[米ドル円]保ち合い収束

東京市場で米国が日本への渡航を中止するよう勧告したことがドル円の上値を抑えた。オリンピック開催が危ぶまれるとの見方も広がったが相場への影響は限られた。
いかにドル円の材料不足なのかを示すものだ。
欧州市場ではユーロが上昇したことでドル売りが強まりドル円は109円56銭まで下落。しかしユーロ円を中心としたクロス円が上昇すると一転。ドル円は109円台に上昇。
NY市場ではダウが続伸して始まると109円07銭まで上昇。
結局これがこの日の高値となり下落に転じた。米長期金利が低下してドル売りが進んだことと、クロス円の売り戻しが入ったことでドル円は108円70銭まで下げて引けている。
4月初旬に111円直前まで上昇したドル円の値動きは108円40銭付近の底に向けて収束。日ごとに値幅が狭まっている。
投機筋中心に108円40銭を下抜けしたとしてもすぐに押し戻されることになりそうだ。
ドル円予想レンジ:109円20銭~108円40銭(61.8%、BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]1.2242のレジスタンス上抜け

欧州市場が始まったところで発表されたドイツの1-3月期GDPが予想を下回り瞬間ユーロ売りで反応したもののすぐに上昇に転じた。この1週間上値が抑えられていた5月19日の高値1.2245を上抜けると損切りを巻き込み1.2253まで上昇。一旦は上値が抑えられたもののその後発表されたドイツのIFO景況感指数が予想を上回ると再び買いが強まり1.2262まで買われた。
もみ合いが続いたがNY市場にかけて利食い売りが入ると1.2227まで押し戻される往って来い。
1.22ミドルの上値があまりに重いことから投機筋が焦れて買ってきたような動きだ。
まだ本格的に上抜けしたともいえないが、終値ベースで今日明日と1.22ミドルを上回るようなら今年最高値となる1.2350を早晩試しに行くとみる。
ユーロドル予想レンジ: 1.2290(BB上限)~1.2220
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[NZドル円]RBNZ政策会合に注目

早朝78円ミドルで始まったNZドル円は欧州からNY市場にかけて買いが進み78円96銭まで上昇。しかしNYダウがマイナスに転じるとクロス円全般に売りが強まりNZドル円も78円55銭まで押し戻される往って来い。
本日東京時間に開かれるRBNZ政策会合を前にポジションの巻き戻しも入ったとみられる。
コロナ感染をいち早く抑え経済正常化が進むNZだけに今回の会合ではこれまでの緩和姿勢を後退させるとの見方が市場にはある。
しかし、NZはここにきて中国との関係悪化などもあり今の時点では慎重姿勢を崩さないとみている。
現状維持となれば目先NZドル円は下値を探る展開が予想される。
ただ、世界的にワクチン接種が広がり経済正常化に向けた動きが強まる中でリスクオンの円安はNZドル円の下支えとなる。
ボリンジャーバンドの下限でフィボナッチ61.8%戻しとなる78円付近では買いを入れたい。
NZドル円予想レンジ: 79円00銭~78円00銭(61.8%、BB下限)
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[全般]次の一手待ち
一方上昇が続いたNY株式市場は3指数ともにさえない動きになるなど全般に調整ムードが漂う中で次の一手を探る動きが続く。
昨日の東京市場では米国が日本への渡航を中止するよう勧告したとのニュースが影響したのかリスクオフの円買いが進みドル円は上値の重い展開で推移。
欧州市場ではユーロ売りが先行するとドルが全面安となりドル円はこの日の安値となる108円66銭まで下落。ドイツのGDPやIFO景況感指数が予想以上に好調な結果を示したことでユーロが買われた。
ドル売りが一巡すると今度はユーロ円を中心としたクロス円の買いが入りドル円もつられて上昇。108円後半まで買いが進んだ。
NY株式市場が小幅に続伸して始まるとNY市場ではドル買い戻しが先行しドル円は109円台に上昇。株式市場も続伸して始まったことでクロス円の買いも加速した。
しかし米長期金利が低下し始めるとドル全般に売りが先行。
その後実施された2年国債の入札が好調な結果となったことも10年債利回り低下を促しドルは全面安。ドル円は108円70銭まで押し戻された。
NY株式市場が3指数ともにマイナスに転じるとクロス円も売られるなど1日を通してみると元のレベルに戻る往って来いとなっている。
NYダウも史上最高値に近付いたことから利食い売りが入るなど調整色が滲む。
米長期金利もFRBの緩和継続姿勢が示される中で上昇が抑えられている。
市場はワクチン接種の拡大から経済正常化に向けて進む中で今のぬるま湯相場から抜け出す兆しは見えない。
次の一手が打ち出されるまでは小手先の相場展開が続く。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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