ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-07

[米ドル円]レンジ相場入り

(米ドル円日足)



クロス円の下落による円買いドル買いと米長期金利低下によるドル売りとの綱引き状態の中で今週のドル円はやや上値の重い展開が予想される。
ただ、綱引き状態ということで上値はボリンジャーバンドの中心線が位置し、先週の高値110円70銭付近が当面の天井として意識される。
下値はボリンジャーバンドの下限であり50%戻しの109円70銭付近が強いサポートとなるが、クロス円が一段の下げを加速するようなら61.8%戻しの109円付近が次のサポートとなる。
来週のFOMC会合を控え最終的にレンジ相場入りした可能性が高い。

今週のドル円予想レンジ:110円70銭(BB中心、先週高値)~109円10銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]ECB理事会とフォワードガイダンスの変更

(ユーロ円日足)



FRBの早期テーパリングの可能性が後退したことで今週のECB理事会に市場の注目が集まる。
今月初旬に開かれた特別会合で2%のインフレ目標の上振れを容認するなどこれまでのハト派色戦略変更で合意。ただ、具体的な金融政策の変更は見送られており、今回の会合ではフォワードガイダンスが再検討されると予告されている。
現在のフォワードガイダンスは「必要な限り債権を購入しインフレ見通しが収れんするまで現行の最低水準を維持する」とあるが、このインフレ見通しを必要なら上振れも容認するといった文言が加わるのではと予想される。
また、来年3月に終了する1兆8500億ユーロのPEPPのその後のフォーマットへの移行が示されるようならユーロ売りで反応。
先週のユーロ円は7月7日に付けた安値129円63銭とほぼ同レベルで下げ止まった。
今回のECB理事会でこのレベルを下回るようなら一段の下値を探ることになる。

今週のユーロ円予想レンジ: 131円10銭(BB中心線)~128円50銭(61.8%)

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[南アフリカランド円]政治不安によるランド売り継続

(南アフリカランド円日足)



ズマ前大統領の収監をきっかけに始まった暴動で多数の死者を出したことからランド円は7円47銭付近まで下落した。しかし、週末に暴動の扇動者の何人かが逮捕されたことで一先ずランドは買い戻されたが依然として混乱は収まらない状況だ。またこの混乱によりワクチン接種が滞る中でロックダウンが延長されるなど南ア経済にとっては大きな痛手となる。
今週はCPIの発表とSARBの政策会合が開かれるが市場の一部では0.5%の利上げを予想するところもあるだけにCPIの数字次第では相場が荒れそうだ。
もし、利上げが実施されたとしても今後の政治不安や経済への打撃などから上値は限定的とみる。
寧ろ、下振れリスクに警戒した方がよさそうだ。

ランド円予想レンジ:7円70銭(BB中心線)~7円41銭(50%)

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[全般]ECBとクロス円の動向に注目

先週は週初発表された米6月CPIが15年ぶりの高い水準となったことでドル買いが先行。ドル円は110円70銭まで上昇。早期テーパリングへの期待がドルを押し上げた。
注目されたパウエルFRB議長の議会証言では「大規模資産購入の縮小、いわゆるテーパリングを開始できるほどの米経済回復の進展を見せていない」「物価上昇も一時的」といった従来のハト派発言を受け米長期金利が低下。ドル円も110円70銭から109円71銭まで一円近い下落となった。
同時にクロス円も全般に売りが強まると円買いと同時にドルは寧ろ堅調な地合いで推移。特に原油価格の下落などから資源国通貨のカナダドルや豪ドルなどが対円で売りが目立った。
円買いに傾いた背景には原油安やNY株式市場が軟調に推移したことでリスクオフの動きが影響していると思われる。コロナ感染再拡大への懸念に加えFRBの緩和政策への転換が市場へどう影響するかなど漠然とした不安感が漂う。
今週は米住宅着工やPMIの発表を控え、FRBのテーパリングへの思惑が浮上するか注目。ただ、来週のFOMCを控えているだけに一方向には動きにくく短期筋中心の動きが予想される。
また、今週はECB理事会にも注目が集まる。今回の会合ではフォワードガイダンスを再検討すると予告されている。また、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が実施された後の新たなフォーマットへの移行が示されると予想される。実際に何らかの具体的なものが示されるようならユーロ売りで反応しクロス円の下げを助長することになる。
ただ、先週末にフォワードガイダンスを巡り意見が対立しているとの報道もあり蓋を開けてみないとどちらに傾くか予断を許さない。
先週もクロス円の動きが相場の中心となっており、ユーロ円だけではなく豪ドル円やカナダ円も直近の安値付近で下げ止まった。もし、このレベルを下回るようならクロス円全般に下落幅を拡大する可能性が高い。
そうなればドル円も109円付近を試す展開も予想される。
反対に、クロス円の底を抜けないようなら来週のFOMCまでレンジ相場に入る。

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