[米ドル円]米8月PPIに注目

昨日はクロス円の下落に伴いドル円は軟調な地合いで推移。NY市場では株式市場が3指数ともに下落し円買いが先行。更に米長期金利が低下したことでドル売りが進むとドル円はこの日の安値となる109円63銭まで下落した。しかし先週の安値109円60銭が意識され下げ止まった。
今日のNY時間に発表される米8月PPIは前月から大きく改善されると予想される。予想通りであれば来週発表の米8月CPIにも影響を及ぼすことから注目度は高い。物価上昇が確認されるようなら、早期テーパリングへの思惑からドル買いの動きで反応するとともに株価が下落し円買いが進む。
結果的にクロス円の下げがドル円の上値を抑えることになり、ドル円はレンジの下限を試す展開を予想する。
ドル円予想レンジ:110円10銭~109円40銭(BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]PEPP購入ペース減額でもユーロの上値重く

昨日開かれたECB理事会では1兆8500億ユーロのPEPP買い入れ規模を月間800億ユーロから小幅縮小すると発表。テーパリングが実施されたとしてユーロは1.1841まで上昇。しかしその後ラガルドECB総裁が「PEPP購入ペース減額はテーパリングではなく微調整」「ECBは次の動きについて議論していない」と発言。テーパリングではないとの発言で1.1806まで押し戻された。
しかし、この日発表された21年成長率や物価見通しは3か月前に示されたよりも上方修正されており、経済状況次第でテーパリングをさらに進める可能性が高い。
ただ、PSPPは依然として継続されるなど利上げまでの道のりはかなり遠くユーロの上値は限られる。
昨日発表された米前週分新規失業保険申請件数がコロナ感染以降の低水準となったことにより、一旦は低下した米長期金利が上昇するようであればユーロ米ドルは一段の下値を試す展開が予想される。
ユーロ米ドル予想レンジ:1.1845~1.1780(BB中心、50%)
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[カナダドル円]カナダ8月雇用統計

一昨日のBOC政策会合でカナダ円は87円24銭の高値を付けた後86円45銭まで押し戻され再び上昇したものの、その後は下げが続いた。昨日の欧州市場では前日の安値86円45銭を下回る86円38銭まで下落した。
NY時間にマックレムBOC総裁が「量的緩和による景気刺激策を継続する必要がない時期に近付いている」と発言したことで86円90銭まで買い戻されるなど、方向感の掴みにくい状況が続く。ただ、BOCは金融政策の正常化に向けてすでに動き出しており、早急にテ-パリングを終了したとの姿勢は明確。
今日はNY時間にカナダの8月雇用統計が発表される。
新規雇用者数は前月から増加し、失業率も7.5%から7.3%に低下すると予想される。
予想通りであれば早期の量的緩和終了へ思惑が高まり、カナダドル円買いが強まるとみている。
ただ、BOC発表後に付けた高値87円24銭が意識されることから一旦は売りを出したい。
カナダドル円予想レンジ:87円10銭(50%)~86円40 銭
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[全般]ECBテーパリングではなく微調整
昨日の東京市場ではオセアニア通貨を中心としたクロス円の売りが先行。これまで大幅高が続いた日経平均株価が下落に転じたことも円買いを促した。ドル円もつられて上値の重い展開が続いた。
欧州市場に入るとポンド円の買い戻しが入るなどクロス円の下げも一服感が広がった。
この日はECB理事会が開かれることからポジション調整の買い戻しも散見された。
注目のECB理事会では1兆8500億ユーロのPEPP買い入れ規模を月間800億ユーロから小幅縮小すると発表。これを受けユーロドルは1.1841まで上昇した。しかしその後ラガルドECB総裁が「PEPP購入ペース減額はテーパリングではなく微調整」「ECBは次の動きについて議論していない」と発言したことでユーロは押し戻されるなど荒っぽい動きとなったが、全般にユーロドルは底堅い動きとなった。
また、この日実施された米30年債入札が前日の10年債に引き続き堅調な結果となったことで米長期金利が低下。ドル売りを誘ったこともユーロの底を押し上げた。
一方NY株式市場は3指数ともに下落したことでリスクオフの円買いが進み、ドル円は109円63銭まで下落。結果的にクロス円が全般に下落して引けている。
ECBはFRBのテーパリング実施を確認してから本格的なテーパリングに入りたいところであり今の段階では微調整で様子を見る姿勢が示された。
この日発表された米前週分新規失業保険申請件数が31万件と予想の33.5万件を下回るなどコロナ感染拡大以降の低水準を記録。また、ダラス地区連銀総裁やアトランタ地区連銀総裁がこの日も早期テーパリング実施の可能性を示すなど欧米ともに金融政策正常化に向けた動きが現実化し始めている。
これにより株式市場で軟調な地合いがさらに進むようならクロス円の下げも更に進むことになる。
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