ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-07

[米ドル円]雇用統計期待の円安ドル高

(米ドル円日足)


ADP雇用統計や昨日の新規失業保険件数などから今日発表の雇用統計への期待が高まる中でドル円は111円62銭まで上昇。昨年3月のコロナパンデミックショック後の高値111円75銭とほぼ同レベルまで上昇した。
やや期待が先行し過ぎている観もあるが、それだけドル円や株価は買われやすい状況ともいえる。
東京のコロナ感染拡大や日米金融政策の温度差などがその背景にある。
今日の雇用統計が予想を上回る好結果となれば一段のドル買いが進むとみるが、同時にテーパリングや利上げへの思惑が高まり株価が下落に転じる可能性も高い。
そうなればリスクオフの円買い戻しの動きが一気に高まりかねない。

ドル円予想レンジ:112円00銭~110円70銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ポンド米ドル]BOEの緩和姿勢

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間にベイリーBOE総裁が「時期尚早の引き締めによって回復が損なわれないようにしなければならない」「インフレの上昇が一時的なものという複数の理由がある」など、早期のテーパリングに否定的な発言からポンド売りが先行。前回の安値1.3790付近を割り込み1.3765まで下落。その後買い戻しが入り1.3820まで押し戻されたもののNY時間に再び下落。米長期金利が上昇したことや本日発表の雇用統計への期待からドル買いが進みポンドは1.3752まで下げて引けている。
再び感染拡大によるロックダウンを実施するなど景気回復への懸念が広がる中でBOEは慎重な姿勢を崩さない。
一方で米雇用統計が好調な結果を示すようなら一段のドル買いポンド売りが進みそうだ。

ポンドドル予想レンジ:1.3840(38.2%)~1.3700(BB下限)

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[ユーロ円]買い戻し一巡

(ユーロ円日足)


東京市場では東京の感染拡大で日経平均株価が軟調な地合いで推移する中ユーロ円も上値の重い展開が続いた。しかし欧州市場が始まると一転。ドイツやユーロ圏製造業PMIが予想を上回ったことなどからユーロ買いが先行。また、ドル円が今年最高値を更新し目先のストップを巻き込み上昇。131円ミドル付近でもみあいが続いていたユーロ円は132円43銭まで上昇。週初に付けた高値132円33銭を上回った。しかしNY市場では利食い売りなども入り132円前半まで押し戻されて引けている。
先週からのユーロショートポジションの巻き戻しはほぼ一巡したとみる。

この日ラガルドECB総裁が「変異株の蔓延で欧州圏の回復が不確実性に直面している」と発言。緩和継続姿勢を示したが市場の反応は限られた。
132円ミドル付近は先週の高値でありボリンジャーバンドが位置しており強いレジスタンスとして意識される。
今日の雇用統計への期待が円売りを促しているだけに、統計発表後には再び下値を探る展開を予想する。

ユーロ円予想レンジ:132円60銭(BB中心、61.8%)~131円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]米雇用統計期待からドル高株高

本日発表の米雇用統計への期待が先行。NY株式市場は堅調な地合いで推移する中ドル高も進みドル円は昨年3月以来の高値を更新。雇用統計の結果次第では波乱含みの展開が予想される。

昨日の東京市場では東京都でコロナ感染が拡大するなかドル円は堅調な地合いで始まると111円16銭と今年最高値を更新。その後は実需などの売りに押されたものの111円台を割り込むことはなかった。
欧州市場ではポンドがユーロやドルに対して売りが先行。ベイリーBOE総裁のハト派発言がポンド売りを誘発するとドル円は上昇幅を拡大。昨年3月以来の高値111円62銭まで買われるとクロス円もほぼ全面高となった。
その後は利食い売りなども散見され押し戻される場面も見られたがNY市場に入ると再び上昇。NY株式市場は3指数ともに上昇すると米長期金利も上昇しドル円は再度111円61銭まで上昇。この日発表された米6月ISM製造業景況指数が60.6と予想の61を下回ったが市場の反応は見られなかった。一方新規失業保険申請件数は36.4万件と予想の39万件を下回るとドル買いで反応するなど今日の雇用統計への期待が高まった。
本日発表の米雇用統計は雇用者数が前月の55.9万人から70万人に増加し失業率も5.8%から5.7%に低下すると予想されている。
先日のADP雇用統計では予想を上回るなど好結果が期待されているだけに、市場はそれをだいぶ織り込み始めている。
もし予想を下回ったとしても好調な労働市場は今後も継続するとの見方が根強く、大きく下振れしたとしても今の楽観的なセンチメント下では下値も限られる。
反対に、もし予想を上回ると今度は早期利上げなどの思惑が高まり寧ろ上値が抑えられるとみている。
いずれにしてもISM製造業景況指数など景気を示す経済指標は強い米国経済を示すものが続いていることは明らか。それに対し当面緩和政策継続姿勢を崩さないFRB。
テーパリングが実際に実施されるまではこのゴルディロックス相場は続きそうだ。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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