ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-05

[米ドル円]ダブルトップからネックラインへ

(米ドル円日足)


先週はドル安が先行しドル円は109円ミドルから108円ミドルへ下落。テーパリングの思惑が広がり一時109円33銭まで戻す場面がみられたが米長期金利が低下したことで108円台に押し戻されて引けている。
FRBが緩和継続姿勢を崩さないことからドルの上値は当面限られるとみる。
4月30日に付けた高値109円70銭と5月13日に付けた高値109円78銭のダブルトップを付けた可能性がある。
ネックラインの108円30銭近辺を下抜けるようなら108円割れも視野に入る。
ただ、今週は米GDPやPCEデフレーターといった重要指標が発表され、その結果次第ではポジティブサプライズとなり一気にドルが買い戻される可能性もある。
結果的に110円から107円ミドルのレンジをブレークするには6月に入ってからとみている。

本日のドル円予想レンジ:109円20銭~108円60銭
今週のドル円予想レンジ:109円80銭(BB上限)~108円00銭(76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]1.22ミドルの重さ

(ユーロ米ドル日足)


先週末に発表されたドイツやユーロ圏5月PMIは製造業とサービス業ともに予想を上回る好調な結果を示した。発表直後はユーロ買いに反応したもののその後下落して引けている。1.2250の上値の重さが再確認された格好だ。
ワクチン接種が広がる中で経済指標は回復サインを示すものが今後続くとみられる。
一方でECBはPEPPの債券購入を加速し、ラガルド総裁からはユーロ高けん制発言も聞かれユーロは今週も上値の重い展開が予想される。
今週発表されるドイツのGDPやIFO景況指数などがPMIに続き好調な結果を示したとしても1.22ミドル上抜けは難しいとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.2250(BB上限)~1.2210(38.2%、BB中心)

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[NZドル円]RBNZ政策会合に注目

(NZドル円日足)


先週格付け会社S&Pが「NZはほかの先進国よりも早く回復している」「NZの格付けは金融政策の柔軟性、経済的な富、および健全な制度の設定を反映している」などニュージーランドに対して高評価を発表。
コロナ危機を早期に脱出したことで経済回復期待も高いニュージーランドだが2月から79円台に乗せると跳ね返されるといった動きが繰り返されている。
今週はRBNZ政策会合が開かれるが商品相場の上昇や世界景気回復がニュージーランドにとっては追い風となる。一方、ファイブアイズの一国であるニュージーランドは中国との関係悪化が懸念される。
今回の会合でこれまでの緩和政策継続姿勢に変化がみられるようならNZドル円は79円ミドルを再度試すとみられ戻り売りスタンスで臨みたい。
反対にボリンジャーバンドの下限が位置する77円ミドル付近では買いを入れたい。

NZドル円予想レンジ:78円60銭~77円50銭(50%、BB下限)

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[全般]米経済指標とテーパリング

先週はリスクオンによるドル安基調で始まったものの米国で物価上昇によるテーパリングへの思惑が拡大。FOMC議事要旨公開を控えNYダウが三日続落となる中でクロス円が全面安。109円33銭まで上昇していたドル円は108円ミドル付近に押し下げられた。
その後公開されたFOMC議事要旨では一部メンバーが今後の会合でテーパリング協議を開始する考えを示したことが伝わると一転。米長期金利が上昇。ドルは全般に買いが進み108円台にあったドル円も下落前のレベル付近まで買い戻された。
しかしFRBは一時的な物価上昇との判断を崩さず緩和政策継続との見方からNYダウは反発。週末発表されたユーロ圏や英国の5月製造業・サービス業PMIは予想を上回る好結果となりワクチン接種の広がりが経済回復に繋がっているとみられユーロやポンドは上昇した。その後発表された米国PMIがそれ以上に好調な結果を示すとドル全面高。
ユーロやポンドは下落に転じドル円は109円まで買い戻された。

欧州や米国ではワクチン接種が広がる中で経済正常化に向けた動きが更に活発化。
市場はテーパリング期待が高まる一方でFRBやECBは一時的な物価上昇との認識を変えない。
いずれ中銀がテーパリング時期を早めるとの見方が市場には燻るが、市場はぬるま湯相場から抜け出そうとする動きはまだない。
しかし、今後欧米の重要な経済指標が好調な結果を示せば中銀が動かざるを得ない。その前に市場は動き出すことで中銀に対しての催促相場が始まることになりそうだ。
今週は米国消費者信頼感指数やGDP、そして週末にはPCEデフレーターが発表される。
特にPCEデフレーターが予想を上回るようならテーパリングへの思惑が再び拡大し米長期金利が上昇。
ドル高に進む一方で株式市場が下落しリスクオフの円買いが進む可能性が高いが、本格的に動き出すのはもう少し時間がかかりそうだ。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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