭をつけ安値圏で引けている。
NZ市場が最初に開けることから時としてNZドルが相場の流れの先行指標になることがよく見られる。
3月末にかけて日本のレパトリエーションなどの動きがNZドルに入っている可能性もある。いずれにしてもNZドルの流動性が低いことから真っ先に売りに反応した観もある。
今度NZドルが下げ止まりから反発するときは他のクロス円も反発するタイミングになるかもしれないので注目したい。
NZドル円予想レンジ: 76円50銭~75円20銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[全般]リスクオフのドル買い円買い
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が三指数ともに上昇したことを受け日経平均も上昇。ドル円も仲値買いが入り108円後半での底堅い動きで始まった。しかし、その後ダウ先物の下落が進むとオセアニア通貨を中心にクロス円の売りが強まりドル円も上値を押し下げられた。
欧州市場に入るとドイツを中心に欧州株式相場が下落して始まり、ユーロ売りが先行。フランスに続きドイツでもロックダウンの動きが強まるなどコロナ感染拡大への懸念が高まりユーロドルは1.19ドルを割り込むなど売りが加速。
ポンドもEUからのワクチン供給を巡り対立し経済正常化が遅れるとの懸念から下落するなどリスクオフのドル買いが強まった。
クロス円の売りが更に進む中でドル円は108円70銭付近の損切りを巻き込みながら108円41銭まで一気に下落。ただ、NY時間にはパウエルFRB議長やイエレン財務長官の議会証言を控えポジション調整の買い戻しが強まった。
NY時間に発表された米2月新築販売件数が-18.2%と予想の-6.5%を大きく下回ったが市場の反応は見られなかった。
ただ、NY株式市場が反落して始まるとリスクオフの円買いドル買いが更に強まりクロス円の売りが再開。ドル円も最初ドル買いで108円75銭まで押し上げられたが米長期金利の低下により上値が抑えられた。
欧州で再びコロナ感染が拡大し始めたことで経済正常化への期待が後退。株安金利低下といったリスクオフの典型的な動きがみられた。
今回の動きの特徴はこれまで堅調に推移していたクロス円の巻き戻しが先行していることだ。
3月の期末にかけて日本のリバランスが高まるときであり、それらの一時的な要因との見方もある。
ただ、ワクチン接種の効果が期待するほど見られないようなら更なる緩和政策が必要となりドル売りが強まる可能性が高まる。
いずれにしても、クロス円を中心とした短期的な売りは始まったばかりかもしれない。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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