ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-08

[米ドル円]狭いレンジ相場継続

(米ドル円日足)



東京市場でドル円は109円71銭まで下落して始まった。先週末のパウエルFRB議長の発言でテーパリングを実施しても利上げは当面ないとの見方がドルの上値を抑えた格好だ。
その後はユーロやオセアニア通貨の下落に併せてドル買いが進むと、ドル円はNY市場にかけて上昇。NYダウが小幅プラスで始まるとドル円は109円96銭まで買いが進んだ。
しかし110円付近には売りが観測されたことで買いは続かなかった。
今週末に発表される8月米雇用統計発表までは特に目立った材料がない中で、110円前半から109円ミドルの狭いレンジ相場が継続するとみる。

ドル円予想レンジ:110円10銭~109円50銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]8月ユーロ圏HICPに注目

(ユーロ米ドル日足)



週明けの東京市場で1.1810を付けたのを高値に、ユーロドルは上値の重い展開で推移。
欧州市場でもこの日は英国が祝日ということもあり、薄商いの中で1.1783まで下落した。
その後NY市場で1.1804まで買い戻しが入ったものの、狭いレンジ内でのもみあいが続いている。
今日の欧州時間にはユーロ圏8月HICPが発表される。
ECBは、物価上昇は一時的との見解を示しており、予想を上回ったとしてもユーロ買いには反応しにくい。
反対に、予想を下回るようならコロナ感染再拡大による影響との見方などからネガティブサプライズとなりかねないので注目したい。

ユーロドル予想レンジ:1.1820~1.1760(BB中心、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[カナダドル円]6月月次GDPと原油価格

(カナダドル円日足)



東京市場で86円89銭まで下落した後は欧米市場にかけて買いが強まり、87円43銭まで上昇するなど底堅い動きで推移。
米ルイジアナ州に上陸した大型ハリケーン「アイダ」によりメキシコ湾岸の原油生産が懸念されたことで原油価格が上昇したことがカナダドルを押し上げた。
しかし、OPECプラスは9月以降も協調減産規模を維持するとの見通しがあり、原油価格の上昇も一服感が漂う。
今日のNY時間にはカナダ6月月次GDPが発表される。前月のマイナスから上方修正されると予想されるが既に織り込み済み。
カナダドルの買い材料には出尽くし観もあり、昨日の高値レベルである87円ミドルはかなり強いレジスタンスとなっている。
このレベルに今日も届かないようなら短期的に売りを出したい。

カナダ円予想レンジ:87円50銭~86円40銭(38.2%)

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[全般]様子見姿勢

週明け東京市場は先週末のジャクソンホール会合で、パウエルFRB議長が予想ほどタカ派的な発言をしなかったことを受けドル売りが先行。パウエルFRB議長は年内テーパリング実施の可能性を示したものの、利上げとの関連性を否定し利上げ期待が後退したことからドル売りが先行し、ドル円が109円71銭まで下落するとクロス円も全般に売りが強まった。
欧州市場に入るとドル買い戻しの動きがみられたが、この日は英国がサマーバンクホリデーで休場ということもあり参加者が少なく、値動きは限定的となった。
NY市場に入っても動意の乏しい動きは継続。先週ジャクソンホール会合というビッグイベントが終了したことで様子見姿勢が続いた。
上昇して始まったNYダウも引けにかけてマイナスに転じるなど、冴えない動きとなった。
今週末に発表される8月米雇用統計に市場の注目は移っており、この結果次第ではテーパリング時期が後退するとの見方も燻る。
今日欧州時間に発表される8月ユーロ圏HICP、NY時間にはカナダの6月月次GDP、そして米国8月消費者信頼感指数といった指標発表が予定されている。
それぞれの指標が、材料難の中で予想とかけ離れた数値が発表されるようなら短期筋中心とした仕掛けが入りやすいとみている。
ただ、その時は往って来いになりやすく、仕掛けと手じまいは早めにしておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[米ドル円]早期テーパリングの織り込み

(米ドル円日足)



先週末のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言前にドル円は110円26銭まで上昇。市場は他のメンバーのタカ派的な発言が相次ぐ中で早期テーパリングへの思惑が高まっていた。しかし、結果は市場が期待するほどのタカ派的な内容ではなかったことで失望売りが強まり109円78銭まで下落。そのまま安値圏で引けている。
週末のポジション調整の売りもあったと思われるが、もしパウエルFRB議長が他のメンバーと同様なコメントが示されたとしてもドル円の上値は発言前のレベルとそれ程変わらないとみる。
今週は8月米雇用統計や8月米ISM製造業、非製造業景況指数の発表を控える。デルタ株感染の影響がもし現れるようであればテーパリング時期が延長されるとの見方からドル売りが強まる可能性が高い。
もし予想通りであればドル円は先週の高値更新を試す展開が予想される。

本日のドル円予想レンジ:110円10銭~109円50銭(50%)
今週のドル円予想レンジ:110円50銭~109円00銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]米長期金利動向とデルタ株感染再拡大の影響

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロドルは1.17ドル台から始まり、底堅い動きが続いた。
週末にはパウエルFRB議長の発言がややハト派的と捉えられたことで米長期金利が低下し、ユーロは1.18ドル台に乗せてきた。1.18前半は8月13日に付けた高値と同レベルであり、買い戻しは一巡したとみる。
先週レーンECB専務理事は「9月の政策決定会合でPEPPの終了を議論するのは時期尚早」「ECBは少なくとも来年3月までは好ましい金融環境を約束している」など、改めてECBの緩和政策継続姿勢が示された。
ユーロ圏内でもデルタ株感染再拡大を受け、経済への影響が懸念される中でユーロ圏8月消費者物価指数が今週発表される。
予想を下回るようなら再び1.17ドル割れを試す展開が予想される。
反対に予想を上回ったとしてもECBは一時的に2%の物価上昇を容認しており、上値は限定的。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1820(61.8%)~1.1700

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[カナダドル円]NY株式市場と原油価格

(カナダドル円日足)



先週原油価格が反発したことでカナダ円は前週に下落した反動から買いが先行。
先週はジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言を控え、カナダドルの買い戻しも見られた。
結果、パウエルFRB議長のハト派発言で早期テーパリングの思惑が後退したことなどから株価が上昇し、リスクオンの円安が進む中でカナダ円は85円40銭付近から87円38銭まで上昇。しかしジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言を前に86円65銭まで押し戻された。その後は週末の買い戻しが入り、87円前半で引けるなど目先天井を打った可能性が高い。
今週も原油価格やNY株式市場の動向に注目が集まる。
カナダでは既にワクチン接種率は67%近く、米国の52%を大きく上回っているものの感染拡大懸念が燻り続けている。
先週の米早期テーパリング期待が後退したことでNY株式市場や原油価格も堅調な地合いが予想されるが、買い材料には出尽くし観がある。
前週の高値87円50銭付近はボリンジャーバンドの中心線も位置することから上抜けないようなら85円ミドル付近までの下押しも視野に入る。

今週のカナダ円予想レンジ:87円50銭~85円70銭(61.8%、BB下限)

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[全般]8月米雇用統計と早期テーパリング

先週は週末のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言に注目が集まる中で、複数のFRBメンバーが相次いで早期テーパリングを実施する考えを表明。これを受け米長期金利は一時1.35%台に上昇するとドル円は一時110円26銭まで上昇。
しかし、一部ではコロナ感染拡大などから早期のテーパリングが難しいとの見方も燻る中で株式市場は堅調に推移。リスクオンのドル売り円売りが進む中でクロス円が全面高。特に原油価格などの資源相場が堅調な地合いで推移する中でカナダドルやオセアニア通貨の豪ドルやNZドルなどに買いが集まった。
注目されたジャクソンホール会合におけるパウエルFRB議長の発言は「年内のテーパリング開始が適切となり得る」としながらも「テーパリングが利上げ時期を示す直接的なシグナルではない」とした。
また、デルタ株感染拡大に関しては「注意深く点検する」としたものの「直接的なリスク」との懸念を示した。
足元の物価上昇についても「一時的なものである可能性」などとこれまでの内容と踏襲するものとなった。
パウエルFRB議長は「5%台の失業率は依然として高すぎる」との見方を示すなど他のFOMCメンバーのタカ派的な発言と比較してハト派的な姿勢を示したことから発言後、米長期金利が低下しドル売りが先行。発言前にはドル買いが進み110円26銭まで上昇していたドル円は109円後半に下落した。
多くのFRBメンバーは既に早期テーパリング実施を適正としており、遅かれ早かれ年内テーパリング実施は必然とみられる。
しかし、パウエルFRB議長の指摘するようにデルタ株の拡大が経済への影響を及ぼすようなら延期の可能性も残る。
今週はそのテーパリング時期に影響を与える8月米雇用統計が発表される。
8月はデルタ株感染が拡大し始めている時期であり、雇用者数が予想を下回るようなら一気にテーパリングへの期待は後退。ネガティブサプライズとなる。
反対に、予想を上回ったとしても市場は大分織り込んでいることからドルの上値は限定的とみる。

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[米ドル円]リスクオフの円買いドル買い

(米ドル円日足)



複数のFOMCメンバーの早期テーパリングへのタカ派発言により、NY株式市場は軟調な地合いで推移。また、アフガニスタンの首都カブールで大規模自爆テロが発生し地政学的リスクが高まったことも株価を押し下げた。
これだけのリスク回避の動きにも関わらずドル円は110円22銭から109円93銭と29銭の狭いレンジ内で収まっている。今日のジャクソンホール会合というビッグイベントを控え、動きが取れないということだろう。
今日のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長はテーパリングに関する具体的な内容を示さないとの見方が広がっており、もしそうであれば一時的にドル売りで反応するとみている。
同時に株式市場が上昇することから円安の動きが強まり、ドル円の下値も限定的とみる。
下値目途としては50%戻しの109円50銭だが、勢いがあればボリンジャーバンドの下限が位置しフィボナッチ61.8%戻しとなる109円まで行く可能性がある。

ドル円予想レンジ:110円60銭~109円50銭(50%)

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[ユーロ米ドル]ECB理事会議事要旨

(ユーロ米ドル日足)



昨日公表されたECB理事会議事要旨では「フォワードガイダンスは必ずしも長期的な低金利を意味しない」「2%がインフレの上限であるという概念を明確にする払拭する必要」など、これまでの内容を踏襲するもので目新しいものはなかった。しかし、早期テーパリングの思惑が高まるFRBとの金融スタンスの違いは明白で、ユーロドルの下押し圧力は継続。
今日のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言を控えユーロ買い戻しが既に一巡した観もあり、実際にパウエルFRB議長の発言後には再びユーロ売りが強まる可能性が高いとみる。
ボリンジャーバンドの中心線が位置する1.1780付近で上値が抑えられているが、一時的に1.18ドルを試す展開も予想される。このレベルでは戻り売りスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1800~1.1700(61.8%)

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[カナダドル円]地政学的リスクと原油安

(カナダドル円日足)



昨日の東京市場でカナダ円は売りが先行し87円07銭まで下落したが、欧州勢が買いで参入。87円49銭まで上昇した。
しかしNY市場では早期のテーパリングへの思惑が高まり、株式市場は3指数ともに下落。また、アフガニスタンの首都カブールで大規模テロが発生したことで地政学的リスクの高まりから原油価格も下落。カナダドル売りと同時にリスクオフの円買いが進む中でカナダ円は86円66銭まで下落。そのまま安値圏で引けている。
今日のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長が早期テーパリングに言及するとの見方が後退しているものの、市場は確定事項として捉えている。
BOCは既に4月に主要国に先立ってテーパリング実施を表明し実行しているだけに、対ドルでカナダドル売りが強まりかねない。
先週84円67銭まで下落した後に買い戻しが入り、昨日は87円50銭まで上昇。このレベルにはボリンジャーの上限も位置し上値が抑えられた。
今日のジャクソンホール会合を前に一先ず買い戻しは一巡したとみており、パウエルFRB議長の発言後には再度下値を下げる展開を予想する。
反対に、もし昨日の高値を上抜くようなら88円ミドル付近を試す展開。

カナダ円予想レンジ:87円20銭(BB中心)~85円70銭(BB下限、61.8%)

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[全般]ジャクソンホール会合に注目

今日のジャクソンホール会合を控えFOMCメンバーの多くがテーパリング開始に前向きな姿勢を示した。実際にパウエルFRB議長が今日の会合でテーパリング開始を明確に示すかに注目が集まる。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場が続伸したことでリスクオンが先行したが、その後はポジション調整の円買いが強まりドル円クロス円ともに上値の重い展開で推移。
特に資源国通貨であるオアセニア通貨やカナダドルなどの売りが目立った。
欧州市場では東京のポジションの巻き戻しを狙った円売りが先行。ドル円やクロス円のショートの巻き戻しが一巡すると再び下落に転じるなど短期筋中心の動きが目立った。
NY市場が始まったところでジョージ・カンザスシティー地区連銀総裁が「今年中に債券購入額を減らし始めるべき」「米経済は順調に進展し、インフレ率も上昇するなどテーパリング開始を示唆」と発言。
また、ブラード・セントルイス地区連銀総裁は「テーパリングを開始し、2022年第1四半期に終了すべき」「経済はパンデミックに適応することを学んだ」と発言。
更にその後カプラン・ダラス地区連銀総裁は「9月のFOMCでテーパリング計画についてアナウンスし10月から開始することを望む」など、それぞれが早期のテーパリング開始を煽るような発言が相次いだ。
これを受けたNY株式市場は軟調な地合いで推移。更にアフガニスタンの首都カブールで自爆テロが発生したニュースも株式市場を押し下げた。
結果的にリスクオフのドル買いと円買いが進むなどクロス円が上値の重い展開。
ドル円は110円を挟んでの小動きが続いている。
FOMCメンバーの相次ぐ早期テーパリング実施発言から、今日のパウエルFRB議長が同様な内容を示したとしても市場は既に織り込み済みということから影響は限られそうだ。
反対に何も言及しなかった場合には、一時的に金利低下によるドル売りで反応する可能性が高い。
一方で、利上げの思惑やアフガニスタンの地政学的リスクの高まりの中で株式市場の下げ幅はこの程度で収まっているということは、それだけ市場のリスクオンの流れは強いということになる。
ただ、アフガニスタン問題はバイデン政権にとっては今後大きな痛手となることは確かで、コロナ感染拡大による今後の影響も懸念される。
イベントリスクが無難に通過したとしてもドルの一方的な買いにはつながりにくく、寧ろクロス円が再び下落に転じる可能性もある。

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[米ドル円]円売りの勢い

(米ドル円日足)



東京市場ではこの日ゴトービとなり仲値に向けてドル円は上昇。109円86銭まで上昇したがその後は上値の重い展開となった。
欧州市場に入るとユーロを中心としたクロス円の買いが先行。ゆっくりとした足取りで110円手前まで上昇。NY市場では米長期金利の上昇に伴い、ドル円は110円台を上抜け110円12銭まで上昇。NY株式市場も3指数ともに堅調に推移する中で円売りの動きがドル円の下支えとなった。
クロス円の買いが強まるとドル売りも同時に強まることからドルの上値も限定的。
クロス円の上昇もそろそろ一服感が出始めるレベルでもあり、ドル円も高値に近い状況とみる。
ただ、クロス円が下落するとドル買いが強まることからドル円の下値も限られる。
結局ドルと円の綱引き状態が続く中で狭いレンジ内での動きが継続。

ドル円予想レンジ:110円20銭(61.8%)~109円60銭

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[ユーロ米ドル]強気の経済見通し

(ユーロ米ドル日足)



東京市場でユーロ売りが先行し1.1733まで下落したが、欧州市場で反発。
デギンドスECB副総裁が「数日中にマクロ経済の見通しを再び上方修正する可能性」との発言もユーロを1.1760まで押し上げた。
その後1.1727まで押し戻されたものの、NY市場で再び上昇。ドイツのアルトマイヤー経済相が「新型コロナウイルスの感染第4波が発生してもドイツ経済の回復継続が見込まれる」と発言したこともユーロ買いを促し1.1775まで上昇。高値圏での引けとなった。
1.1780付近にはフィボナッチ50%戻しでボリンジャーバンドの中心線が位置することから強いレジスタンスとして意識される。
このレベルを上回ると61.8%戻しの1.18ドルが次のレジスタンスとなる。

ユーロドル予想レンジ:1.1800(61.8%)~1.1720

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[カナダドル円]原油価格の上昇とリスクオンの円安

(カナダドル円日足)



東京市場でカナダ円は87円19銭まで上昇後、利食い売りが入り86円89銭まで押し戻された。その後は世界的な株価上昇に合わせる格好で円売りが強まり、再び上昇。
NY市場の引けにかけて87円40銭付近まで上昇し高値引けとなった。
原油価格も1バレル68ドル台に上昇したこともカナダドル買いを促している。
週間石油統計によると、原油在庫が3週連続取り崩しとなったことで原油価格を押し上げた。
米下院で3.5兆ドルの予算決議が可決したこともリスクオンの円安を促しており、この勢いはまだ継続しそうだ。
ただ、87円ミドル付近にはボリンジャーバンドの中心線が位置し、フィボナッチ61.8%戻しのレベルでもあり、かなり強いレジスタンスとなっている。
この87円ミドルレベルを上抜けるようなら一時的に88円を試す展開を予想する。
失敗すれば当面の高値となる重要なレベルでもある。

カナダ円予想レンジ:88円00銭~87円00銭

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[全般]クロス円全面高

昨日のリスクオンの動きが継続。ジャクソンホール会合を意識したのかドルを伴わないクロス円取引がここにきて目立っている。
昨日の東京市場ではゴトービのドル買いが先行しドル円は109円86銭まで上昇。これまで堅調に推移していたクロス円の動きには一服感も見られた。
しかし欧州市場でユーロ買いが先行。デギンドスECB副総裁が「数日中にマクロ経済の見通しを再び上方修正する可能性」との発言を受け、ユーロが上昇するとクロス円全般に再び買いが強まった。
NY市場に入り米7月耐久財受注(輸送用機器除く)が0.7%と予想の0.5%を上回ったことも円安を促し、クロス円も底堅さをキープ。
NY株式市場も3指数ともに堅調な地合いで推移する中でドル円は110円12銭まで上昇。
この日行われた5年債入札が不調に終わったことで米長期金利が上昇したこともドル円を押し上げた。
ただ、クロス円が上昇していたことで他の主要通貨に対して結果的にドルは寧ろ軟調に推移している。
明日のジャクソンホール会合を控えドルを除いたクロス円の取引が活発になっている。
昨日は米下院で3.5兆ドルの予算案決議が可決されたこともあり市場に安心感が広がり、それが円売りにつながったとみられる。
原油価格も1バレル68ドル台に回復しナスダックも史上最高値を更新するなど、市場に溢れかえる余剰マネーがリスク選好の動きを止めていない。

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[米ドル円]109円台のもみ合い継続

(米ドル円日足)



ドル円の値幅が徐々に狭まっている。昨日はクロス円の買いが進む中で円安の勢いが強まり、ドル円は一時109円88銭まで上昇。しかし、クロス円の買いはドル売りも促したことから結局ドル円は109円42銭まで下落した。
その後NY株式市場が続伸したことから再び円安の動きが強まり、109円73銭まで上昇して引けている。
金曜日のジャクソンホール会合までドル円は膠着状態が続くとみており、短期的には110円付近で売って109円前半で買いを入れる。

ドル円予想レンジ:110円00銭~109円30銭

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[ユーロ米ドル]買い戻し一巡

(ユーロ米ドル日足)



昨日の欧州時間に発表されたドイツの4‐6月期GDPは1.6%と予想の1.5%を上回った。しかしユーロ買いには反応せず、寧ろポンドの下落に合わせる格好で売りが強まった。
だが1.1728まで下げたものの、資源国通貨が全般に買われる中でユーロも下げ止まりから反発。NY市場にかけてドル売りが強まる中でユーロは1.1765まで上昇。その後は調整の売りも見られたが方向感の乏しい動きとなった。
先週ユーロは1.17ドルを割り込み、1.1664まで下落した後に買い戻しが強まった。
ジャクソンホール会合を控え、ポジション調整のためのユーロ買いとみればそろそろ買い戻しも一巡した観もある。
1.1780付近にはボリンジャーバンドの中心線があり、このレベルが買い戻しの天井になる可能性が高い。

ユーロドル予想レンジ:1.1780(BB中心)~1.1720

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[NZドル円]コロナ感染拡大で利上げ見送り

(NZドル円日足)



昨日の東京市場でNZドル円は堅調な地合いで推移。日経平均株価やアジア株全般が上昇する中でリスクオンの円安が進みNZドル円は75円ミドルから76円まで上昇。
その後ホークスビーRBNZ総裁補佐が18日の政策会合で利上げが見送られたことについて「経済的なリスクではなくコミュニケーションの難しさが理由だった」「当局者らは政策金利を最大0.5ポイントの引き上げを積極的に検討していた」と発言。これを受けNZドル円は76円28銭まで上昇。その後は利食い売りに押される場面もあったがNY市場ではリスクオンの円安が進み76円36銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けるなど底堅い動きが継続。
コロナ感染者が出たことでロックダウンを実施しているNZだが、今回も最終的に感染拡大は抑えられるとみられており、いずれ政策金利は引き上げられると予想される。
ただ、利上げを市場が織り込み始めていることもあり、目先は買い材料の出尽くし観が広がりそうだ。
ジャクソンホール会合前に上値では利食い売りが待ち構えている可能性が高い。

NZドル円予想レンジ:76円60銭(61.8%)~75円50銭

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[全般]資源国通貨中心の買い

前日に引き続きリスクオンの動きが強まる中で原油などのコモディティー価格の上昇に合わせ、カナダドルやオセアニア通貨などの資源国通貨に買いが集まった。週末に行われるジャクソンホール会合を控え、主要通貨以外の取引が活発化している。
昨日のアジア市場では前日のNY株式市場が続伸したことでアジア株全体に買いが入るとリスクオンの円安が進みクロス円が全般に底堅い動きで推移。
その後米長期金利の上昇もありドル円は109円88銭まで上昇した。
更にユーロ円やポンド円などの利食い売りが強まるとドル円も109円42銭まで押し戻された。
一方、NY株式市場は小幅ながら続伸する中で原油価格などのコモディティー価格も上昇すると資源国通貨のカナダドルや豪ドルといった通貨が上昇し、ユーロ円ポンド円も再び上昇。特に目立った材料がみられたわけではないが週末のジャクソンホール会合を控え、小手先の動きが目立った。
この日はNZドルの上昇が特に目立った。
RBNZ総裁補佐が前回の会合で「0.5ポイントの利上げを検討した」と発言したことがきっかけとなった。資源国通貨が買われる流れの中でNZドル買いの動きが強まるなど、主要国通貨以外の通貨に市場の目が向きやすくなっている。
この傾向は今日も継続するとみてよいだろう。ただ、金曜日のジャクソンホール会合前にはポジション調整が入る可能性が高く、その前に利食いを入れておきたい。

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[米ドル円]リスクオンの円安

(米ドル円時間足)



週明け東京市場でドル円はリスクオンが先行し109円98銭まで上昇したが、110円には届かずに押し戻された。しかし、欧州市場ではNYダウ先物が上昇したことで円安が先行。
ドル円は110円14銭まで上昇した。しかし、その後は米長期金利が低下したこともあり109円65銭まで押し戻され、そのまま引けている。
ドル円は方向感が乏しく、クロス円の動向に振り回されている。
短期的にドル円は110円前半でダブルトップを形成しておりネックラインの109円ミドルを下抜けるようなら109円付近までの下げも視野に入る。

ドル円予想レンジ:110円00銭~109円40銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]買い戻し一巡後は再び

(ユーロ米ドル日足)



東京市場でユーロは対ドル対円で堅調な地合いでスタート。アジア全般の株式市場が底堅い動きを反映したもので1.1690から1.1723まで買われた。その後発表されたドイツやユーロ圏8月製造業PMIが予想を下回ったものの、買いの勢いは止まらずに上昇。
その後ドイツ連銀が「今年のドイツの成長率は予測を下回る可能性があり、コロナ感染が秋の景気を予想外に圧迫する可能性がある。」などのネガティブな報告書を発表したが反応は見られず上昇が続いた。
NY市場でも買いが継続し1.1750の高値を付けて引けている。
特にユーロ買い材料は見当たらないなかでの買い戻しが続いており、1.17ドルを先週割り込んだことでユーロは短期的にショートに傾いた調整とみている。
買い戻しが一巡したところで再び売りを出していきたい。上値目途としてはボリンジャーバンドの中心線が位置しフィボナッチ50%戻しの1.1780付近。

ユーロドル予想レンジ:1.1780(50%、BB中心)~1.1690

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[米ドルカナダドル]みごとな天井サイン

(米ドルカナダドル日足)



アジア市場からユーロなどを中心にドル売りが先行する中で、ドルカナダも1.28ミドルから下落。1.28を割り込み1.27ミドル付近まで売り込まれた。
その後は原油価格が大きく反発したことで資源国通貨のカナダドル買いが強まると1.2642まで下落。高値から200ポイント余り下落し、安値引けとなっている。
日足のローソク足を見ると先週末には長い上髭を伸ばした寄引同時線が現れるなど見事に天井を付けたサインがみられた。1.28ドルを上抜けたことで損切りが一気に出たような動きであり、目先はドルカナダのショートが作りにくくなっている。
しかし1.26ドル付近で下げ止まるようなら中期的なドル上昇トレンドは継続。
再び1.28ドルの上抜けを試す展開も予想される。

ドルカナダドル予想レンジ:1.2720~1.2570(38.2%、BB中心)

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[全般]株高原油高でリスクオン

先週下落した株や原油などが反発して始まったことでリスクオンの円安が進行。特に目新しい材料はないものの、下げ過ぎたポジション調整が入ったと思われる。

週明け東京市場では先週末にNY株式市場が反発して引けたことを受け、日経平均株価や上海総合指数が堅調な地合いでスタート。リスクオンの円安が進みクロス円全般に底堅い動きで推移。ドル円も109円98銭まで買いが進んだが110円には届かなかった。
欧州市場ではNYダウ先物が上昇したこともありリスクオンの円安が継続。また、先週下落が続いていた原油価格も反発すると豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨を中心に買いが強まった。
NY時間に発表された米8月PMIは製造業とサービス部門双方が予想を下回ったものの、米7月中古住宅販売件数は予想を上回るなどまちまちの結果となったことで市場の反応は限られた。
一方株式市場は3指数ともに続伸。米FDAがファイザーを正式承認したことを好感。ナスダックは史上最高値を更新するなど株式市場の底力を示す結果となった。
同時にWTI原油先物も大幅反発となるなど市場全体にリスクオンが広がった。
今週末のジャクソンホール会合で早期テーパリング期待が以前よりも後退し始めていることもリスクオンの動きを高めている。
しかし、この調整の買い戻しも一巡すれば再び円買いドル買いの動きに戻る可能性が高い。
世界的にコロナ感染が再拡大する中で景気への見通しが難しくなっている。また、ドイツや日本の選挙絡みの政治リスクも燻る。
リスクオンの動きも一転してリスクオフに変わる爆弾を常に抱えている。

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[米ドル円]ジャクソンホール会合

(米ドル円日足)



先週のドル円はアフガニスタン情勢を受けた地政学的リスクの高まりから円買いが先行。109円12銭まで下落して始まったが早期テーパリング期待からのドル買いが強まり110円22銭まで上昇。その後は109円ミドル付近まで調整の売りが入るなど、結局ドル高と円高の綱引き状態が続いた。
今週はジャクソンホール会合でパウエルFRB議長の発言に注目が集まる。
市場は年内のテーパリング開始を明示するとみており、大分織り込まれている。しかし、デルタ株感染が広がる中で時期を明示しない可能性もあり、その時は米金利低下によるドル売りが強まるとみる。同時に株式市場は一段の上昇につながることから円安が進み、結果的にドル円は綱引き状態によるレンジ相場が継続するとみる。

本日のドル円予想レンジ:110円05銭~109円50銭
今週のドル円予想レンジ:110円50銭(61.8%)~108円90銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]1.17ドルのネックライン割れ

(ユーロ米ドル週足)



欧州市場でもデルタ株の感染拡大による経済への懸念が高まる中でユーロドルは先週ダブルトップのネックラインである1.17ドルを割り込み1.1664まで下落した。
1.16ミドルは週足ボリンジャーバンドの下限が位置することもあり一旦は下げ止まっている。今週はジャクソンホール会合においてテーパリング開始時期が明示される可能性があり、そうなれば緩和政策継続姿勢を崩さないECBとの金融政策の違いが一段と広がる可能性が高い。
特に今週はECB理事会の議事要旨が公開されることから改めて金融政策の違いが意識されそうだ。
また、ドイツやユーロ圏の8月製造業PMIが発表されるが、コロナ感染の影響が示されるようならユーロ売り材料にされそうだ。
ユーロドルの下値目途としてはボリンジャーバンドの下限が位置し、昨年11月の安値1.16ドル、50%戻しの1.15ドルが意識される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1780~1.1500(50%)

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[NZドル円]コロナ感染拡大で利上げ見送り

(NZドル円日足)



先週のRBNZ政策会合では政策金利を0.25%で据え置くことで一致。市場は0.25%利上げを織り込んでいたことで失望売りが強まった。コロナ感染封じ込めに成功したことでいち早く緩和政策から脱出したNZだけに、再び感染拡大に至ったことで市場のショックは隠しきれない。
先週末にはアーダーンNZ首相が「ロックダウンを24日まで延長する」「感染はもはやオークランドで隔離できない」と発言するなど再び感染拡大への懸念が高まる。
利上げを織り込んでいた時でもNZドルは上値の重い展開が続いており、それだけNZドル売り圧力は既に高まっていたことになる。
ここにきて穀物相場の下落が加速していることもNZドルの上値を重くしている。
ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークが始まっており下降トレンドは今週も継続。

今週のNZドル円予想レンジ:76円00銭~73円20銭(61.8%)

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[全般]ジャクソンホール会合

先週はタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したとの報道から地政学的リスクが高まると円買いが先行。ドル円は109円12銭まで下落、クロス円も全面安で始まった。しかし、その後発表された米7月小売売上高が予想を大きく下回ると一転。米長期金利が上昇しドル買い戻しの動きが強まった。今月27日のジャクソンホール会合で、パウエルFRB議長がテーパリング開始時期の協議を行ない、年内にも開始が表明されるとの見方が広がったこともドル買いを促した。ドル円は110円前半に押し上げられユーロドルはクルーシャルポイントとして意識された1.17ドルを割り込んだ。
一方、金利上昇を嫌気したNY株式市場は三指数ともに軟調な地合いで推移する中で原油価格も低下するなどリスクオフの円買いが強まり、ドルの上値も限定的。週末にかけてドル売り戻しの動きが強まった。
海外市場では夏休みで参加者が乏しい中で値動きは一方向に行きやすく、結局ドル円も109円後半で引けている。
結局金利上昇によるドル高の動きに対してリスクオフの円買いが進んだことでクロス円は全面安。中でも利上げが予想されたNZドルはコロナ感染拡大により利上げが見送られたことで豪ドルも巻き込みながら大きく下落した。
また、原油価格など資源相場も下落したことでカナダ円やポンド円などが特に下落幅を拡大させた。
今週は27日のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言に注目が集まる。
市場はパウエルFRB議長が年内にもテーパリングの開始時期を明示するとみており、ドル買いは大分織り込まれているとみている。しかし、デルタ株の感染拡大を受けテーパリングの開始時期を明言しない可能性もあり、そうなればネガティブサプライズとなりドル売りにつながる。
アフガニスタンの地政学的リスクが始まったばかりで、世界的なコロナ感染再拡大への懸念などを市場は完全には織り込めていない。
これらのリスクへの市場の注目が高まるようなら今週もドル円クロス円の下落トレンドが継続する可能性が高い。

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[米ドル円]ドル高円高の綱引き

(米ドル円時間足)



東京時間にドル買いが先行しドル円は110円22銭まで上昇。その後高値圏でもみ合いが続いたが欧州市場が始まると一転。オセアニア通貨を中心としたクロス円の売りが強まるなど円買いが進みドル円は109円49銭まで下落。前日の安値との面合わせとなり下げ止まった。
その後ドル買いの流れが続く中でドル円も109円83銭まで上昇したがNY株式市場が続落となったこともあり円買いの動きがドル円の上値を抑えた。
今日のNY市場では特に目立った経済指標の発表もなく、ポジションも全般に軽くなっていると思われる。
ドル高と円高の綱引き状態となったドル円は110円から109円のレンジ相場がしばらく続くとみている。
ただ、NYダウの下げが継続するようなら円買いの動きがドル買いを上回ることになる。

ドル円予想レンジ: 110円05銭~109円40銭

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[ポンド円]ネックラインの戻しで再び下落基調へ

(ポンド円日足)

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東京市場でポンド円は底堅い動きで推移。151円21銭まで上昇していたがロンドン市場が始まると一転。NYダウ先物やロンドン、欧州株式市場が下落したことで円買いが進むとクロス円全般に下落幅を拡大。ポンド円は149円63銭まで下落。151円20銭付近は153円台でのダブルトップのネックラインのレベルであり、上値が抑えられたことで投げ売りが出たとみられる。
その後は150円前半まで買い戻されたが原油価格も下落したことからポンド売りも散見。
結局安値で引けている。
デルタ株の感染拡大などの懸念が燻るなかで株価の下落などによる円買いが進むなどポンド円の下げ幅がきつくなっている。
本日発表される英7月小売売上が予想を下回るようならコロナ感染拡大による経済への影響が出始めているとの見方からポンド円の下げが更に進む可能性がある。
ただ、市場の流動性が低下している中での急速な下げがあった場合は、その反動にも注意。
週末ということもあり最後に買い戻しの動きが強まる可能性もある。

ポンド円予想レンジ:150円30銭~148円70銭(38.2%)

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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