ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-09

[米ドル円]レンジの上限確認

(米ドル円日足)



昨日の東京市場で米長期金利の上昇に併せてドル買いが先行。ドル円は110円23銭まで上昇。欧州市場では株価上昇による円売りが先行すると、ドル円は先週の高値110円26銭を上抜け110円41銭まで上昇。しかし上値は予想以上に重く、買いは続かなかった。
その後NY時間に発表された米8月ADP雇用統計が予想を大きく下回るとドルは一転して下落。ドル円は110円を割り込み109円88銭まで下落するなど往って来い。レンジの上限を試しに行った格好となり、明日の米8月雇用統計までの上値の重さを確認。
元々明日の米8月雇用統計は強い数字を市場は予想していただけに、米8月ADP雇用統計の結果は目先のドルの上値を抑えるには十分な結果となった。
市場はまだリスクオンセンチメントが漂う中で、今日も再度ドル買いが強まる可能性が高い。
ただ、明日の米8月雇用統計を控えるだけに戻り売りスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:110円30銭~109円60銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]タカ派発言相次ぐ

(ユーロ米ドル日足)



東京市場では米長期金利が上昇したことでドル売りが先行するとユーロドルは1.1794まで下落するなど上値の重い展開で始まった。
しかし、欧州時間に米長期金利が低下すると1.1820付近まで上昇。
その後、前日のオランダや仏中銀総裁のタカ派発言に続いてバイトマンドイツ連銀総裁が「過度なインフレリスクを無視すべきではない」「PEPPは段階的に縮小すべき」などタカ派的な発言がユーロを押し上げた。
また、NY時間に発表された米8月ADP雇用統計が予想を大きく下回るとドル売りが更に進み、ユーロは1.1857まで上昇。
このレベルはボリンジャーバンドの上限や6月から続く下降トレンドラインも位置することから上げ止まった。
前日発表されたユーロ圏8月HICPが10年ぶりの上昇率となるなど俄かにテーパリングの思惑が高まり始めている。
しかし、コロナ感染再拡大懸念が収まらないところでそろそろユーロ買いも頭打ちとみる。
明日の米8月雇用統計を前に調整の売りが強まる可能性が高い。

ユーロドル予想レンジ:1.1860(BB上限)~1.1780(38.2%)

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[NZドル円]78円で頭打ちか

(NZドル円日足)



東京市場で日経平均株価が上昇する中、NZドル円は底堅い動きで推移。この日発表された中国8月Caixin製造業PMIが50を下回ったものの市場への影響は限られた。
欧州市場でも株価上昇によるリスクオンの動きが継続されると、NZドル円は78円01銭まで上昇。このレベルは8月11日に付けた高値であり、61.8%戻しでもあり上昇もここまで。利食い売りなども入り77円58銭まで押し戻された。
その後NY市場で77円80銭台に戻して引けている。
NZ国内ではオークランドのみロックダウンが更に2週間延長されたことなどからNZドル買いもそろそろ限界。
V字で戻したことでここからの買いは短期筋中心となり、戻り売りを狙いたい。

NZドル円予想レンジ:78円00銭~77円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]米8月雇用統計悪化懸念でドル売り

昨日発表された米8月ADP雇用統計が予想を大きく下回ったことで、それまで堅調に推移していたドルは全面安。明日の米8月雇用統計も悪化するとの見方がドル売りを誘った。

昨日の東京市場では米長期金利が上昇したことでドル買いが先行。110円付近で推移していたドル円は110円20銭付近まで上昇。ユーロやポンドも上値の重い展開で推移。
一方、日経平均株価は月初という特殊要因や菅政権の解散総選挙実施との観測もあり大きく上昇。また、この日発表された中国8月Caixin製造業PMIは49.2と好不況を示す50を下回ったが市場への影響は限られた。
欧州市場が始まり株式市場が堅調な地合いで始まるとリスクオンの円安が先行。クロス円全般に買いが強まると、ドル円は先週の高値110円26銭を上抜け110円41銭まで上昇した。
ただ、前日にクロス円の買いをけん引したNZドル円が失速し始めると、クロス円も全般に買いの勢いが後退し始めた。
そんな状況のなかで発表された米8月ADP雇用統計は37.4万人と予想の61.3万人を大きく下回るとドルが一斉に売られ、ドル円も110円を割り込み109円88銭まで下落。米長期金利が低下したこともドル売りを促した。
その後発表された米8月ISM製造業景況指数が59.9と予想の58.6を上回ったことでドル買い戻しの動きも見られたが、上値は限られた。
NY株式市場はNYダウが小幅ながら続落したものの、早期テーパリング観測の後退によりハイテク株比率の高いナスダックは上昇。史上最高値を更新するなど全般にリスクオンの流れは継続。クロス円も大きな下げは見られず底堅い動きが続いた。
明日は注目の米8月雇用統計が発表されるが、今回の米8月ADP雇用統計の結果をまだ市場は消化しきれていない。
もし、米8月ADP雇用統計と同様に予想を大きく下回る結果となればパウエルFRB議長の発言から見るとテーパリングは時期尚早との見方が広がる可能性が高まる。そうなればドル売りが一段と進みかねない。
今日もドル売りが進むようなら寧ろ発表前で織り込み済みとなるが、反対にドル買いが進むようなら明日の米8月雇用統計はネガティブサプライズになりかねない。

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