ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-08

[米ドル円]過度なインフレ期待後退

(米ドル円日足)



東京から欧州市場にかけてドルは底堅い動きが続く中でドル円は110円80銭まで上昇。
米長期金利上昇もドル円を押し上げる格好となった。
NY市場に入り発表された7月の米CPIが予想通り前月から大きく低下したことで過度なインフレ期待が後退。米長期金利が低下しドルは全面安。ドル円は110円31銭まで押し戻された。一方NYダウは金利低下を好感し史上最高値を更新するとリスクオンの円安も同時に進みドル円の下げを抑える結果となった。
CPIの結果は前月比では物価上昇が鈍化したことを示すものだが前年比では依然として高く、テーパリング実施は避けられないものだ。
ただ、実際には長期金利は低下したままでありドルの上値も限定的とみてよいだろう。今日のNY時間に発表されるPPIの結果次第では発表前にどちらかに偏り過ぎるとその反動のきっかけになるなど短期的に振らされる可能性もあり注意したい。

ドル円予想レンジ: 110円80銭(BB上限)~110円00銭(BB中心、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]1.17ドル手前で反発

(ユーロ米ドル日足)



昨日の東京から欧州市場にかけてユーロドルは前日の安値1.1710を下回り1.1706まで売り込まれたが売りは続かずに下げ止まった。
NY時間に発表された米CPIが予想通り伸びが鈍化したことでドルが全面安。ユーロも1.1754まで反発。辛うじて1.17ドル割れは首の皮一枚で残った。
1.1700ドルはダブルトップのネックラインでありボリンジャーバンドの下限でもあることから強いサポートとして意識される。
ドル買いの勢いはまだ残る中でちょっとしたきっかけがあれば短期筋中心の売り仕掛けが入る可能性もあるが、目先は底堅さが続くとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.1780(38.2%)~1.1700(BB下限)

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[ポンド円]GDP発表でもみ合い放れへ

(ポンド円日足)



ポンド円はこの一週間153円を挟んで狭いレンジ内でのもみ合いが続いている。
6月からの下落基調が終わり上昇に転じるのか、或いは時間調整後に再び下落に転じるサインが見えるのか、そろそろもみ合いからどちらかに放れる頃か。
今日発表される英国4-6月期GDPは前期-1.6%から4.8%に大幅上方修正されると予想され期待が高まっている。もし、この期待を裏切るような結果となればポンドの失望売りが強まることになる。
英国では既にロックダウンなどの規制が撤廃されており、それがポンド買いにつながった。
しかし、ここにきてデルタ株の感染拡大などへの懸念も燻る中でポンドはもみ合いから下に放れるか注目。

ポンド円予想レンジ:153円40銭~152円30銭(50%)

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[全般]米7月CPIの結果ドル売り

米7月CPIが前月から大きく低下したことで過度なインフレ期待が後退。米長期金利が低下しドル売りが強まった。
昨日は前日のNYダウが高値を更新したことを受け、日経平均も上昇して始まるとドル円も底堅く推移。
前日に3月末以来の安値1.17ドル付近まで下落していたユーロに対しても対円で買いがみられた。
欧州市場に入ると米長期金利が1.37%台に上昇するとドル円は110円80銭まで買いが進んだ。同時にユーロ円は上昇を加速するなどリスクオンの動きが目立った。
しかしNY市場が始まりこの日注目の米7月CPIが発表されると一転、ドルが全面安となった。
CPI前月比で0.5%と予想通りの結果となったが前月の0.9%から大きく低下。米7月CPIコア指数は0.3%と予想の0.4%を下回り、こちらも前月の0.9%から低下。FRBの主張していたインフレ上昇は一時的との見方を支えるものとなり過度なインフレ期待が後退。
上昇傾向にあった米長期金利も低下しドル売りで反応。ドル円は110円31銭まで下落した。
一方で株式市場は金利低下を好感し、ダウは史上最高値を更新するとクロス円も全般に買いが進むとドル円の底値下支えとなった。
前月比でみると確かに大きく低下したものの、前年比でみると前月同様13年ぶりの高水準にとどまっている。今回の結果に対して市場は過剰反応にも見えるが、発表前にドル買いが進んだ反動ともとれる。
それだけ市場には材料難ということだろう。
今日もNY時間には米7月PPIや米前週分新規失業保険申請件数が発表されるが、その前にドル売りが進み過ぎると今度は買い戻しのきっかけにされる可能性もある。
いずれにしても夏休み相場の薄商いということもあり、短期筋中心の動きに振り回されそうだ。

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