ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-09

[米ドル円]週末のポジション調整

(米ドル円日足)



昨日のNY時間に発表された米8月小売売上が予想を上回ったことで米長期金利が上昇しドル円は109円40銭付近から損切りを巻き込みながら109円82銭まで上昇。その後は109円60銭付近まで押し戻されたが底堅い動きで引けている。
8月米雇用統計の結果をうけ早期テーパリングの思惑が後退したが、今週発表のCPIやNY連銀製造業、そして今回の小売売上の結果を受け再び早期テーパリングへの期待が高まった。結局来週のFOMC発表までは思惑が先行する格好となっておりドル円も上下に往って来い。
109円前半まで下落したドルショートポジションも昨日のNY時間に大分買い戻しが入ったことでここからの上昇は短期ポジションによるものとみる。
結果的に110円を試しに行っても週末ということもあり押し戻される可能性が高い。

ドル円予想レンジ:110円00銭(61.8%)~109円30銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]2年以内に利上げか

(ユーロ米ドル日足)



昨日の欧州市場でユーロ売りが先行。ドイツの総選挙を来週に控えメルケル首相率いるCDU/CSUが不利な状況が伝わったこともユーロ下落の要因とみられる。1.18ドルを割り込むと断続的に損切りを巻き込みながら1.1760付近まで下落。
その後米小売売上が発表されドル買いが強まり1.1751まで押し下げられたが売りは続かずに1.1770付近まで押し戻されて引けている。
1.19ドル台をダブルトップをつけ下値を探る展開もそろそろ終盤に近い。
昨日はFT紙が「ECB内部のインフレモデルでは2年以内に利上げの可能性が示された」との報道もありユーロドルの下値も限られる。
ネックラインの1.16ミドルを下回るのは来週のFOMC会合の結果を見るまではお預け。

ユーロドル予想レンジ:1.1800~1.1720(76.4%、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[豪ドル円]豪雇用統計と中国の影響

(豪ドル円日足)



昨日の東京時間で発表された豪8月新規雇用者数は‐14.63万人と予想の‐9万人を下回ったことで売りが先行。また、日経平均や上海総合指数などアジア株全体が下落したことで円買いが強まった。
更に、この日は英米が豪州に原潜技術を供与するとの報道で中国が反発。豪中関係が更に悪化するとの見方から豪ドル円は79円90銭まで下落。
欧州市場に入ったところで買い戻しも散見され80円台に回復。その後NY市場で米小売売上が発表されると短期的な損切りが入り80円23銭まで上昇。それがこの日の高値となり下落に転じた。
NYダウが一時230ドル近く下げると円買いが進みアジア時間に付けた安値を下回ると89円75銭まで下落。
その後はNYダウが下げ幅を縮小すると80円付近まで押し戻されて引けている。
先日のロウRBA総裁が利上げの可能性を否定するなどハト派発言もあり豪ドルの下押し圧力となった。
それに加え中国との軋轢や、コロナ感染拡大による雇用の停滞などもあり豪ドル円の上値は限定的となった。
ただ、ここにきて日足ローソク足で寄引同時線が2日続いて出現するなどそろそろ下げ止まりのサインも見られる。週末ということで一段の下値を試した後は買い戻しが強まる可能性が高い。

豪ドル円予想レンジ:80円40銭(BB中心)~79円50銭(61.8%)

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[全般]好調な米経済指標で金利上昇

前日のNY連銀製造業景気指数に続き昨日発表された米小売売上やフィラデルフィア連銀製造業指数が予想を上回る結果となったことで早期テーパリングの思惑が高まり金利が上昇。ドル円も大きく反発した。

昨日の東京市場では前日発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を上回ったことでドル円は109円ミドル付近まで上昇して始まった。しかし、その後日経平均株価や上海総合指数などアジア株全般が軟調な地合いで推移すると円買いが進みドル円も109円22銭まで押し戻された。中国大手不動産のデフォルト懸念や米英から豪州へ原潜技術を供与したことで中国不安が高まった。
また、この日発表された豪州雇用統計で新規雇用者数が予想を大きく下回ると豪ドルが買われる場面も見られたが、豪中関係が悪化するとの見方もあり下落に転じた。
欧州市場に入るとユーロ売りが先行。前日発表されたNY連銀製造業景気指数の結果を受けドル買いが強まったことが要因だ。
ユーロは1.18ドルを割り込むと損切りを巻き込みながら1.1760付近まで下落するとユーロポンドも同時に下落しポンド買いが進んだ。
NY時間に発表された8月米小売売上が0.7%と予想の‐0.8%を大きく上回った。また、同時に発表されたフィラデルフィア連銀製造業も30.7と予想の18.8を上回ったことを受けドルは全面高。前日のNY連銀製造業に引き続き8月の経済指標が好調な結果となったことでコロナ感染拡大による影響がそれ程みられないことから早期のテーパリング期待が高まった。
結果、ドル円は109円82銭まで急騰。ユーロドルは1.1751まで下落した。
特にそれまで軟調な地合いが続いた豪ドルの下げが更に加速すると資源国通貨全般に売りが強まった。
NY株式市場はダウが最初プラスで始まったもののその後270ドル近く下落。結果的に‐63ドルで引けるなど反落した一方でナスダックは小幅ながら続伸。
経済指標の結果で一喜一憂するなど方向感の掴みにくい動きが目立っている。
来週のFOMCを控え短期筋の仕掛けが入りやすく、日中でも上下に振られやすいことから利食い損切りは早めに。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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