ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-09

[米ドル円]米8月雇用統計でもレンジ相場継続

(米ドル円日足)



昨日の東京市場で円買いが先行しドル円は109円92銭まで下落。その後はクロス円の買い戻しが一気に強まるとドル売り円売りの綱引き状態となり、ドル円は110円09銭から109円95銭の狭いレンジ内での動きがNY市場でも続いた。
昨日の米前週分新規失業保険申請件数の結果を受け、今日の米8月雇用統計では予想通り好調な結果を示すとの見方が多い。もし予想を下回る雇用者数となればコロナ感染再拡大の影響が懸念され、テーパリング時期は後退しドル売りに反応してくる可能性が高い。
しかし、市場は最終的にテーパリングが年内にも実施されるとの見方に変化はなく、来月の結果を再び期待した動きに戻り、ドルの下値が109円を割り込むほどの勢いは難しい。
反対に予想通りの結果となれば一時的にドル買いが強まり、110円ミドル付近を試す展開が予想される。
結果として次回のFOMCまではレンジ内での動きが今後も継続する可能性が高い。

ドル円予想レンジ:110円60銭(BB上限、61.8%)~109円30銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]下降トレンドライン上抜け

(ユーロ米ドル日足)



東京市場で1.1835まで押し戻されたのがこの日の安値となり、その後はクロス円の買いもありユーロドルは1.18ミドル付近まで上昇。6月から続いていた下降トレンドラインが位置することから一旦は上げ止まった。しかし、NY市場で株価が上昇し米長期金利が低下すると1.1875まで上昇するなど下降トレンドラインを上抜けてきた。
ここにきてFRBに続いてECBがテーパリングへの動きを見せ始めたことでユーロ買い戻しが加速している。ただ、1.19ドルは8月初旬に下落する直前の高値レベルであり、買い戻しも今日の米8月雇用統計を控え一巡した観もある。
米8月雇用統計の結果次第で再び下落トレンドを下回るようなら1.17ドルを再度試す展開が予想される。
反対に、もし1.17ミドルの底値を固めるようなら50%戻しの1.1970付近までの上昇も視野に入る。

ユーロドル予想レンジ:1.1900(38.2%)~1.1800

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[NZドル円]天井上抜け

(NZドル円日足)



昨日の東京市場で売りが先行し77円60銭まで下落して始まったものの、その後はクロス円全般に買いが進みNZドル円も上昇。
下落前の8月11日に付けた高値77円92銭を上抜け、目先の天井とみていたフィボナッチ61.8%戻しとなる78円も上抜けると79円31銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。
特にこの日はNZドルの買い材料はないが、リスクオンの動きがリスク通貨であるNZドル買いと同時に安全通貨の円が売られた結果がNZドル円を押し上げている。
NZドルの特徴としてはV字回復が終われば横ばいか新たな売りに押されやすいのだが、今回は異なる動きを見せている。
最終的にRBNZが利上げに向かうとの期待もあり、NZドル買いが先行した観もある。
今日の米8月雇用統計の結果を受けても78円台を終値でキープできるようなら、NZドルは次の上昇ステップに入ったとみる。

NZドル円予想レンジ:78円70銭(76.4%、BB上限)~77円60銭

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[全般]米8月雇用統計前にクロス円上昇

本日発表される米8月雇用統計を前にドル安円安が進むなど、テーパリング時期が後退する可能性を先取りした動きが強まった。
昨日の東京市場ではクロス円全般に売りが先行。特に豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨に売りが目立ち、ドル円は110円を割り込み109円92銭まで下落した。
しかし、後場に入り日経平均株価が上昇に転じると円売りの動きが再開。欧州市場にかけてクロス円の買い戻しが入り、下落前のレベルを上回るなど円売りドル売りの動きが加速した。
NY市場に入り発表された米前週分新規失業保険申請件数が34万件と予想の34.5万件を下回るとクロス円が一段と上昇。特にポンド円の買いが一気に強まるとクロス円が全面高。
前日発表された米8月ADP雇用統計が予想を大きく下回り、悲観的な見方が燻っていたところでの米前週分新規失業保険申請件数が好調な結果を示したことで、今日の米8月雇用統計が好調な結果を示すとの見方が広がった。
NY株式市場が3指数ともに上昇。ナスダックやS&P500は史上最高値を更新し、原油価格も一時70ドル台に上昇するなどリスクオンの動きが活発となったこともクロス円を押し上げた。
今日の米8月雇用統計が予想通り非農業部門雇用者数が75万人増、失業率が5.4%から5.2%に低下するようならテーパリングは予想通り9月にも発表される可能性が高まる。
しかし、それは既に昨日から織り込み始めており、実際に予想通り米8月雇用統計が好結果となったとしてもドル買いの動きは限定的とみる。
寧ろ、予想を下回り、コロナ感染再拡大による経済への影響が市場の不安を高めるようならクロス円売りが強まり、ドル円の下押し圧力になりかねない。
ただ、市場は今回の米8月雇用統計が予想を下回ったとしても年内テーパリング実施の見方に変化はない。
一時的にドル買い円買いの動きが強まったとしても、結果的にリスクオンは変わらずドル円は狭いレンジ内に留まることになりそうだ。

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