ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-08

[豪ドル円]資源価格の下落とリスクオフの円高

(豪ドル円日足)


東京時間に発表された豪州雇用統計では雇用者数が予想よりも増加し失業率も4.6%と予想の5%を大きく下回ったことで豪ドル円は79円54銭まで上昇した。
しかし豪州統計局が「7月の失業率は労働市場の強さとみるべきではない」「仕事を探すことをあきらめた失業者が労働力人口から省かれている」と発表したことも上値を抑えた。
その後ダウ先物の下落などもありリスクオフの円買いが進むと78円25銭まで売り込まれた。その後NY市場に向け78円83銭まで買い戻されたものの原油などの資源相場の下落による資源国通貨の豪ドル売りが強まり78円40銭付近で引けている。
国内でのコロナ感染が再び広がる中で早期のテーパリング期待が後退したことや、資源価格の下落が豪ドル相場の下押し圧力となっている。
ただ、78円付近は61.8%戻しで強いサポートとして意識される。
週末の薄商いの中で買い戻しを入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ:78円80銭(BB下限)~78円00銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]クロス円の下落でドル高円高

早期テーパリングの思惑でドル買いが先行する中でデルタ株の感染拡大懸念などがリスクオフの円買いも誘いクロス円が大きく下落している。
テーパリングが予想通り年内に始まるとの見方が広がり前日のNY株式市場が続落となったことを受けた東京市場でも日経平均株価が下落。為替市場では長期金利の上昇によるドル買いが先行しドル円は110円22銭まで上昇。特にコロナ感染再拡大が懸念されるオセアニア通貨はドルに対して売りが目立った。ドルの一段の高値を追うかと思われたが欧州市場が始まると一転。クロス円を中心とした売りが先行するとドル円も110円を割り込み先日の安値109円48銭と面合わせとなった。
一方他の主要通貨に対してドル買いの流れに変わりはなくクロス円も一段の下げ幅を拡大した。
NY市場でもコロナ感染拡大による景気減速懸念やテーパリングによる金利上昇を嫌気した株式市場が続落して始まるとリスクオフの円買いが強まった。特に原油などの資源相場が下落したことから資源国通貨などの下落が目立った。
その後株式市場の下げ幅が縮小するとドル円クロス円ともに買い戻される場面も見られたが全般に円高ドル高の流れが継続して引けている。
特に材料がない中でのドル高円高が進んだことで市場がやや悲観的なセンチメントに傾き始めているとみることもできる。
ただ、海外勢は夏休みの最中で流動性が低下していることも一方向に相場が傾きやすい一因でもある。
資源国通貨を中心としたクロス円の下げが一段と進んだとしても、一旦下げ止まると一気に上昇する可能性もあり注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[米ドル円]株価下落でも円売り

(米ドル円日足)



東京市場でドル円は日経平均株価上昇により底堅い動きで推移。欧州市場に入るとFOMC議事要旨公開を控え米長期金利が上昇したことでドル買いが先行。東京市場で付けた高値109円68銭を上抜けると109円88銭まで上昇。
その後NY株式市場が三指数ともに続落すると一旦は円買いが強まったもののドル買いの勢いは強く110円台に乗せてきた。
FOMC議事要旨が公開され予想通り年内のテーパリングの可能性が示唆されると発表直後に110円07銭まで上昇。しかし、既に織り込み済みということから利食い売りが先行し109円78銭まで押し戻されて引けている。
株式市場は金利上昇の流れを受け軟調な地合いで推移するなど、リスクオフの動きが強まるものの円買いに反応していない。
夏休み相場で市場は短期筋が中心とみられることから、市場の反応は目先の動きにつられやすい。
アフガニスタンの地政学的リスクやデルタ株感染拡大への懸念が燻る中で時間の経過次第で円買いの流れが強まるとみている。

ドル円予想レンジ:110円15銭(61.8%)~109円40銭

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[ユーロ米ドル]1.17ドルの節目に注目

(ユーロ米ドル日足)



1.17ドルの節目を前に買いが散見されたがFOMC議事要旨を控えドル買いが強まると、NY市場では1.17ドルを割り込み1.1694まで下落した。
その後FOMC議事要旨が公開されるとドル売りが先行し1.1742まで反発したがその後は再び1.1709まで押し戻されて引けている。
FOMC議事要旨後にショートカバーが入ったことで再びユーロは下に行きやすくなっている。
1.17ドル割れではまだレベル的に買いを入れてきそうだが、下方向への圧力が徐々に増している。ただ、ユーロロングもそれ程積みあがっている感じは見られないことから一気に下落する勢いもない。ボリンジャーバンドの下限が位置する1.1670付近が次の下値目途として意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1760~1.1670(BB下限)

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[NZドル円]RBNZ利上げ見送りでNZドル売り

(NZドル円日足)



昨日の東京時間に開かれたRBNZ政策会合では現行の政策金利0.25%据え置きを決定。市場では0.25%の利上げが予想されていたことから発表直後NZドル円は75円18銭まで下落。しかし、声明では「政策金利見通しは2021年12月時点では0.6%」となり利上げ期待が再び強まると75円後半に上昇。その後オアRBNZ総裁が「金利刺激策を継続する必要性は低い」「利上げが明らかな方向性」などタカ派的な発言によりNZドル円は発表前の高値を上抜け76円16銭まで上昇。しかし、その後は米長期金利の上昇を受け対ドルでNZドル売りが先行。また、NY株式市場が三指数ともに続落するとリスクオフの円が買い強まり75円48銭まで下落し、そのまま安値圏で引けている。
半年ぶりに感染者が確認されてロックダウンに至ったことで今回は利上げが見送られたが、いち早く感染拡大を阻止したことで次回には利上げが期待できる。
75円前半で目先ダブルボトムを付けた可能性が高く75円付近の底堅さを確認したところで買いを入れていきたい。

NZドル円予想レンジ:76円20銭(38.2%)~75円00銭

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[全般]テーパリングへの思惑先行

この日はFOMC議事要旨を控え米長期金利が上昇しドル買いが先行。一方、株式市場や原油価格といったリスク商品が続落。リスクオフと金利上昇の綱引きのなかで方向性の掴みにくい相場展開が続く。

昨日の東京市場ではRBNZ政策会合が開かれたが予想された利上げは据え置きとなったことでNZドルは急落。つられて豪ドルも売られる場面も見られたが最終的に利上げ方向への期待が高まる中で買い戻されるなど往って来いとなった。
しかし、この日はFOMC議事要旨の公開を控え、市場は早期テーパリングへの思惑が先行し米長期金利が上昇。ドル買いが先行する中でドル円は110円台を回復した。
NY時間に発表された米7月住宅着工件数が予想を下回ったものの、同時に発表された米7月建設許可件数は予想を上回るなど、結局市場の反応は見られなかった。
また、その後ブラード・セントルイス地区連銀総裁が「FRBはインフレショックを考慮する必要がある」「2022年第1四半期までにテーパリングを完了し、必要に応じて利上げのオプションも考慮するべき」と発言したがこちらも反応は限られた。
注目されたFOMC議事要旨では想定通り年内のテーパリング開始が示唆されるなど予想通りの内容となったが、発表後ドルは下落。公開前に買いが進んだドルのポジション調整の動きが強まりドル円は109円75銭まで下落。堅調に推移していたクロス円も全般に売りが入るなど、結局思惑が先行した反動が強まるなど全般に往って来いとなった。
それだけ市場は方向感に乏しいということになるが、株式や原油市場の軟調な動きが気になる。
高値からの調整の戻しとの見方が一般的だが、ここにきてアフガニスタンの地政学的リスクやデルタ株感染拡大への懸念が広がり始めている。
また、米中対立が再び激化する中でテーパリングが実際に実施されるかはまだ不安が残る。
今日は特に目立った材料がないものの、それだけに今日のNY市場のセンチメントがどちらに傾き始めているのか、今後の流れを判断できそうだ。

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[米ドル円]ポジション調整

(米ドル円日足)



東京から欧州市場にかけてドル売りが強まりドル円は109円12銭まで下落。しかし、前日の安値109円11銭に届かなかったことで109円43銭まで買い戻された。
NY時間に発表された米7月小売売上高は予想を下回ったにもかかわらずドル買いが強まりドル円は上昇。パウエルFRB議長の発言を控えポジション調整の動きが強まり、ドル円は109円65銭まで上昇した。結果的にパウエルFRB議長の発言はこれまでの内容を踏襲するもので結局ドル円は買い戻されて引けている。
ポジション調整はほぼ一巡しておりここから買いが入ったとしても110円には届かずに往って来いになりやすい。
NY株式市場が今日も軟調な地合いを引き継ぐようなら再度109円前半を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:109円90銭(BB中心、50%)~109円10銭

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[ユーロ米ドル]1.17ドルの節目に注目

(ユーロ米ドル週足)



東京から欧州市場にかけてユーロは、一旦は買いが強まり1.1784まで買われる場面も見られたが全般に上値の重い展開で推移。NYダウ先物が反落したことでリスクオフのドル買いが影響した。
その後発表された米7月小売売上高が予想を下回ったものの米長期金利が上昇したことを受けドルが更に上昇。ユーロドルは1.1708まで下落し、そのまま安値圏で引けている。1.17ドル付近は先週も抜けきれずに反発。今年の三月も1.1705まで下落したが下抜けに失敗するなど、強いサポートとして意識されるクリティカルなポイントとして意識される。
もし下抜けするようなら昨年11月に付けた安値1.16ドル付近が次のサポートになるが、下抜けできずに再び反発しても1.18ドルは既に強いレジスタンスとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1740~1.1630(BB下限)

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[NZドル円]感染者確認で利上げ期待後退

(NZドル円日足)



昨日の東京時間にニュージーランドのオークランドで半年ぶりにコロナ感染者が確認されたとの報道でNZドル売りが一気に強まった。その後アーダーンNZ首相が「全土で3日間のロックダウンに入る」と宣言。これを受けNZドル円は75円38銭まで売り込まれた。
市場は本日の東京時間に開かれるRBNZ政策会合で政策金利を0.25%から0.5%に引き上げると予想され、既にNZドル買いが進んだ後だけに投げ売りがみられた。
しかし、感染者確認直後に速やかにコロナ感染拡大封じ込めに動くなどニュージーランドの徹底した管理は市場にとって安心感が広がる。
利上げが今回見送られたとしてもいずれ実施されると市場が判断する可能性が高く、NZドルの下値は限定的とみる。
7月20日に付けた安値75円27銭に届かずに75円38銭で反発したことで今日の会合後にこのレベルを下回らないようなら当面のダブルボトムと判断される。

NZドル円予想レンジ:76円60銭(50%)~75円40銭

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[全般]ドル全面高

昨日はパウエルFRB議長の発言を控え、市場全般に調整色が強まる中で株式市場は軟調に推移しドルは全面高となった。
昨日の東京市場ではオセアニア通貨が売られたことでドルは底堅い動きで推移。
この日発表されたRBA政策会合議事要旨ではコロナ感染拡大による経済への影響が懸念されていたことが伝わり豪ドルは下落。また、明日のRBNZ政策会合を控えたニュージーランドでは半年ぶりにコロナ感染者が確認されロックダウンを実施することが伝わるとNZドルも大きく下落し、ドルの買いが全般に強まった。ドル円も109円35銭まで上昇したものの欧州勢が参入すると一転。ドル売りが強まるとドル円は109円12銭まで下落したが、前日の安値109円11銭には届かずに反発。ドルの買い戻しが強まると109円43銭まで上昇したが米長期金利の低下とともにドルの上値は抑えられた。
NY時間に発表された米7月小売売上高が‐1.1%と予想の‐0.2%を大きく下回ると発表直後はドル売りで反応したものの、米長期金利が上昇するとドルは全面高。8月に入り感染拡大による影響が懸念されたものの、パウエルFRB議長の発言を控え全般にポジション調整の動きが入ったと思われる。
NY株式市場も三指数ともにこれまでの上昇への反動から大きく下落して始まったもののドル買いの動きは止まらず、ドル円は109円65銭とこの日の高値を付けた。
欧州時間に1.1785を付けたユーロドルもドル買いの動きから1.1710まで下落。
注目のパウエルFRB議長は「デルタ株が経済に重要な影響を与えるかまだ明確ではない」「パンデミックは依然として経済活動に影を落としている」などこれまでの内容を踏襲するものとなり市場への影響は限られた。
結局市場はパウエルFRB議長の発言を前にこれまでのポジション調整が入ったことで全般に動きやすくなっている。
コロナ感染拡大への懸念に加えアフガニスタンの地政学的リスクなどが目先リスクとして捉えられる。
今日はFOMC議事要旨が公開されるが既に新たな経済指標が発表される中で既に過去のものとして市場への影響は低い。
昨日の上海総合指数が大きく下落した背景に中国政府がインターネット上での不正競争行為に関する規定草案を発表したことも影響している。
市場が次のテーマを探るなかで株価の下落が継続されるようなら短期的なリスクオフの円買いが強まる可能性が高い。

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[米ドル円]地政学的リスクとコロナへの不安で円買い

(米ドル円日足)



週明け東京市場では、タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したことが伝わる中で中国経済指標の悪化を受け、リスクオフの円買いが先行。ドル円は109円75銭を付けた後は軟調な地合いで推移。欧州市場でも株式市場が軟調な地合いで始まるとドル円は109円30銭付近まで下落。
NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数も予想を下回ると米長期金利が低下。ドル安の動きが先行する中でNYダウも下落して始まるとドル円はこの日の安値となる109円12銭まで下落。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり下げ止まった。
一時300ドル余り下落したNYダウはプラスに浮上し最高値を更新するなど、市場の楽観ムードは依然として強い。ワクチン接種が進む中でコロナ感染はいずれ収束するとの期待が相場を支えている。
今日のパウエルFRB議長の発言で一時的に下振れがあるとすれば押し目買いチャンスとなりそうだ。

ドル円予想レンジ:109円60銭~108円70銭

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[ユーロ円]128円50銭の強いサポート

(ユーロ円日足)



昨日の早朝に129円42銭の高値を付けた後のユーロ円はほぼ終日下落が続いた。
タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した報道を受け、円買いが進む中で中国の7月小売売上や7月鉱工業生産が予想を下回ると更に円買いが強まった。欧州株式市場も軟調な地合いで始まるとユーロ売りと同時に円買いが勢いを増した。
NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を下回りNYダウが下落して始まると円買いが加速し128円50銭まで下落した。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しであり7月20日に付けた安値付近でもあり意識された。
このレベルを下回るようなら次のサポートは3月に付けた安値128円29銭。
更にその下のサポートは76.4%戻しの127円付近になるが、今の市場の楽観的なセンチメントを見ると128円ミドルの底値を下回ったとしてもすぐに戻してくるとみている。

ユーロ円予想レンジ:129円10銭~128円30銭

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[豪ドル円]WトップとWボトム

(豪ドル円日足)



タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した報道で一気に地政学的リスクが高まると80円90銭付近で始まった豪ドル円は80円ミドル付近まで下落。その後発表された中国の7月鉱工業生産と7月小売売上高が予想を大きく下回ると更に円買い豪ドル売りが加速、80円20銭付近まで下落した。その後も欧州株式市場が下落するなどリスクオフの円買いが強まる中で、NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数も予想を下回ると更に円買いが進み、豪ドル円は80円を割り込み79円89銭まで下落した。その後NY株式市場が反発すると円の売り戻しが強まり豪ドル円は80円20銭付近まで押し戻されて引けている。
中国国内でのコロナ感染再拡大が経済を押し下げるなど、豪州にとっても向かい風が強まる。また、地政学的リスクの高まりも資源国通貨の豪ドルにとってはマイナス材料となる。
81円ミドルのダブルトップを付けた下落に転じたが、7月にも付けた安値79円84銭を下回らないようならダブルボトムを形成する。
79円80銭付近はかなり強いサポートであり、底値の堅さを確認したところで買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:80円90銭(BB中心、61.8%)~79円80銭

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[全般]地政学的リスクと中国経済失速

タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したことに加え、中国経済指標の悪化によりリスクオフの動きが強まりドル安円高の勢いが増している。
昨日の週明け東京市場では早朝からアフガニスタン情勢の緊迫化が伝えられるなかでリスクオフの円買いが先行。ドル円クロス円ともに上値の重い展開で始まった。
その矢先に発表された中国の7月小売売上高や7月鉱工業生産が予想を大きく下回ったことから日本やアジア全般の株式市場が下落。中国国内でコロナ感染が再拡大したことで経済に影響を及ぼしたとの見方が広がる中で特にオセアニア通貨の下落が目立った。
欧州株式市場も中国経済指標の下落を受け軟調な地合いでスタート。
ユーロが対ドル対円、そして対ポンドでも売りが先行するとクロス円の下落を加速させた。
NY市場が始まったところで発表された8月NY連銀製造業景気指数が18.3と予想の29.0を下回ると米長期金利が低下。NYダウも反落して始まるとドル売りが先行する中で、ドル円はこの日の安値となる109円12銭まで下落。クロス円も下げ幅を拡大させた。
その後NYダウが上昇に転じ史上最高値を更に更新したことからドル円クロス円の買い戻しの動きも見られた。
しかし、世界的にコロナ感染が再拡大する中でタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧するなど地政学的リスクも重なったことから市場の楽観的なセンチメントにも若干変化が出始めている。
ただ、ワクチン接種がさらに進むなかでコロナ感染への懸念は一時的なものと市場はみている。アフガニスタンの地政学的リスクも最初のインパクトは大きいが、時間が経てば市場は織り込み始める。
今日はパウエルFRB議長の発言が控えるが、直近の市場リスクに対して早期テーパリングに消極的な発言が聞かれるようなら一段のドル安が予想される。しかし、株式市場の動向などを見ると依然として楽観的な見方が根強く残っていることから下値も限定的とみる。


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[米ドル円]天井確認

(米ドル円日足)



週初ドル円は早期テーパリングへの思惑が先行し米長期金利が上昇すると、110円80銭まで買われるなど111円を上抜くかと思われた。しかし、米長期金利上昇も一服する中でドルの上値が抑えられ、先週末にドル円は110円を割り込み109円55銭まで押し戻された。
日足のローソク足を見ると高値で寄引同時線が現れたことで110円80銭が当面の天井とみる。
今週は反対に底値を探る展開を予想されるが、下値目途としては109円付近にフィボナッチ61.8%戻しに当たりボリンジャーバンドの下限が位置することから強いサポートになる。このレベルを下回るようなら76.4%戻しの108円ミドルが次のサポート。

夏休み相場で市場の流動性が低下するため通常より値幅が大きくなる可能性がある。

本日のドル円予想レンジ:110円10銭~109円10銭(61.8%)
今週のドル円予想レンジ:110円50銭~108円50銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]1.17ドルの底固め

(ユーロ米ドル日足)



先週はFRBの早期テーパリング期待から米長期金利が上昇しユーロドルの売りが先行。ダブルトップのネックラインとして意識された1.17ドル割れ寸前まで下落した。しかしその後米7月CPIコア指数や8月ミシガン大学消費者態度指数などが予想を下回ったことで米長期金利が低下しドル売りが強まると、ユーロドルは1.18ドル台に反発。ほぼ高値圏で引けている。
辛うじて1.17ドル割れを回避したことで目先底値を固めた感もあり今週は一段の上値を試す展開を予想。
ただ、ユーロ圏でもデルタ株の感染拡大から経済への懸念が高まる中で、ECBは2%台の物価の上振れも容認。FRBとの金融政策の温度差がユーロの上値を抑える。
1.19ドル付近にはボリンジャーバンドの上限が位置しており、このレベルを上抜くかは難しい。
今週はユーロ圏4‐6月期四半期GDPやユーロ圏7月HICPが発表され、結果次第ではコロナ感染による懸念が高まり再び1.17ドル割れを試す展開も予想される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1860(76.4%)~1.1700(BB下限)

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[NZドル円]RBNZ利上げは織り込んでいない

(NZドル円日足)



今週開かれるRBNZ政策会合では政策金利をこれまでの0.25%から0.5%に引き上げると予想される。
今月4日に発表されたNZの4-6月期四半期雇用統計は就業者数が予想を上回り失業率が4.5%から4%に低下するなど、大きく改善されたことで利上げ期待が高まった。
既に市場は0.25%の利上げを織り込んでいるとの見方があるが4-6月期四半期雇用統計が発表される前のNZドル円のレベルは76円ミドルでありそれ程織り込まれているともいえない。
それでも0.25%の利上げが発表されれば一時的に利食い売りが先行する可能性もある。
注目はその後継続して利上げの可能性が示されるようなら押し目買いのチャンス。
当面様子を見るとすれば上昇が再開するのは時間がかかるが、NZドル円は底堅い動きが今後続くとみる。
先週はアーダーンNZ首相が「ワクチン接種を加速させる」「来年から国境再開のための段階的な計画がある」など、経済正常化への道のりを歩み始めた。
世界的なコロナ感染再拡大のなかでNZが封じ込めに成功したことはNZドルにとっては好材料。

今週のNZドル円予想レンジ:78円30銭(61.8%)~76円90銭(BB中心)

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[全般]夏休み相場で不安定相場

先週は早期テーパリング開始への思惑が高まる中でドル買いが先行。米長期金利が1.37%台に上昇すると、ドル円は110円80銭まで上昇。ユーロドルも1.17ドル割れ寸前まで下落した。しかし週末にかけてドル売り戻しの動きが強まる過程でNY時間に発表された8月ミシガン大学消費者態度指数が予想を下回り、2011年以来の低水準となったことを受けドル安が加速。ドル円も110円を割り込むと109円55銭まで下落。辛うじて1.17ドル割れを回避したユーロドルも1.18ドルまで反発するなどドル全面安となった。市場は夏休み相場に入っており薄商いの中で上下に振れやすい状況が今週も継続するとみられる。
市場にはリスク回避の動きと先行の動きとが混在しておりドルの方向感が掴みにくい。
世界的なデルタ株の感染拡大による不安が広がる一方で、市場は好調な米国雇用や製造業など経済回復を背景とした株高の流れが継続。NY株式市場は連日史上最高値を更新するなどリスクオンの流れは止まらない。
また、先週は米国上院で1兆ドルのインフラ投資法案が可決し、3.5兆ドル規模の財政支出法案の審議入りを承認するなど株式市場にとっては追い風が吹いている。
一方で、8月に復活した連邦債務上限に関し46人の共和党議員が投票を棄権するなど米国のデフォルト懸念も燻る。
今週は17日のパウエルFRB議長の発言に注目が集まる。今月28日のジャクソンホール会合に先立ち、早期テーパリング実施時期などに言及する可能性がある。その発言に対して市場がドル買いに反応したとしても既に年内テーパリングを織り込み始めていることから一時的な上昇と考えられる。寧ろ、コロナ感染再拡大などからテーパリングに少しでも否定的な見方を示すようならサプライズのドル売りが強まりかねない。
また、先週の8月ミシガン大学消費者態度指数などを見ると米経済指標にも市場は過剰に反応しやすくなっている。
いずれにしても多くのトレーダーが夏休みをとる薄商いの中で、一転して荒っぽい動きになるような不安定な相場展開が予想される。

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[米ドル円]110円台で膠着

(米ドル円日足)



ドル円は110円台での膠着状態が続いている。
日本ではコロナ感染の拡大が止まらずワクチン接種も頭打ちということもあり、株価は軟調に推移。欧米でも感染拡大が続いており為替市場では通貨の差はみられない。
米長期金利は昨日のNY市場で1.37%台に上昇したものの今月初旬に付けた1.12%台からの反動とみられ、そろそろ戻りの天井に近いとみている。
111円付近にはボリンジャーバンドの上限が上値を抑えており、当面の天井とみるが110円付近にもボリンジャーの中心線が位置する。
どちらかブレークするとすれば金利面からは110円割れのリスクが高いとみる。

ドル円予想レンジ:110円80銭(BB上限)~110円00銭(BB中心、38.2%)

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[ユーロ米ドル]1.17ドル割れリスク

(ユーロ米ドル週足)



前日に1.1706まで下落したユーロだが1.17ドルを意識し1.17ミドルまで反発。しかし、上値は依然として重く1.17ドル割れリスクは依然として燻る。
ダブルトップのネックラインとして意識されており時間調整が終わればいずれ1.17ドル割れを試しにくるとみている。
昨日はデイリー・サンフランシスコ地区連銀総裁が「早ければ今年中にテーパリングを開始する可能性」と発言。ここにきて多くのFRBメンバーがテーパリング実施を急ぐ発言が相次いでいる。一方ECBは当面緩和政策継続姿勢を崩さないことからユーロ売りドル買いの流れは今後さらに強まる可能性が高い。
市場は夏休み状態ではあるが薄商いの中で一時的な下振れリスクには注意したい。

ユーロドル予想レンジ:1.1760~1.1660(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[NZドル円]利上げ期待も織り込み

(NZドル円日足)



来週のRBNZ政策会合では政策金利をこれまでの0.25%から0.5%に引き上げると予想される。
世界的なコロナ感染再拡大のなかでNZは感染を抑え込んでおり、一足早く利上げを実施することになる。
昨日はアーダーンNZ首相が「ワクチン接種を加速させる」「来年から国境再開のための段階的な計画がある」など、コロナ感染を抑え込む自信を示している。
ただ、市場は既に利上げを織り込む格好でNZドルを買っており、寧ろ来週の会合では利食い売りが出る可能性もある。
ボリンジャーバンドの上限で上値が抑えられ、次はバンドの中心線付近を目指すとみており、短期的には戻り売りスタンスで臨みたい。

NZドル予想レンジ:77円60銭~77円00銭(50%戻し)

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[全般]夏枯れ相場

株や債券、そして為替相場全体が材料難のなかで硬直状態に入っている。本日も特に目立った材料はないものの、コロナ感染拡大による不安と経済への期待が入り混じる状況が継続。

昨日の東京市場では全国的にコロナ感染拡大の流れが止まらず、前日のNYダウが続騰しているものの日経平均株価は軟調に推移。一方為替市場はドル円クロス円ともに横ばい状態が続いた。
欧州市場が始まったところで発表された英国6月月次GDPが予想を上回ったものの反応薄。寧ろその後はポンド売りユーロ買いの動きが強まるなど、全般にポジション調整の動きが目立った。
NY時間に発表された米7月PPIは1.0%と予想の0.6%を上回るとドル買いが先行。ドル円は110円55銭とこの日の高値を付けたものの、その後利食い売りが入ると上昇前のレベルまで押し戻される往って来い。
ポンドが唯一軟調な地合いで推移した以外各国通貨は動意の乏しい状態が続いている。
東京はお盆休みで週末ということから大人しい動きになりそうだ。
特に目立った経済指標の発表もなく海外勢も同様に休みを取っているところが多く、相場は膠着状態が続くと予想される。
米国のテーパリングは今月のジャクソンホール会議で年内実施はほぼ確実との見方が多く、市場は既に織り込み済み。デルタ株の感染拡大も今のところ市場では様子見姿勢が目立つ。
それでもユーロやオセアニア通貨などが対ドルで底値に近付いており、底割れするようなら薄商いの中で一波乱ありそうな気配も感じられる。

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[米ドル円]過度なインフレ期待後退

(米ドル円日足)



東京から欧州市場にかけてドルは底堅い動きが続く中でドル円は110円80銭まで上昇。
米長期金利上昇もドル円を押し上げる格好となった。
NY市場に入り発表された7月の米CPIが予想通り前月から大きく低下したことで過度なインフレ期待が後退。米長期金利が低下しドルは全面安。ドル円は110円31銭まで押し戻された。一方NYダウは金利低下を好感し史上最高値を更新するとリスクオンの円安も同時に進みドル円の下げを抑える結果となった。
CPIの結果は前月比では物価上昇が鈍化したことを示すものだが前年比では依然として高く、テーパリング実施は避けられないものだ。
ただ、実際には長期金利は低下したままでありドルの上値も限定的とみてよいだろう。今日のNY時間に発表されるPPIの結果次第では発表前にどちらかに偏り過ぎるとその反動のきっかけになるなど短期的に振らされる可能性もあり注意したい。

ドル円予想レンジ: 110円80銭(BB上限)~110円00銭(BB中心、38.2%)

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[ユーロ米ドル]1.17ドル手前で反発

(ユーロ米ドル日足)



昨日の東京から欧州市場にかけてユーロドルは前日の安値1.1710を下回り1.1706まで売り込まれたが売りは続かずに下げ止まった。
NY時間に発表された米CPIが予想通り伸びが鈍化したことでドルが全面安。ユーロも1.1754まで反発。辛うじて1.17ドル割れは首の皮一枚で残った。
1.1700ドルはダブルトップのネックラインでありボリンジャーバンドの下限でもあることから強いサポートとして意識される。
ドル買いの勢いはまだ残る中でちょっとしたきっかけがあれば短期筋中心の売り仕掛けが入る可能性もあるが、目先は底堅さが続くとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.1780(38.2%)~1.1700(BB下限)

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[ポンド円]GDP発表でもみ合い放れへ

(ポンド円日足)



ポンド円はこの一週間153円を挟んで狭いレンジ内でのもみ合いが続いている。
6月からの下落基調が終わり上昇に転じるのか、或いは時間調整後に再び下落に転じるサインが見えるのか、そろそろもみ合いからどちらかに放れる頃か。
今日発表される英国4-6月期GDPは前期-1.6%から4.8%に大幅上方修正されると予想され期待が高まっている。もし、この期待を裏切るような結果となればポンドの失望売りが強まることになる。
英国では既にロックダウンなどの規制が撤廃されており、それがポンド買いにつながった。
しかし、ここにきてデルタ株の感染拡大などへの懸念も燻る中でポンドはもみ合いから下に放れるか注目。

ポンド円予想レンジ:153円40銭~152円30銭(50%)

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[全般]米7月CPIの結果ドル売り

米7月CPIが前月から大きく低下したことで過度なインフレ期待が後退。米長期金利が低下しドル売りが強まった。
昨日は前日のNYダウが高値を更新したことを受け、日経平均も上昇して始まるとドル円も底堅く推移。
前日に3月末以来の安値1.17ドル付近まで下落していたユーロに対しても対円で買いがみられた。
欧州市場に入ると米長期金利が1.37%台に上昇するとドル円は110円80銭まで買いが進んだ。同時にユーロ円は上昇を加速するなどリスクオンの動きが目立った。
しかしNY市場が始まりこの日注目の米7月CPIが発表されると一転、ドルが全面安となった。
CPI前月比で0.5%と予想通りの結果となったが前月の0.9%から大きく低下。米7月CPIコア指数は0.3%と予想の0.4%を下回り、こちらも前月の0.9%から低下。FRBの主張していたインフレ上昇は一時的との見方を支えるものとなり過度なインフレ期待が後退。
上昇傾向にあった米長期金利も低下しドル売りで反応。ドル円は110円31銭まで下落した。
一方で株式市場は金利低下を好感し、ダウは史上最高値を更新するとクロス円も全般に買いが進むとドル円の底値下支えとなった。
前月比でみると確かに大きく低下したものの、前年比でみると前月同様13年ぶりの高水準にとどまっている。今回の結果に対して市場は過剰反応にも見えるが、発表前にドル買いが進んだ反動ともとれる。
それだけ市場には材料難ということだろう。
今日もNY時間には米7月PPIや米前週分新規失業保険申請件数が発表されるが、その前にドル売りが進み過ぎると今度は買い戻しのきっかけにされる可能性もある。
いずれにしても夏休み相場の薄商いということもあり、短期筋中心の動きに振り回されそうだ。

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[米ドル円]米CPI発表でドル一段高も

(米ドル円日足)



昨日は米国上院で1兆ドルのインフラ投資法案が可決したこともあり米長期金利が1.35%台に上昇。ドル円は110円60銭まで上昇した。
既に市場は夏休みモードに入っており、相場は一方向に動きやすくなっている。
今日のNY時間に発表される米CPIは前月から低下すると予想される。今の市場の楽観的なセンチメントの中で予想を少しでも上回るようならドル円は111円付近を試す展開も予想される。ただ、薄商いの中でドル円ロングポジションに偏り始めており、予想を下回ったときの反動がより大きい。

ドル円予想レンジ: 110円80銭(BB上限)~110円10銭

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[ユーロ米ドル]1.17ドルのネックラインを意識

(ユーロ米ドル週足)



昨日の欧州時間に発表されたドイツの8月ZEW景況指数が40.4と予想の56.7を大幅に下回った。同時に発表されたユーロ圏ZEWも同様に前月から悪化したことを受けユーロ売りが先行。1.1743から下げが始まりNY時間には1.1710まで下落した。
1.17ドル付近はダブルトップのネックラインに相当することから一旦は下げ止まった。
昨日は米長期金利が1.35%台に上昇するなどドル高の勢いが強まる中でユーロ売りの圧力は継続。
今日のNY時間に発表される米7月CPIの結果次第で1.17ドルを割り込むようなら1.1630から1.16ドル台までの下げが視野に入る。

ユーロドル予想レンジ:1.1740~1.1630(BB下限)

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[カナダドル円]原油価格反発でカナダドル堅調

(カナダドル円日足)



NYダウが上昇して始まるとカナダ円は欧州市場で付けた高値87円94銭を上抜くと損切りを巻き込みながら88円台前半に上昇。前日まで下落が続いた原油価格が反発したこともカナダドル買いを促した。堅調な地合いが続き88円32銭の高値を付けたところで引けている。
米国上院で1兆ドルのインフラ投資法案が可決したことで市場にはリスク選考の動きが強まった。
夏休みの薄商いの中で一方向に行きやすいことから今日も一段の上値を試す展開が予想される一方でネガティブ材料が出ると相場は一転する可能性もある。
今日の米7月CPIの発表には要注意。

カナダ円予想レンジ:88円70銭~87円80銭

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[全般]1兆ドルインフラ投資可決でリスクオン

1兆ドルのインフラ投資法案が上院で可決したことからリスクオンの円安が強まりドル円は110円後半に上昇している。
連休明け東京市場では、前日にFRB幹部のタカ派発言を受けドル円は底堅い動きで推移。日経平均株価も一時300円余り上昇するなどリスクオンが先行した。
欧州市場が始まったところで発表されたドイツの8月ZEW景況感調査が不況の節目となる50を下回ったことからユーロ売りが先行。米国で早期テーパリングの思惑が高まる中でユーロが対ドル対ポンドなどで売り圧力が強まった。
NY市場では特に材料がない中で前日下落したダウが反発。リスクオンの円安が先行するとドル円はこの日の高値となる110円60銭まで上昇。原油価格が反発したことからカナダドルなどの資源国通貨に買いが散見された。そんななか米国上院で1兆ドルのインフラ投資法案が可決したことから市場に安心感が広がった。
一方では夏休みの薄商いの中でリスクオンの円安の動きが強まる一方で、中国も含めデルタ株の再拡大が懸念される。
今日のNY時間に発表される米7月CPIに市場の注目が集まる。
前月は5.4%上昇と15年ぶりの高水準を記録したが今回は5.3%にとどまると予想される。
今のリスクオンの流れの中で予想を上回る結果となれば早期テーパリングへの思惑が一層高まり、ドル円クロス円で一段の買い仕掛けが予想される。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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