ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-06

[米ドル円]CPI発表控えドル円上昇

(米ドル円日足)



NY市場で米長期金利が1.5%を割り込んだことでドル売りが強まりドル円は109円23銭まで下落。しかし109円付近にはオプション絡みの買いの噂もあり下げ止まった。
その後BOC政策会合でカナダ売りドル買いが強まるとドル円も反発。短期筋のドルショートカバーを巻き込みながら109円65銭まで上昇。そのまま高値圏で引けている。
本日発表される米5月CPIが前月同様に予想上回りドル買いが強まるとの見方がドル買いを促したとみられる。
もし予想を上回るようなら発表後ドル買いで反応するとみるが既に買い戻しが入っており上値は限定的とみる。もしCPIが上昇してもFRBはこれまでと同様に一時的な上昇との見解を変えることはないだろう。結局上昇後は再び下落に転じるとみている。

ドル円予想レンジ: 110円00銭~108円90銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ECBのテーパリング時期は

(ユーロ米ドル日足)



昨日のNY市場で米長期金利が低下するとユーロドルは一時1.22を上回り1.2218まで上昇。しかし買いは続かずに1.2175まで押し戻されるなど、本日のECB理事会を控えポジション調整の動きが強まった。
注目のECB理事会ではパンデミック緊急プログラムPEPPの債券購入ペースが減速するかに注目が集まる。先週発表のユーロ圏CPIは2%を達成するなどECBのインフレ目標に近付いた。また、ドイツやスペインなどの欧州経済大国では物価も上昇しワクチン接種拡大により経済正常化に向けて動き出している。
もし購入ペースを減速するような内容が少しでも示されるようならユーロは1.22ミドル付近を試す展開を予想する。
一方、ラガルドECB総裁はユーロ高懸念を示しており上値も限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2270(BB上限)~1.2130(50%)

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[米ドルカナダドル]BOC政策会合でカナダドル売りは一時的

(米ドルカナダドル日足)



市場は米CPIやECB理事会を控え様子見姿勢が強まる中で昨日のNY時間にはBOC政策会合が開かれた。
4月に先進国の中でいち早くテーパリングの実施に向けた動きを見せたことでカナダドルは上昇。会合前にはドル売りカナダ買いの動きが強まり1.2110から1.2051まで下落。米長期金利が低下したこともあるが、BOCでカナダドル買いがさらに強まるとの見方もあった。
結果、BOCは「回復には引き続き大規模金融政策が必要」「政策金利維持は22年後半まで継続」「回復が順調に進むまで量的緩和プログラムは継続」など全般にハト派的な内容となったことでカナダドル売りが強まり1.2117まで反発。そのまま高値圏で引けている。
このひと月近くドルカナダは1.20から1.22ドルのレンジ相場が続くなどカナダドル買いの勢いは見られない。
ただ、原油高やワクチン接種が進む中でカナダドル買いの流れは今後も継続。レンジブレークも時間の問題か。

ドルカナダ予想レンジ:1.2130~1.2080(BB中心)

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[全般]米CPIとECB理事会に注目

本日発表される米5月CPIとECB理事会に市場の注目が集まる中で昨日のNY市場は株式市場が三指数ともに下落。米長期金利も低下する中でドル円は下落したものの買い戻しが一気に入るなど短期筋中心の動きが続いている。

昨日の東京市場では材料が乏しく本日発表される米CPIを控えドル円の値幅は10銭程度に収まった。
欧州市場でも本日のECB理事会を控え様子見姿勢が強まる中でポンドは比較的動きを見せた。
ホールデンMPC委員が「金融政策の蛇口を閉め始める必要がある」と発言したことで早期テーパリングの思惑が広がり、ポンドは上昇。しかし欧州とアイルランドを巡る対立懸念もありNY市場に入ると下落に転じている。
NY市場では今日のCPI発表を控え全般にポジション調整の動きが目立つ中で米長期金利が低下。ドル売りの動きが先行するとドル円は109円23銭まで下落。ユーロドルは1.22前半に浮上した。
しかし、その後BOC政策会合が開かれた直後にドル買いが一気に強まりドル円は109円65銭まで反発。ユーロドルは1.2175まで押し戻されるなど往って来い。
今日のECB理事会やCPIの発表を控え方向感がつかみにくい状況下で短期筋中心の動きが目立った。
今日の米5月CPIは前月比でみると低下が予想されるが前年同月では上昇。前月は予想外に大幅上昇となった反動がどの程度予想と異なるのかが注目。
もし前月と同様予想を上回るようなら早期テーパリングへの思惑からドル買いが一気に進みそうだ。
反対に、予想を下回る低下となればFRBが今後も緩和姿勢を継続するとみられドル売りが強まることになる。
コロナ禍が続いた後の数字だけに予想しにくい中でどちらかに大きく振れたとしても最終的にポジション調整が入る可能性が高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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