[米ドル円]早期テーパリングへの思惑

東京市場でドル円は108円90銭まで上昇したものの109円には売りが観測され上値が抑えられていた。しかし、NY時間に発表された米4月CPIが予想を大きく上回ると一転。米長期金利の上昇につられドルが全面高となる中でドル円は109円を突破し109円21銭まで上昇。その後108円90銭まで押し戻されたものの長期金利の上昇に併せながら109円70銭まで上昇。高値で引けている。
市場はFRBの早期テーパリングへの思惑が高まったことでドル買いが進んだがFRBは一時的との姿勢を崩していない。
市場はワクチン接種が広がりコロナショック前の経済状況に戻るとの期待が高いだけに過剰に反応した模様。早期テーパリングへの思惑が収まるには今日明日の経済指標の動向を見る必要はあるが、110円の上値の重さが確認されるまで目先ドル買いの勢いは継続するとみる。
ドル円予想レンジ:109円90銭(BB上限)~109円00銭
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[ユーロ米ドル]明るい経済見通しと米長期金利

昨日の欧州時間にEU委員会が春の経済見通しを公表。21年のユーロ圏実質成長率を3.8%から4.3%に上方修正。ワクチン接種の普及により力強く進むとの見通しを発表したことでユーロは底堅い動きを見せていた。しかしNY時間に発表された米CPIが予想を上回ると米長期金利が上昇。ドル高が進みユーロドルは1.2070まで急落したが物価上昇は一時的との見方が広がると1.2152まで反発するなど荒っぽい動きとなった。
その後は米長期金利の上昇が止まらず結果的にユーロは発表後の安値を下回り1.2065まで下落して引けている。
先週の雇用統計後にユーロの上昇する前のレベルに戻る往って来いとなった。
市場はFRBのテーパリングへの思惑が進んだことで目先はまだドル買いの勢いが残るものの、物価上昇が一時的との見方が広がればユーロの買い戻しが入るとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.2120~1.2050(BB中心線、61.8%)
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[カナダドル円]原油価格上昇で底堅さ継続

東京市場で株価の下落を背景に最初カナダ円は上値の重い展開で始まったもののその後は底堅く推移。
コロニアルパイプラインがサイバーテロにより停止したことから石油不足が進む中でWTIは上昇。NY市場でもカナダドル買いの動きが続いた。
その後米4月CPIが予想を上回るとドル以上にカナダドルが上昇。既にBOCがテーパリングを実施していることもありカナダドル買いが更に強まるとカナダ円は90円63銭まで買いが進んだ。
その後は株価下落による円買いの動きもあり上値が抑えられたものの相対的にカナダドル買いの勢いは止まらない。
FRBのクラリダ副議長は物価上昇は一時的との見方を示すなどFRBの早期テーパリングの動きは抑えられそうだ。
原油高に加えワクチン接種による経済の正常化などを背景にカナダドル買いは今後も継続するとみる。
カナダ円予想レンジ:90円80銭(BB上限)~90円10銭
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[全般]CPIと雇用統計
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の下落を引き継ぎ日経平均株価が安く始まるとリスクオフのドル買いが先行。ドル円は108円90銭まで上昇したものの109円にはオプション絡みの売りが並んでいるとの観測から上値が抑えられた。
欧州市場ではユーロやポンドが対ドルで底堅い動きで推移。この日発表された英国GDPや鉱工業生産などが予想を上回る好調な結果を示した。また、EU委員会での春の経済見通しがワクチン接種の普及により力強く進むとするなど上方修正したことを好感した。
しかしNY時間に発表された米4月CPIが予想を大きく上回ったことで市場は一転。FRBの早期テーパリングへの思惑が一気に高まり長期金利が上昇するとドルは全面高。株式市場も三指数ともに続落するなど市場のセンチメントは一変した。
FRBのクラリダ副議長は物価の上昇は一時的としたものの、市場は緩和政策の転換が近いとの見方が広がっている。
先週発表された米雇用統計の結果に対して市場は一時的とみて落ち着きを取り戻したが、今回は一時的との見方が少ない。
それは、遅かれ早かれFRBがテーパリングに動き出すことを市場は察知しているためだ。
しかし、今回の物価上昇はあくまで一時的なもので本格的な物価上昇にはまだ時間が必要だ。昨日の反応も雇用統計と同様に過剰反応であり時間が経てば落ち着きを取り戻すとみている。
今日発表の米4月卸売物価指数、明日の小売売上高などの結果次第では物価上昇は一時的との見方が広がり金利低下とドル売りが再開するとみる。
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