ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-06

[米ドル円]円高ドル高のバランス

(米ドル円日足)


FRBがいよいよこれまでの緩和政策の転換に着手し始めるサインを示したことでドル高が一気に進みドル円は110円82銭まで上昇した。しかし、その後株価の下落などもあり円買いが進んだことで109円95銭まで押し戻された。
結局ドル全面高と同時に円全面高となりドル円は綱引き状態となった。今のところドルと円のバランスが取れているもののクロス円の動き次第でバランスが崩れる可能性が高い。
米長期金利は昨年8月に付けた0.5%をボトムに今年3月に1.78%台まで上昇。既に5回の利上げを織り込んだ格好だ。
先週末の米長期金利は1.58%から1.44%まで低下。金利面でのドル買いは既に一巡しており、円買いがさらに進むようならドル円は下に放れる可能性が高いとみる。
109円ミドルはフィボナッチ38.1%戻しでボリンジャーバンドの中心線、上昇チャネルの下限も位置することから強いサポートとして意識される。
一方、3月末に付けた高値110円96銭と今回の高値110円82銭のダブルトップを付けた観もある。
109円ミドルが底割れするようなら108円後半からミドルまでの下落も視野に入る。

本日のドル円予想レンジ:110円60銭~109円80銭
今週のドル円予想レンジ:110円80銭(BB上限)~108円80銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ円]政策転換による巻き戻し

(ユーロ円日足)


クロス円が全面安の中でユーロ円も先週末にかけて3円余り下落した。
FOMCで予想以上にタカ派的な内容となったことで対ドルでユーロは下落。
しかしその後リスクオフの円買いが強まるとユーロ円は堰を切ったように下落に転じた。
FRBが緩和政策の転換に動き出したことで市場のこれまでの余剰マネーの引き揚げが始まった可能性が高い。
昨年の5月にコロナ禍でのユーロ円は114円ミドルまで下落し、それ以降上昇が続き今月には最高値となる134円台まで上昇。まさにピークを付けたところで梯子を外された格好だ。
ECBも遅かれ早かれFRBの後に続くことになるが、それまでは調整の売りは継続。

今週のユーロ円予想レンジ:132円30銭~128円50銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]BOE政策会合

(ポンド米ドル日足)


FOMCで予想外に早期テーパリング議論の開始が示されたことや利上げも前倒しになるとのタカ派的な内容からドルが上昇。ポンドは1.4ドルを割り込むと下げ足を速め週末には1.38を割り込んで安値引けとなった。
英国では期待されたロックダウン解除が感染再拡大により延期されたことで上値の重い展開で推移していたところに今回のFOMCでポンド売りが誘発された格好だ。
しかし、FOMC後に上昇した米長期金利も既に上昇前のレベルまで低下。ドル高の動きはそろそろ収まる頃だ。
先週末発表された5月小売売上は予想を下回ったものの雇用も含めここ最近の英国経済指標は順調な景気回復を示す内容が多い。
また、ジョンソン首相は延期は全体で4週間を超えないことに自信を示した。
今週開かれるBOE政策会合では最近の物価上昇に対してこれまで通り一時的とするようなら市場への影響は限られる。もしインフレへの懸念が少しでも示されるようならポンドは対ドルだけではなく対ユーロでも買い戻しが強まるとみている。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3950~1.3650(38.2%)

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[全般]金融緩和政策の転換

昨年の初めに広がったコロナパンデミックにより米国を中心に始まった大規模緩和政策の転換が示唆されたことで市場全体の巻き戻しがリスク回避の円買いを促す。

先週のFOMC会合で2023年までに2回の利上げ見通しが示された。また、パウエルFRB議長がテーパリングの議論開始について言及するなど予想以上にタカ派的な内容が示された。これを受け米長期金利は上昇するとドルも全面高。ドル円は110円後半まで上昇し株式市場は下落した。市場はテーパリング議論開始が8月のジャクソンホールで示唆されるとの見方が主流であっただけにサプライズの結果となった。
これにより昨年初めに始まった世界的な金融緩和の転換がいよいよ始まる口火を切ったことになる。それは市場に放出された大量の余剰マネーの還流が始まるサインでもある。
これまで買われ過ぎていたリスク商品の巻き戻しが入ることになればリスクオフの動きが高まりかねない。
その先駆けとなる動きがクロス円に最も現れた。リスクオフの円買いと同時に米長期金利上昇によるドル買いの動きが強まれば当然クロス円の下落につながる。
結果、先週末に米長期金利が低下したにも拘わらずドル高が進んでいる。
NY株式市場にもその傾向が表れ始めている。最初は小幅な下落にとどまったが先週末のダウは533ドル下落した。パニック的な売りは見られないのはまだ楽観的な見方が残っているためであろう。
コロナ危機から抜け出し景気回復期待が株式市場を押し上げるとの見方が燻る。
実際にこれまで大規模経済対策により市場には今のところ余剰マネーは溢れたままだ。
当局も市場に混乱が起こらないように時間をかけて今後少しずつ回収することになる。
しかし、マーケットは臆病なだけに崩れ始めると我先に逃げ出しかねない。

今週はクロス円の売りがどこまで続くのか。特に流動性の低いオセアニア通貨や南アランドなどには注意したい。
また、投機マネーの入りやすい原油価格が下落するようならカナダドルの売りにつながる。
ただ、まだテーパリングも始まっていない状態であり半信半疑の動きのなかでクロス円も調整の戻しが一気に入る可能性もある。
いずれにしても夏枯れ相場に入ると思っていたが、反対に激しい相場の幕が開けたようにみえる。

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