ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-09

[米ドル円]タカ派のFOMC会合と中国恒大集団懸念の後退

(米ドル円日足)



東京市場が始まったところでドル円は109円12銭まで下落したが9月15日に付けた安値109円10銭には届かずに下げ止まった。その後中国恒大集団が23日利払いを一部実施するとの報道を受け109円ミドル付近まで買い戻された。
欧州市場でも中国恒大集団のデフォルト懸念が緩んだことからドル円は底堅い動きが継続。
注目のFOMC会合では利上げ時期が早まるとの見通しが示されたことでドル買いで反応。
その後のパウエル議長記者会見での発言もいつもよりタカ派的な発言となったことでドル円は109円90銭まで上昇。中国恒大集団の懸念が後退したことでNY株式市場が上昇したこともドル円を押し上げた。
一先ず目先のイベントリスクが終了したことや中国恒大集団のデフォルト懸念が後退したことでドル円は底堅い動きが予想される。ただ、中国恒大集団の利払いが今後も続くことやテーパリング期待のドル買い材料も出尽くしたことでここからのドル円の買いは仕掛け的なものとなる。
ドル円が110円を上抜けたところでは戻り売りを出したい。

ドル円予想レンジ:110円10銭(61.8%)~109円40銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]1.17ドル割れの終値

(ユーロ米ドル週足)



未明に発表されたFOMC会合での結果を受け最初はドル売りが強まりユーロは1.1755まで上昇。しかし、声明やパウエル議長の発言がタカ派的な内容となったことでドル売りが強まりユーロドルは1.17ドルを割り込み1.1685まで下落。そのまま1.16ドル台で引けてきた。1.17ドルはダブルトップのネックラインでありフィボナッチ38.2%戻しでもあり強いサポートとして意識されるレベル。
8月20日に付けた安値1.1664を下抜けるようなら完全なダブルトップ形成となる。
ボリンジャーバンドの下限であり昨年11月4日に付けた安値1.16ドル付近が次の下値目途となる。

ユーロドル予想レンジ:1.1750~1.1664(8月20日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円]BOE政策会合議事要旨

(ポンド円日足)



中国恒大集団の利払いが一部実施されたことを受けポンド円は東京市場から底堅い動きで推移。
FOMC会合はタカ派的な内容となり、ポンドは対ドルで下落したもののNY株式市場が三指数ともに反発したことから円売りが強まりポンド円は149円ミドル付近で引けている。
今日はBOE政策会合が開かれるが政策金利0.1%と8950億ポンドの資産買取プログラム規模の継続が予想される。
ただ、インフレが予想以上に加速し雇用市場も好調なことから一部で買取規模縮小に踏み切る可能性も燻る。
一方で、コロナ感染拡大が止まらず警戒感も燻る中でタカ派的な内容が示されたとしてもポンドの上値は限定的とみる。
一方下値も149円付近が今年4月以降強いサポートとなっており、このレベルを割り込むのも難しい。もし割り込んだとしても7月に付けた安値148円ミドル付近が次のサポートとして意識される。

ポンド円予想レンジ:150円80銭(61.8%)~148円45銭(7月20日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]FOMCと中国恒大集団

FOMCでは予想通り早期のテーパリングや利上げ時期前倒しの金利予想などが示された。また、パウエル議長もタカ派的な発言内容となりドルは上昇。また、中国恒大集団への懸念が後退したことで株式市場も堅調に推移し、ドル円は109円後半まで上昇している。

昨日の東京市場でドル円は中国不動産会社のデフォルト懸念やFOMC会合を控え109円12銭まで下落。しかし、その後中国恒大集団が23日の利払いを一部実施するとの報道を受けリスクオフからオンに一転。円安が進みドル円は109円ミドルまで上昇しクロス円も全面的に買い戻された。連休明け中国の上海総合指数も小幅な上昇となるなど安心感が広がった。
欧州市場でも中国恒大集団の債務問題への懸念が後退したことを受け各国株式市場は軒並み上昇して始まったもののFOMC会合を控えユーロやポンドは様子見姿勢が強く値動きは限られた。
NY市場ではダウが上昇して始まるとドル円クロス円ともに底堅い動きが先行。しかし、FOMC会合を控えているだけに鈍い値動きが続いた。

注目のFOMC会合声明では「予想通りに進展が続いた場合、委員会は資産買い入れペースの減速(テーパリング)が近く正当化される可能性があると判断」と指摘。また、メンバーらが示した政策金利予想(ドットチャート)では、2022年の利上げ開始が18人中9人(前回は7人)に増え、22年に利上げを開始し、ゼロ金利政策を解除する見通しとなった。また、23年の利上げ回数は前回の2回から3回に引き上げられた。
発表後ドルは買いと売りが交錯する場面も見られたが利上げ期待から買いが優勢となった。
その後のパウエルFRB議長記者会見でも「早ければ次回FOMCでテーパリング発表の可能性」「テーパリングは22年の年央までに完了する可能性」といつもよりもタカ派的な発言となったこともドル買いを促しドル円は109円90銭まで上昇。
また、中国恒大集団が利払いを一部実施するとの報道でNY株式市場も、三指数ともに上昇したことで円安が進んだこともドル円の下支えとなった。
注目のFOMC会合はややタカ派的ではあったがほぼほぼ予想内の結果となり目先の波乱リスクは後退。
また、中国恒大集団への懸念も後退したことで市場全体にリスクオンの動きが広がっている。
ただ、中国恒大集団の利払いなどは今後一月続くことから再びデフォルト懸念が広がりかねない。
また、新型コロナ感染の拡大による米経済への影響が高まればテーパリング実施も再び先送りの可能性も残る。更に米国債務問題も燻る中でリスクオンも一時的とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する