[米ドル円]天井確認

週初ドル円は早期テーパリングへの思惑が先行し米長期金利が上昇すると、110円80銭まで買われるなど111円を上抜くかと思われた。しかし、米長期金利上昇も一服する中でドルの上値が抑えられ、先週末にドル円は110円を割り込み109円55銭まで押し戻された。
日足のローソク足を見ると高値で寄引同時線が現れたことで110円80銭が当面の天井とみる。
今週は反対に底値を探る展開を予想されるが、下値目途としては109円付近にフィボナッチ61.8%戻しに当たりボリンジャーバンドの下限が位置することから強いサポートになる。このレベルを下回るようなら76.4%戻しの108円ミドルが次のサポート。
夏休み相場で市場の流動性が低下するため通常より値幅が大きくなる可能性がある。
本日のドル円予想レンジ:110円10銭~109円10銭(61.8%)
今週のドル円予想レンジ:110円50銭~108円50銭(76.4%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]1.17ドルの底固め

先週はFRBの早期テーパリング期待から米長期金利が上昇しユーロドルの売りが先行。ダブルトップのネックラインとして意識された1.17ドル割れ寸前まで下落した。しかしその後米7月CPIコア指数や8月ミシガン大学消費者態度指数などが予想を下回ったことで米長期金利が低下しドル売りが強まると、ユーロドルは1.18ドル台に反発。ほぼ高値圏で引けている。
辛うじて1.17ドル割れを回避したことで目先底値を固めた感もあり今週は一段の上値を試す展開を予想。
ただ、ユーロ圏でもデルタ株の感染拡大から経済への懸念が高まる中で、ECBは2%台の物価の上振れも容認。FRBとの金融政策の温度差がユーロの上値を抑える。
1.19ドル付近にはボリンジャーバンドの上限が位置しており、このレベルを上抜くかは難しい。
今週はユーロ圏4‐6月期四半期GDPやユーロ圏7月HICPが発表され、結果次第ではコロナ感染による懸念が高まり再び1.17ドル割れを試す展開も予想される。
今週のユーロドル予想レンジ:1.1860(76.4%)~1.1700(BB下限)
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[NZドル円]RBNZ利上げは織り込んでいない

今週開かれるRBNZ政策会合では政策金利をこれまでの0.25%から0.5%に引き上げると予想される。
今月4日に発表されたNZの4-6月期四半期雇用統計は就業者数が予想を上回り失業率が4.5%から4%に低下するなど、大きく改善されたことで利上げ期待が高まった。
既に市場は0.25%の利上げを織り込んでいるとの見方があるが4-6月期四半期雇用統計が発表される前のNZドル円のレベルは76円ミドルでありそれ程織り込まれているともいえない。
それでも0.25%の利上げが発表されれば一時的に利食い売りが先行する可能性もある。
注目はその後継続して利上げの可能性が示されるようなら押し目買いのチャンス。
当面様子を見るとすれば上昇が再開するのは時間がかかるが、NZドル円は底堅い動きが今後続くとみる。
先週はアーダーンNZ首相が「ワクチン接種を加速させる」「来年から国境再開のための段階的な計画がある」など、経済正常化への道のりを歩み始めた。
世界的なコロナ感染再拡大のなかでNZが封じ込めに成功したことはNZドルにとっては好材料。
今週のNZドル円予想レンジ:78円30銭(61.8%)~76円90銭(BB中心)
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[全般]夏休み相場で不安定相場
市場にはリスク回避の動きと先行の動きとが混在しておりドルの方向感が掴みにくい。
世界的なデルタ株の感染拡大による不安が広がる一方で、市場は好調な米国雇用や製造業など経済回復を背景とした株高の流れが継続。NY株式市場は連日史上最高値を更新するなどリスクオンの流れは止まらない。
また、先週は米国上院で1兆ドルのインフラ投資法案が可決し、3.5兆ドル規模の財政支出法案の審議入りを承認するなど株式市場にとっては追い風が吹いている。
一方で、8月に復活した連邦債務上限に関し46人の共和党議員が投票を棄権するなど米国のデフォルト懸念も燻る。
今週は17日のパウエルFRB議長の発言に注目が集まる。今月28日のジャクソンホール会合に先立ち、早期テーパリング実施時期などに言及する可能性がある。その発言に対して市場がドル買いに反応したとしても既に年内テーパリングを織り込み始めていることから一時的な上昇と考えられる。寧ろ、コロナ感染再拡大などからテーパリングに少しでも否定的な見方を示すようならサプライズのドル売りが強まりかねない。
また、先週の8月ミシガン大学消費者態度指数などを見ると米経済指標にも市場は過剰に反応しやすくなっている。
いずれにしても多くのトレーダーが夏休みをとる薄商いの中で、一転して荒っぽい動きになるような不安定な相場展開が予想される。
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注意喚起
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。
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