[米ドル円]CPI発表控えドル円上昇

NY市場で米長期金利が1.5%を割り込んだことでドル売りが強まりドル円は109円23銭まで下落。しかし109円付近にはオプション絡みの買いの噂もあり下げ止まった。
その後BOC政策会合でカナダ売りドル買いが強まるとドル円も反発。短期筋のドルショートカバーを巻き込みながら109円65銭まで上昇。そのまま高値圏で引けている。
本日発表される米5月CPIが前月同様に予想上回りドル買いが強まるとの見方がドル買いを促したとみられる。
もし予想を上回るようなら発表後ドル買いで反応するとみるが既に買い戻しが入っており上値は限定的とみる。もしCPIが上昇してもFRBはこれまでと同様に一時的な上昇との見解を変えることはないだろう。結局上昇後は再び下落に転じるとみている。
ドル円予想レンジ: 110円00銭~108円90銭(50%)
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[ユーロ米ドル]ECBのテーパリング時期は

昨日のNY市場で米長期金利が低下するとユーロドルは一時1.22を上回り1.2218まで上昇。しかし買いは続かずに1.2175まで押し戻されるなど、本日のECB理事会を控えポジション調整の動きが強まった。
注目のECB理事会ではパンデミック緊急プログラムPEPPの債券購入ペースが減速するかに注目が集まる。先週発表のユーロ圏CPIは2%を達成するなどECBのインフレ目標に近付いた。また、ドイツやスペインなどの欧州経済大国では物価も上昇しワクチン接種拡大により経済正常化に向けて動き出している。
もし購入ペースを減速するような内容が少しでも示されるようならユーロは1.22ミドル付近を試す展開を予想する。
一方、ラガルドECB総裁はユーロ高懸念を示しており上値も限定的とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.2270(BB上限)~1.2130(50%)
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[米ドルカナダドル]BOC政策会合でカナダドル売りは一時的

市場は米CPIやECB理事会を控え様子見姿勢が強まる中で昨日のNY時間にはBOC政策会合が開かれた。
4月に先進国の中でいち早くテーパリングの実施に向けた動きを見せたことでカナダドルは上昇。会合前にはドル売りカナダ買いの動きが強まり1.2110から1.2051まで下落。米長期金利が低下したこともあるが、BOCでカナダドル買いがさらに強まるとの見方もあった。
結果、BOCは「回復には引き続き大規模金融政策が必要」「政策金利維持は22年後半まで継続」「回復が順調に進むまで量的緩和プログラムは継続」など全般にハト派的な内容となったことでカナダドル売りが強まり1.2117まで反発。そのまま高値圏で引けている。
このひと月近くドルカナダは1.20から1.22ドルのレンジ相場が続くなどカナダドル買いの勢いは見られない。
ただ、原油高やワクチン接種が進む中でカナダドル買いの流れは今後も継続。レンジブレークも時間の問題か。
ドルカナダ予想レンジ:1.2130~1.2080(BB中心)
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[全般]米CPIとECB理事会に注目
昨日の東京市場では材料が乏しく本日発表される米CPIを控えドル円の値幅は10銭程度に収まった。
欧州市場でも本日のECB理事会を控え様子見姿勢が強まる中でポンドは比較的動きを見せた。
ホールデンMPC委員が「金融政策の蛇口を閉め始める必要がある」と発言したことで早期テーパリングの思惑が広がり、ポンドは上昇。しかし欧州とアイルランドを巡る対立懸念もありNY市場に入ると下落に転じている。
NY市場では今日のCPI発表を控え全般にポジション調整の動きが目立つ中で米長期金利が低下。ドル売りの動きが先行するとドル円は109円23銭まで下落。ユーロドルは1.22前半に浮上した。
しかし、その後BOC政策会合が開かれた直後にドル買いが一気に強まりドル円は109円65銭まで反発。ユーロドルは1.2175まで押し戻されるなど往って来い。
今日のECB理事会やCPIの発表を控え方向感がつかみにくい状況下で短期筋中心の動きが目立った。
今日の米5月CPIは前月比でみると低下が予想されるが前年同月では上昇。前月は予想外に大幅上昇となった反動がどの程度予想と異なるのかが注目。
もし前月と同様予想を上回るようなら早期テーパリングへの思惑からドル買いが一気に進みそうだ。
反対に、予想を下回る低下となればFRBが今後も緩和姿勢を継続するとみられドル売りが強まることになる。
コロナ禍が続いた後の数字だけに予想しにくい中でどちらかに大きく振れたとしても最終的にポジション調整が入る可能性が高い。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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