ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-06

[米ドル円]雇用統計期待でドル高

(米ドル円日足)


昨日発表された5月のADP雇用統計が予想を大きく上回ったことで本日の雇用統計への期待がテーパリングへの思惑を高め金利が上昇。ドル高が進みドル円は110円33銭まで上昇した。この日は5月のISM非製造業も予想を上回るもので統計開始以降最高の数字となるなど市場はFRBに対して早期テーパリングの催促相場的な動きが強まっている。
しかしADP雇用統計と雇用者数の数字はしばしば大きく乖離することが多く、もし予想を下回るようならドルは昨日の反動から一時的に大きく下振れる可能性が高い。
ただ、FRBは昨日社債売却へ動き出すなどテーパリングへのサインを出し始めており、市場の思惑を抑えるのは難しくなっている。
一方でロシア政府系ファンドがドル資産からの撤退を報じておりドルの上値も重く、111円は重いものの最終的にドルの下押しがあれば買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:110円96銭(今年最高値)~109円60銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ドル高継続でユーロの上値重く

(ユーロ米ドル日足)


アジア市場からユーロは上値の重い展開で推移。その後ロシア財務相が「政府系ファンドのドル資産から撤退しユーロや金などへ投資する」と表明すると1.2208まで上昇したがすぐに押し戻された。市場への影響は限定的との見方もあった。
その後発表された米ADP雇用が予想を大きく上回るとドル買いが加速。NY市場で1.2119で下落しそのまま安値圏での引けとなった。
今日の雇用統計が予想ほど好調な結果を示さないようならドル買戻しの動きが強まる可能性が高く、発表前にユーロ買い戻しが強まるとみている。
しかしFRBのテーパリングへの思惑は再び高まる中でユーロの上値は限定的とみる。
下値目途はフィボナッチ61.8%戻しの1.22ドルからボリンジャーバンドの下限が位置する1.2080付近。

ユーロドル予想レンジ:1.2200~1.2080(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。


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[豪ドル米ドル]H&Sのネックライン下回る

(豪ドル米ドル日足)


前日のNY市場からの流れを継いで豪ドルは0.77ミドルから始まると上値の重い展開で推移。
NY時間に発表されたADP雇用者数が予想を大きく上回ると米長期金利が上昇。ドル全面高の中で豪ドルはこれまで強いサポートとして意識されていた0.77付近を下回り0.7645まで下落。
これまで0.77ドル付近は変則ではあるが0.8ドルを頭に0.78台を肩とするヘッド&ショルダーを形成。そのネックラインとなる0.77ドル付近を下回ったことで豪ドルの上値は重くなったとみる。
ここにきて銅価格など資源価格が下落する中で豪ドルなどに売りが集まっている。
本日発表される米雇用統計が予想を下回るようなら豪ドルの買い戻しが強まったとしても0.77ドル台では売りを出しておきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7710~ 0.7610(76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]雇用統計期待でドル全面高

昨日のNY時間に発表されたADP雇用統計が予想を上回ったことで本日の雇用統計への期待が高まり金利が上昇。ドル全面高。FRBが社債売却を始めるなどテーパリングへの思惑がドル買いを促した。一方でロシア政府系ファンドはドル資産からの撤退を表明するなどドル売り材料には反応薄となった。

昨日の東京市場では前日に引き続き豪ドルなどのオセアニア通貨の下落が継続したことでドルは底堅い動きで推移。ドル円も109円ミドルから後半に上昇した。
欧州市場でもドルの堅調地合いが続く中でロシア財務相が「政府系ファンドはドル資産から撤退しユーロや人民元、金資産などに投資する」との報道を受けドル売りユーロ買いに反応。しかし、すぐに戻すなど一時的な反応となった。
その後発表された5月ADP雇用統計が97.8万人と予想の65万人を大きく上回るとドルは一斉に上昇。本日発表の米雇用統計への期待が高まりFRBへのテーパリングの思惑から米長期金利が上昇。ドル円は110円台に乗せユーロドルは1.22を割り込み1.21前半まで下落した。
一方NYダウは一時260ドル余り下落したが、その後バイデン大統領が大型インフラ投資計画を巡り法人増税案を撤回し最低税率として15%に設定することを提案したことを株式市場は好感。ダウは下落幅を縮小したことで円買いの動きも抑えられた。
昨日のADPが予想以上に結果が良かったことで市場は既にテーパリングをだいぶ織り込んでしまった。
FRBが社債売却を決めたことも昨日の過度な反応に繋がったと思われる。
それだけに今日の雇用統計が予想を上回ったとしてもドルが上昇したところで利食い売りが上値を抑えるとみる。
寧ろ予想通りか下回るようならネガティブサプライズによりドル売りの勢いが強まる可能性が高いとみている。
ロシア政府系ファンドのドル離れの話も今は反応が鈍いが、ドル売りの流れが強まると再び材料焼き直しとなることもあり要注意。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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