ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-09

[米ドル円]相場の均衡が崩れるとき

(米ドル円日足)



昨日の東京市場からリスクオフの円買いが先行しドル円は109円75銭付近から下落。欧州からNY市場にかけて米長期金利が低下したこともあり109円10銭まで下落した。
しかしNY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を上回ると一転。ドル買い戻しの動きが強まり109円42銭まで反発した。その後再び押し戻される場面も見られたがNY株式市場が反発したことで円売りの動きがドル円の下支えとなり109円35銭付近で引けている。
7月から始まったドル円のレンジ相場の下限に近付いたことでそろそろ下げ止まりから反発する頃だ。
ただ、狭まり続けていたボリンジャーバンドの幅が昨日久しぶりに広がりを見せている。
そろそろレンジ相場の均衡が崩れるサインとみることもできる。
下値目途としては109円ちょうど、そして8月3日に付けた108円73銭が意識されるが、もしこのレベルを下回るようならこれまでの相場のバランスが崩れる可能性が高まる。
しかし、来週のFOMC会合を控え今の時点ではレンジ相場は継続するとみる。

ドル円予想レンジ:109円80銭~108円70銭(8月安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ポンド米ドル]堅調な英経済指標

(ポンド米ドル日足)



昨日のロンドン時間に発表された英8月小売物価指数と消費者物価指数が予想を上回りポンド買いが先行。前日発表された失業率も予想を下回る結果となったことなどを見ると英国経済の回復がポンド買いを促している。コロナ感染者は依然として増加傾向にあるものの死者数や重症者数はある程度抑えられており経済正常化に向けたジョンソン首相の決断が今のところ功を奏している格好だ。また、内閣改造への期待もポンドの押し上げ要因となった。
ただ、コロナ感染拡大などの不安も残る中で依然としてジョンソン政権には不安が残る。
前々日に付けた高値1.3913の窓を埋めた後は再び下値を下げる展開とみる。

ポンドドル予想レンジ:1.3890(76.4%)~1.3800

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[豪ドル円]上値重く

(豪ドル円日足)



昨日の東京時間に発表された中国小売売上と鉱工業生産が予想を下回ったことで豪ドル売りで反応し80円02銭まで下落したがすぐに買いが入り80円34銭まで押し上げられた。
しかし欧州市場に入ると各国株式市場が軟調に推移する中で東京で付けた安値を下回ると79円83銭まで下落した。
しかしその後発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を大きく上回ると一転。円売りが強まり80円24銭まで上昇。そのまま高値圏で引けている。
一先ず下げ止まった豪ドル円だが金融政策から見ると先日ロウRBA総裁のハト派発言により当面上値は抑えられる。
日足チャートで80円ミドル付近にはボリンジャーバンドの中心線が位置し、フィボナッチ38.2%戻しでもあり強いレジスタンスとして意識される。

豪ドル円予想レンジ:80円40銭(BB中心)~79円50銭(61.8%)

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[全般]9月ニューヨーク連銀製造業景気指数上昇を好感

昨日は米8月CPIが予想を下回ったことで早期のテーパリング期待が後退し米長期金利が低下。株式市場も下落するとリスクオフの円買いが進みクロス円が全面安となった。
しかし、昨日は9月ニューヨーク連銀製造業景気指数が大きく予想を上回ると一転。株価は上昇しクロス円の買い戻しが見られた。

昨日の東京市場は前日のNY株式市場が下落したことを受け日経平均株価が下落して始まるとクロス円を中心に売りが先行。109円後半まで上昇していたドル円も109円ミドル付近まで押し戻された。この日は中国の小売売上や鉱工業生産が予想を大きく下回ったことや、中国大手不動産の利払いが滞っているとの報道からデフォルト懸念が高まったこともリスクオフに繋がった。
欧州市場に入ると米長期金利が低下したことでユーロ買いが先行。また、この日発表された英国小売物価指数が6か月ぶりの高い伸び率を示したことでポンドも堅調な地合いで始まった。その結果ドル売りが強まるとドル円は109円12銭まで下落した。
しかしNY市場が始まったところで発表された9月NY連銀製造業景気指数が34.3と予想の18.0を大きく上回ると一転。米長期金利が上昇するとドル買い戻しが一気に進みドル円は109円45銭まで反発。
NY株式市場も三指数ともに前日とは打って変わり上昇。リスクオンの円安と金利上昇によるドル買いが同時に進んだ。
結果、下落していたクロス円にも買い戻しの動きが見られたが戻しも限定的となった。
NY株式市場が反発したことで一先ず市場全体に安心感が広がったが先週からの下落の流れがこれで終わったとはまだ言えない。
今日のNY時間には米国8月小売売上が発表される。
先日発表された米CPIが予想を下回ったことで物価上昇は一時的との見方から早期テーパリング期待が後退したが、小売売上の結果次第では再びテーパリング期待が高まる可能性もある。
来週のFOMC会合まではこれらの経済指標の結果を受け短期筋中心に仕掛けが入りやすくなっている。

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