[米ドル円]米8月CPIとNY株式市場に注目

先週のドル円は109円57銭から110円44銭、そして109円63銭まで下落して引けている。結果として狭いレンジ内での方向感の乏しい動きが続いている。
テーパリングへの思惑がここまで高まってもドル円の買いにはつながらず、寧ろ上値は重く見えてくる。
今週は米8月CPIが発表されるが、もし前月からの低下がそれ程みられないようならパウエルFRB議長の一時的な物価上昇との発言に沿わなくなり早期テーパリングへの思惑が高まる。しかし、それでもドル円の上値は先週の高値を超えられないとみている。
先週はNY株式市場が続落して引けていることから今週の株価動向が注目される。テーパリングによる緩和政策転換が株価の重石になるようなら、更なる下落につながりリスクオフの円買いが進みやすくなる。ドル円のレンジの下限となる109円付近を試す展開を予想する。
本日のドル円予想レンジ:110円00銭~109円40銭(BB下限)
今週のドル円予想レンジ:110円50銭~109円00銭(61.8%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]1.19ドルのダブルトップ

先週開かれたECB理事会では月額800億ユーロのPEPP購入ペースを減速することを決定。FRBよりも早くテーパリングを開始することからユーロドルは1.1840まで上昇した。しかし、その後ラガルドECB総裁がテーパリングではなく「微調整」との発言で押し戻されたが各国中銀総裁のタカ派発言などもあり週末は1.1850まで上昇。しかし、米長期金利が反発したことで1.18付近まで押し戻されて引けている。
市場の注目は来週のFOMC会合に向かっており、一先ずECBはFRBの動向を見極めてからテーパリングを決定するとみられる。
テクニカル的には1.19ドルでダブルトップを付けたことで今週も上値の重い展開を予想する。ネックラインとなる1.16ミドルはFOMC会合の結果を見るまではお預け。
その手前の1.17ミドル付近が強いサポートとなっており、戻り売りからの買い戻しのチャンスとみる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.1880~1.1760(61.8%)
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[豪ドル円]8月豪州雇用統計とロックダウン

先週開かれたRBA政策会合では国債購入額を週50億豪ドルから40億豪ドルに減額し、2022年2月まで購入継続を決定。市場の一部ではコロナ感染再拡大による影響で減額は見送るとの見方が広がっていただけに、一時豪ドル円は82円まで上昇。しかし、その後は売りが強まり80円75銭まで下落するなど安値引けとなった。
市場は22年2月まではテーパリングでの減額はないとの見方から豪ドル売りに転じている。
今週は豪州8月雇用統計に注目が集まる。
ロックダウンが延長される中で新規雇用者数は減少し、失業率も4.6%から4.9%に上昇すると予想される。
ただ、予想以上に悪化しているようならコロナ感染再拡大が深刻との見方が広がり、結果次第では更なる豪ドル売りが強まる可能性が高い。
反対に、予想を下回ったとしても一時的なものとして上値は限定的とみる。
今週の豪ドル円予想レンジ:81円50銭~79円50銭(61.8%)
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[全般]FOMC会合前に思惑中心にアップダウン
先週末のNY株式市場は3指数ともに続落。ダウは5日連続でマイナスが続く中で米長期金利は反発して引けている。この日はアップルが反トラスト法には違反していないが、改善命令が出されたことにより下落。また、バイデン政権が薬価引き下げの包括案を発表したことも株価押し下げ要因となった。
一方で、東京時間に米中首脳が7か月ぶりに電話会談を行ったことから緊張緩和によるリスクオンの円安が進みクロス円が押し上げられる場面も見られた。
しかし、結果的にはNY市場でクロス円が下落するなど往って来い。ドル円も上昇したが110円に一歩届かず膠着状態が続いた。
先週1週間を通してNYダウは800ドル近い下落となり、リスクオフの動きからクロス円全般に売りが強まった。
米長期金利も最初1.38%台に上昇後1.28%台まで低下したものの、1.34%台まで押し戻されるなどテーパリングを巡って思惑が交錯。ドルインデックスは金利が低下したもののクロス円の下落によるドル買いが強まり結果的にドル高で引けている。
今週は来週のFOMC会合が迫る中で更に思惑が交錯すると予想される。
特に今週は米8月CPIや米8月小売売上高が発表される。特に6月と7月に前年同月比で5%から5.4%に上昇したCPIが今回も高止まりするようなら、一時的な上昇とは見なされず早期テーパリングへの思惑が一気に高まる可能性もある。
そうなればドル高につながる一方で地合いの悪い株式市場が更に下落幅を拡大し円買いが進みクロス円を押し下げる可能性が高まる。
また、今週は週初に米8月月次財政収支が発表されるが、予想以上に赤字額が拡大するようなら債務上限問題への懸念が高まりドル売りにつながりかねない。先週米中会議が久しぶりに行われたが対中貿易赤字なども改めて注目が集まるようなら米中関係悪化によるリスクオフの円買いも想定される。
しかし、結果的にFOMC会合が開かれるまでは思惑が先行する中での「往って来い」になりやすく、アップダウンの激しい動きに注意したい。
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