ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-05

[米ドル円]ドル高と円高

(米ドル円日足)


前日のドル買いの反動もあり東京市場でドル円は109円30銭付近から売りが強まり上値の重い展開で推移。欧州市場に入ると米長期金利が低下しドル全般に売りが先行。
NY時間に発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ると米長期金利の低下が進みドル売りが加速。ドル円は108円75銭まで下落しそのまま安値圏で引けている。1.7%台に上昇した米長期金利も一日で1.6%前半に押し戻されるなど方向感が掴みにくくドル円も動きにくい状況が続く。
相場の流れの転換に近付いているだけにその日の材料などで方向が決まってしまう。
先週からのドル円は下押し圧力が続いており、本日発表の米PMIや中古住宅販売件数などの指標次第で一段の下押しもありそうだ。

ドル円予想レンジ:109円10銭~108円30銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ドイツPMIと長期金利

(ユーロ米ドル日足)


昨日は前日の下落幅をほぼ解消する上昇となるなど往って来いとなった。
米長期金利が一転して低下したことが主な要因だが、それだけではなくドイツやイタリアなどの長期金利が少しづつ上昇に転じていることもユーロ買い戻しの一因とみられる。
ワクチン接種の遅れが目立った欧州各国も回復に向かう中でインフレ懸念が台頭。昨日は欧州委員会のキリアキデス委員が「ワクチン接種が加速しており夏に向けて慎重ながらも楽観的」と発言するなど、コロナ危機脱出に向けた動きが始まった。
一方で米国の長期金利が低下したことから昨日はユーロ買いが強まっており、シーソーゲームのような展開が続く。
今日はドイツやユーロ圏、そして米国の5月PMIが発表され、欧州と米国の経済回復の強さが比較される。
まだ日替わりメニューのような動きが続いており、1.22ミドルの重さが確認されるようなら反動の売りが強まる可能性が高いとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2250(BB上限)~1.2170(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[NZドル円]上昇トレンド継続

(NZドル円日足)


東京市場でNZドル円は78円13銭まで下落して始まった。その後格付け会社のS&Pが「NZはほかの先進国よりも早く回復している」「NZの格付けは金融政策の柔軟性、経済的な富、および健全な制度の設定を反映している」などの高評価に対してNZドルはその後78円ミドル付近に上昇。
欧州市場に入ると78円12銭まで下落したものの東京で付けた安値が意識され買い戻しが入り再び反発。NY時間には78円51銭まで買いが進むなど、前日からの下げも一服。
NZはコロナ感染拡大を早くから押さえていただけに経済の打撃は最小限にとどめており、昨年末からの上昇トレンドは今後も継続するとみている。
77円台後半では押し目買いのチャンスとみる。

NZドル円予想レンジ:78円60銭~77円80銭(38.2%、BB下限)

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[全般]米長期金利低下でドル全面安

米長期金利が低下するのに対して欧州の物価上昇による各国金利が上昇する中でユーロやポンドが対ドルで上昇。ドル円は上値の重い展開が続いた。

東京市場では前日のNY株式市場が続落したことでリスクオフが高まりドル円クロス円ともに上値の重い展開でスタート。欧州市場にかけて前日のドル高が進んだ反動もありユーロやポンドの買い戻しが目立った。
欧州ではワクチン接種が広がり経済正常化に向けた動きが進む中でドイツやフランスなどの長期金利が上昇。英国でも経済活動の制限が相次いで解除されるなかでポンドは底堅い動きが継続。
NY市場ではこの日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下回ったことで米長期金利が低下。ドル売りの流れが更に進む中でドル円はこの日の安値となる108円75銭まで下落。ユーロやポンドも前日の下落幅をほぼ解消するなどドル全面安となった。
ワクチン接種が米国に比べて遅れていた欧州ではここにきて加速。経済正常化に向けた動きが欧州各国で活発になり金利も上昇。先行していた米国の後を追う格好となりユーロやポンドの買いが強まった。
ただ、金融政策にしても最終的に米国が先行するマーケットであり欧州の後追い一巡後は再び米長期金利が巻き返すことになるだろう。
一方日本のワクチン接種の遅れは明らかで金融政策と経済回復ペースは遅い。
ただ、それが円売りに反応するのではなく寧ろ日本株の下落を誘いリスクオフの円買いに反応するといった動きもみられる。
ワクチン接種の広がりによる相場の流れの転換時期が近づくなかで探り合いの相場展開がしばらく続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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