ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-08

[米ドル円]地政学的リスクとコロナへの不安で円買い

(米ドル円日足)



週明け東京市場では、タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したことが伝わる中で中国経済指標の悪化を受け、リスクオフの円買いが先行。ドル円は109円75銭を付けた後は軟調な地合いで推移。欧州市場でも株式市場が軟調な地合いで始まるとドル円は109円30銭付近まで下落。
NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数も予想を下回ると米長期金利が低下。ドル安の動きが先行する中でNYダウも下落して始まるとドル円はこの日の安値となる109円12銭まで下落。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり下げ止まった。
一時300ドル余り下落したNYダウはプラスに浮上し最高値を更新するなど、市場の楽観ムードは依然として強い。ワクチン接種が進む中でコロナ感染はいずれ収束するとの期待が相場を支えている。
今日のパウエルFRB議長の発言で一時的に下振れがあるとすれば押し目買いチャンスとなりそうだ。

ドル円予想レンジ:109円60銭~108円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ円]128円50銭の強いサポート

(ユーロ円日足)



昨日の早朝に129円42銭の高値を付けた後のユーロ円はほぼ終日下落が続いた。
タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した報道を受け、円買いが進む中で中国の7月小売売上や7月鉱工業生産が予想を下回ると更に円買いが強まった。欧州株式市場も軟調な地合いで始まるとユーロ売りと同時に円買いが勢いを増した。
NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を下回りNYダウが下落して始まると円買いが加速し128円50銭まで下落した。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しであり7月20日に付けた安値付近でもあり意識された。
このレベルを下回るようなら次のサポートは3月に付けた安値128円29銭。
更にその下のサポートは76.4%戻しの127円付近になるが、今の市場の楽観的なセンチメントを見ると128円ミドルの底値を下回ったとしてもすぐに戻してくるとみている。

ユーロ円予想レンジ:129円10銭~128円30銭

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[豪ドル円]WトップとWボトム

(豪ドル円日足)



タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した報道で一気に地政学的リスクが高まると80円90銭付近で始まった豪ドル円は80円ミドル付近まで下落。その後発表された中国の7月鉱工業生産と7月小売売上高が予想を大きく下回ると更に円買い豪ドル売りが加速、80円20銭付近まで下落した。その後も欧州株式市場が下落するなどリスクオフの円買いが強まる中で、NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数も予想を下回ると更に円買いが進み、豪ドル円は80円を割り込み79円89銭まで下落した。その後NY株式市場が反発すると円の売り戻しが強まり豪ドル円は80円20銭付近まで押し戻されて引けている。
中国国内でのコロナ感染再拡大が経済を押し下げるなど、豪州にとっても向かい風が強まる。また、地政学的リスクの高まりも資源国通貨の豪ドルにとってはマイナス材料となる。
81円ミドルのダブルトップを付けた下落に転じたが、7月にも付けた安値79円84銭を下回らないようならダブルボトムを形成する。
79円80銭付近はかなり強いサポートであり、底値の堅さを確認したところで買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:80円90銭(BB中心、61.8%)~79円80銭

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[全般]地政学的リスクと中国経済失速

タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したことに加え、中国経済指標の悪化によりリスクオフの動きが強まりドル安円高の勢いが増している。
昨日の週明け東京市場では早朝からアフガニスタン情勢の緊迫化が伝えられるなかでリスクオフの円買いが先行。ドル円クロス円ともに上値の重い展開で始まった。
その矢先に発表された中国の7月小売売上高や7月鉱工業生産が予想を大きく下回ったことから日本やアジア全般の株式市場が下落。中国国内でコロナ感染が再拡大したことで経済に影響を及ぼしたとの見方が広がる中で特にオセアニア通貨の下落が目立った。
欧州株式市場も中国経済指標の下落を受け軟調な地合いでスタート。
ユーロが対ドル対円、そして対ポンドでも売りが先行するとクロス円の下落を加速させた。
NY市場が始まったところで発表された8月NY連銀製造業景気指数が18.3と予想の29.0を下回ると米長期金利が低下。NYダウも反落して始まるとドル売りが先行する中で、ドル円はこの日の安値となる109円12銭まで下落。クロス円も下げ幅を拡大させた。
その後NYダウが上昇に転じ史上最高値を更に更新したことからドル円クロス円の買い戻しの動きも見られた。
しかし、世界的にコロナ感染が再拡大する中でタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧するなど地政学的リスクも重なったことから市場の楽観的なセンチメントにも若干変化が出始めている。
ただ、ワクチン接種がさらに進むなかでコロナ感染への懸念は一時的なものと市場はみている。アフガニスタンの地政学的リスクも最初のインパクトは大きいが、時間が経てば市場は織り込み始める。
今日はパウエルFRB議長の発言が控えるが、直近の市場リスクに対して早期テーパリングに消極的な発言が聞かれるようなら一段のドル安が予想される。しかし、株式市場の動向などを見ると依然として楽観的な見方が根強く残っていることから下値も限定的とみる。


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