[米ドル円]保ち合いから上に放れる

三角保ち合いの上限を上抜けたものの109円前半で上値が抑えられた状態が続いた。
このまま保ち合いに戻るかと思われたがバイデン政権の6兆ドル規模インフラ投資計画が報道されたことでドル円は上昇に転じた。また、ロンドンフィキシングにかけて纏まった円売りが散見。ドル円は4月以来の109円92銭まで上昇した。
米長期金利は一時的に上昇したもののすぐに押し戻されるなどドル買いの動きは限られる中で保ち合い放れのドル円が狙い撃ちされた格好だ。
来週月曜日は米国メモリアルデーで休場。英国も同時に祝日となる月末にかけてポジション調整の円買いが強まる可能性が高いとみる。
ドル円予想レンジ:110円20銭(76.4%)~109円20銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ポンド円]早期利上げ見通し

東京から欧州市場にかけてポンド円は今年最高値近辺となる154円付近でもみ合いが続いた。コロナ危機を脱し経済正常化に向けた動きがポンドの下支えとなっていた。
ロンドン時間にはブリハMPC委員が「一時帰休が円滑に終了すれば早期利上げの可能性がある」との発言を受けポンドは対ドル対ユーロで上昇。同時にバイデン政権の6兆ドル規模インフラ投資計画が伝わると円安も進みポンド円は156円台前半まで2円近く上昇した。
日本はワクチン接種の遅れから緊急事態宣言を延長する一方で英国は早々と利上げの動きが出るなど真反対の状況からポンド買い円売りは仕掛けやすい状況にあったといえる。
ただ、来週月曜日は英国も米国と同様祝日となるためポジション調整のポンド売りの動きには注意したい。
ただ、原油価格も上昇する中でポンド買い需要は根強く下値も限定的とみる。
ポンド円予想レンジ:156円40銭(BB上限)~155円00銭(50%)
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[カナダドル円]原油高と円安

世界的にワクチン接種が進み原油価格も需要期待が高まりWTIは66ドル後半まで上昇。2018年以来の高値を更新する中でカナダドルも堅調な地合いで推移。
4月に開かれたBOC政策会合で先進国の中でいち早くテーパリングに一歩踏み出したことからカナダドル買いが先行。
昨日はバイデン政権の6兆ドルインフラ投資計画が示されたことがカナダ円を一円近く押し上げた。
ただ、買い材料は出尽くした観もあり、週末月末ということから調整の動きには注意したい。
ボリンジャーバンドの上限が位置する91円前半で上値の重さが確認されたところで売りを出したい。
カナダ円予想レンジ: 91円20銭(BB上限)~90円50銭(38.2%)
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[全般]6兆ドルインフラ計画期待で円全面安
昨日の東京市場では動意の乏しい動きのなかでドル円は109円前半での底堅い動きで推移。
欧州市場でも特に目立った材料がみられない中で短期筋中心にユーロ買いが先行。1.22ドル台に乗せたところで一気に利食い売りで押し戻されるなど荒っぽい動きで推移。
ポンドはユーロに比べて比較的落ち着いた動きで推移する中でMPC委員が早期利上げの可能性を示唆したことで上昇。ユーロポンドの売りが強まった。
その後NYタイムズ紙が「バイデン大統領はインフラ整備と社会的セーフティネットの大幅な拡充を目指し2022会計年度に6兆ドルの予算を提案する」との報道。
これを受け109円前半でもみ合いが続いていたドル円は109円ミドルに上昇。
その後ロンドンフィキシングにかけて月末に絡んだ纏まった円売りが入るとドル円は109円92銭まで上昇。そのまま高値圏での引けとなった。
クロス円も同時に全面高となったが特にポンド円や原油高を受けたカナダ円の買いが目立った。
バイデン政権の6兆ドル規模のインフラ投資は市場に更なる期待を高める要因ではあるが、財政赤字の拡大懸念も高まる中でこのまま予算案が通過するか不透明な部分が大きい。
久しぶりに目立つ材料が出たことで取引がドル円に集中した格好だ。
来週月曜日は米国のメモリアルデーで祝日となることからポジション調整の円買い戻しの動きには注意したい。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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