ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-04

[米ドル円]米金利と地政学リスク

(米ドル円日足)


先週のドル円は米長期金利が低下したことで109円まで下落。週末には金利が反発し再び109円96銭まで買われたものの110円には届かずに109円ミドルまで押し戻されて引けてきた。
一方、NY株式市場は連日の最高値を更新するなど上昇速度は衰えたもののリスクオンの流れが継続。
欧州ではコロナ感染拡大によるロックダウンの広がりやワクチン接種の遅れなどへの懸念が残る。
今週は日米首脳会談が週末に行われ、中国への圧力が高まればリスクオフの円買いが強まりかねない。
110円台を試しに行き改めて上値の重さを確認したところで109円割れを最終的に試す展開を予想する。

本日のドル円予想レンジ:110円00銭~109円00銭
今週のドル円予想レンジ:110円20銭(61.8%)~108円20銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ円]ダブルトップ

(ユーロ円日足)


ドイツでは全国的なロックダウンを実施するなど欧州全般にコロナ感染が再び拡大。ワクチン接種の遅れなどもあり景気回復への期待が後退。パンデミック供給プログラムでの債券購入を加速させるなどユーロ売り圧力が続く。
先週のユーロ円は130円を挟み底堅い動きが続いたものの131円には届かずもみ合いに入った。
このレベルは3月にも同様にもみ合いとなり結果下落に転じた。今回も131円に届かずに先週の安値129円ミドルを下回るようならネックラインの128円38銭を再度試す展開が予想される。
ただ、ドル円の下値も堅いことから一先ずフィボナッチ129円20銭付近で下げ止まりとみる。

今週のユーロ円予想レンジ:130円70銭~129円20銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]1.3670ダブルボトムか

(ポンド米ドル日足)


イースター明けからポンド円は天井を打ち下落に転じた。早期にワクチン接種を開始したことで堅調に推移していたポンドもEUとの軋轢などから売りが目立ち始めいてた。
今回は英国ファンドが東芝を2兆円超の買収提案をしたとの報道から売りが加速。まだ提案の段階だが気の早い投機筋がポンド売りを仕掛けたと考えられる。実際に売りが出たわけではなく、いずれ買い戻しを入れてくるとみられるが上値でポンドロングが捕まった可能性もあり戻り売りがみられる。
先週末は3月26日に付けた安値1.3607と面合わせしたところで下げ止まり反発。1.3744まで買い戻されたが再び1.37付近まで押し戻されて引けている。
目先のショートは買い戻されたものの昨年から買ってきたポンドロングはまだしこりがありそうだ。
1.3670を今週は下抜けできないようならダブルボトムを形成。反対に、この下値を割り込むようならフィボナッチ50%戻しとなる1.3450まで特に目立ったサポートはない。

ポンドドル予想レンジ:1.3830(BB中心)~1.3450(50%)

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[全般]株高金利ピーク打ち

先週は米長期金利の低下によりNY株式市場が史上最高値を更新。ドル売りが進むと同時にクロス円全般に売りが強まり円買いも進行。米長期金利がピークを付けたとみなされドル安円高の流れは今週も継続するとみる。

先週末の東京市場で豪ドルが下落したことによりユーロやポンドなどもつられて下落。ドル全般に買い戻しの動きが強まった。米国が中国のスーパーコンピューター関連企業をエンティティリストに追加したことを受け豪ドル売りが先行。また、前日に低下した米長期金利が上昇したこともドル買いを促した。
欧州市場ではポンドが下げ幅を拡大。アストラゼネカワクチンの副反応問題でワクチン接種の遅れが懸念された。
ユーロも前日買われた反動もあり損切りを巻き込みながら下落。ドル円も米長期金利上昇に伴いドル買い戻しの動きが強まりNY株式市場で109円96銭まで上昇。しかし、110円には届かずに109円ミドルまで押し戻されるなど110円の上値の重さが再確認された格好だ。
NY株式市場は三指数ともに史上最高値を更新するなどリスクオンの株高が継続。
米長期金利は一旦は1.68%台に上昇したものの1.66%まで戻すなど一先ずピークを打った観もあり、ドル高の勢いに陰りが見え始めている。
今週は米企業決算シーズンに入ることから株式市場に調整売りの動きが強まれば円買いに反応。
今週末には日米首脳会談が開かれ中国との対立懸念による地政学的なリスクが高まるとの見方もあるが、今はまだその影響は低いとみる。
米長期金利がピークを打てばNY株式市場にとっては追い風となる一方で地政学的リスクの高まりや企業決算などから一時的な調整売りには注意。
リスクオフによる円買いが進めば資源国通貨を中心としたクロス円の売りが再び強まる可能性が高い。ただ、長期緩和政策や大規模財政政策によるリスクオンはまだ継続することから、最終的にクロス円は底堅い動きが継続。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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