ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-05

[米ドル円]米金利低下と米雇用統計

(米ドル円日足)


連休明け東京市場ではリスクオンが先行。また、実需の買いも入りドル円は109円43銭まで上昇。しかし、欧州市場にかけて米長期金利が低下すると109円07銭まで押し戻された。その後再び金利が上昇するとドル円も上昇に転じた。
また、NY時間に発表された新規失業保険申請件数が大幅に低下したことを好感しドル円は109円40銭まで上昇した。
NY株式市場も本日発表の米雇用統計への期待もあり堅調な地合いで推移。ダウは史上最高値を更新するなどリスクオンの動きが強まる一方で米長期金利が再び低下するとドル円はこの日の安値となる109円01銭まで下落。そのまま安値圏での引けとなった。
株式市場が高値を更新する中で米長期金利は依然として低下傾向となっておりドル安と円安の綱引きが続く中で今日の雇用統計を迎える。
ボスティック・アトランタ連銀総裁が「100万人を超えても不思議ではない」と発言するなど期待が高まる。
過剰な期待に対し少しでも予想を下回る結果が示されるようならドル売りが一時的に進む可能性が高い。
ただ、最終的なリスクオンは継続する中で急落場面では押し目買いのチャンスとみる。

ドル円予想レンジ:109円40銭~108円60銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]米長期金利の低下で1.2ドル底固め

(ユーロ米ドル日足)


連休明け東京市場でドル買いが先行するとユーロは1.2ドルを割り込み1.0993まで下落。しかしその後発表されたドイツの3月製造業新規受注が3.0%と予想の1.5%を上回ったことを好感。その後米長期金利が低下したこともありユーロは底堅い動きで推移。一旦米長期金利は上昇に転じたもののユーロの底堅さは継続。
NY市場では再び金利が低下するとドル売りがさらに強まりユーロはこの日の高値となる1.2071を付けそのまま高値圏で引けている。
心理的な壁として意識される1.2ドルは今回もクリアに割り込めなかったことで目先1.2ドル付近では買いが並ぶとみる。
ただ、米国に比べて欧州での経済回復は相対的に遅れており対ドルでのユーロ売りは依然として根強い。
1.21ドル付近では戻り売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2090(61.8%)~1.2020(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ポンド米ドル]国債買い入れ規模縮小はテーパリングの布石

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間に開かれたBOE政策会合では予想通り0.1%の金利と資産買い入れプログラムの据え置きを決定。同時に今年の経済成長率は戦後以来の大幅な伸びになったとして週間の国債買い入れ規模の縮小を決定。一方、ベイリーBOE総裁は「資産買い入れプログラムの終了予定時期に変更はない。今回の決定は金融政策スタンス変更ではない。」と発言したことでポンドは乱高下。
発表直後1.3055付近まで下落した後に1.3940まで上昇するなどアップダウン。
結局その後1.38後半まで下落して引けている。
景気は確実に回復に向かう中で国債購入の縮小はテーパリングに向けた布石であることは間違いなくポンドはいずれ上昇に向かうとみる。
ただ、昨日から始まったスコットランドの地方選では独立派が過半数獲得する可能性が高いと予想される。結果は週末となり週明け早々ポンドは波乱含みの展開が予想されるだけに目先はリスクの高いポンド売りが出やすい。

ポンドドル予想レンジ:1.3960~1.3860(BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]米雇用統計への期待

新規失業保険申請件数や農業部門労働生産性が予想以上に好調な結果を示したことでダウは史上最高値を更新。一方でテーパリング期待後退で米長期金利が低下しドルは軟調に推移。
本日の雇用統計への期待が高まる中でネガティブサプライズには要注意。
連休明け東京市場ではリスクオンの株高円安で幕が開けた。
日経平均株価は大幅高で始まるとドル円は109円前半から109円43銭に上昇。実需の買いも散見された。
しかし、欧州市場が始まると時間外の米長期金利が低下しドル売りが先行。ドル円は109円07銭まで押し戻された。
ユーロもこの日発表されたドイツの製造業新規受注が予想を大きく上回ったことを好感。一時1.2ドルを割り込む場面もみられたが米金利の上昇もあり底堅い動きで推移。
NY市場では新規失業保険申請件数が予想を下回ったほか通常では無視される農業部門労働生産性が予想を上回ったことを株式市場は好感。ダウは史上最高値を更新するなど米国経済の回復期待を背景にリスクオンによる円安が進みドル円は109円40銭まで上昇。特に資源国通貨でもあるカナダドルなどに買いが集まった。
しかし、同時にテーパリングへの期待が後退する中で米長期金利が低下するとドル売りが進みドル円は109円01銭まで押し戻されて引けている。
米経済、特に雇用への期待が高まる中で本日のNY時間には4月雇用統計が発表を控えている。
ボスティック・アトランタ連銀総裁は「今週の雇用統計では100万人の雇用増があっても不思議ではない」と発言するなど市場の期待が高く、既に株式市場はその期待を織り込み始めている。
大規模追加経済対策により作られた雇用への期待は根強いものがあるが、それだけに予想を下回るようならネガティブサプライズになりかねない。
最終的にリスクオンは継続するとみるが一時的な下振れには注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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