ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-03

[米ドル円]リバランスの動き

(米ドル円日足)

USD_JPY_20210325_hiashi.jpg

東京市場では前日のNY株式市場の下落を引き継ぎリスクオフの円買いが先行。108円45銭まで下落。その後欧米にかけて米長期金利の上昇によるドル買いが強まり108円95銭まで反発。
しかし、5年債入札後に米長期金利が低下。NYダウがマイナスに転じるなどリスクオフの動きが強まるとドル円も108円66銭まで押し戻された。
コロナ感染拡大への不安が再び広がる中で株安金利低下でドル円の上昇に陰りが見え始めている。
また、今月は期末ということもありリバランスの円買いが入りやすい。
109円を天井に徐々に上値が切り下がる動きは今日も継続。

ドル円予想レンジ:109円00銭~108円30銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]コロナ感染拡大懸念と米長期金利低下

(ユーロ米ドル日足)


アジア市場でリスクオフの円買いとドル買いが進みユーロドルは上値の重い展開が継続。
欧州市場が始まったところで英国CPIが予想を下回るとポンドが下落。つられてユーロも売りが加速し1.1813まで下落した。その後発表されたドイツやユーロ圏の製造業・サービスPMIが予想を上回ると1.1845まで買い戻されたが下落前のレベルには戻せず上値が抑えられた。
英国とのワクチン供給問題で混迷するなかドイツやフランスなどのロックダウンが広がり景気回復期待が後退。いずれワクチン接種が広がることで再び景気回復期待が高まるとみられるが、それまでは調整の売りが続くとみている。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限が位置する1.17ミドル付近。このレベルは半値戻しでもあり強いサポートとして意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1850~ 1.1760(50%、BB下限)

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[南アフリカランド円]SARB政策会合に注目

(南アフリカランド円日足)


今日の欧州時間に南ア中銀SARB政策会合が開かれ現行の政策金利3.5%を据え置くと予想される。
市場ではまだ利下げ余地があるとの見方もあるがこのところ南ア経済指標や国内経済などの要因での反応が鈍く、外部要因による動きが目立つ。特に米FRBやECBの金融政策、そして欧米景気動向などがランドを振り回すことが大きい。
先日トルコリラショックでは7円40銭から一気に7円25銭まで下落、その後買い戻されたものの7円40銭で上値が抑えられ再び下落に転じるなど上値の重さが確認。
昨日はトルコリラショック後の安値を下回る7円239銭まで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
昨日発表された2月CPIが予想を下回った。
また、国営電力会社エスコムが長期に渡り電力負荷制限を行うとし、CEOに対する人種差別発言の調査が入るなどエネルギー供給への不安が燻る。
今回のSARB会合ではこれらを見据え利下げ余地が残される。
ただ、市場全体の金余り状況の中で資源国通貨であるランドは魅力的な通貨の一つであり、押し目買いのチャンスを狙いたい。

ランド円予想レンジ: 7円40銭~7円20銭(50%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]コロナ感染拡大懸念で円買戻し継続

欧州でコロナ感染が再び拡大する中でこれまでの金利上昇や株高に変化が見られ始めている。ワクチン接種の広がりやその効果に関して懸念が高まる中でリスクへの警戒感が円買いの動きを加速させている。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場がマイナスに転じたことで日経平均株価も続落。
オセアニア通貨を中心としたクロス円の売りが継続する中でドル円は108円45銭まで下落。円全面高の展開が続いた。
欧州市場に入っても円買いの流れが継続。この日発表された英2月CPIが予想を大きく下回ったことでポンドは1.3674まで下落。ユーロもつられて売りが先行した。
その後発表されたドイツやユーロ圏、そして英国の製造業・サービスPMIがそれぞれ予想を上回る結果となったことでユーロやポンドの買い戻しが入るなど往って来い。
ただ、米長期金利が上昇するとドル買いの動きが強まりユーロやポンドの上値は抑えられた。一方ドル円は売られ過ぎた反動もあり上昇。ダウ先物も上昇したことでクロス円の買い戻しも見られた。
NY株式市場が三指数ともに反発して始まるとドル円はこの日の高値となる108円95銭まで上昇。
しかし、その後米5年債入札が好調な結果を示すと米長期金利が低下。ダウも急速に上げ幅を縮小するとドル円は108円65銭まで下落。クロス円も再び下落に転じるなどリスクオフの円買いの流れに戻った。
結果的にNY株式市場は三指数ともにマイナス、長期金利も債券買いが入り金利は低下傾向で引けている。
コロナ危機が後退し世界経済が正常化に向かうとの見方から米長期金利が上昇したが、その流れに変調がみられ始めている。
欧州でのコロナ感染が再び拡大し始めたことや、ワクチン接種が遅れていることがきっかけとなった。
しかし、ワクチンがより世界にいきわたるのは時間の問題であり、再び感染者が抑えられる結果が示されるとみられる。
また、今月は期末のリバランスの動きも円買いを促す要因となっている。
これらが収まるまでは反動の円買い戻しが続きそうだ。

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