ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-09

[米ドル円]金利差とリスクオフ

(米ドル円日足)



東京市場では8月11日に付けた高値とほぼ同レベルの110円81銭まで上昇したが完全には上抜けできず110円54銭まで押し戻された。この日は新たな中国不動産大手のデフォルト懸念が高まったこともドル円の重石となった。
しかし欧州市場では前週のFOMCの結果を受け米長期金利が上昇したことでドル買いが先行。ドル円は111円06銭まで上昇したが111円台では利食い売りなどもあり110円台に押し戻されて引けている。FOMC会合ではコロナパンデミックによる大規模緩和政策の転換が示されたことで米長期金利は一時1.5%台に上昇するなどドルと円の金利差が拡大。ただ金利上昇による株式市場の下落リスクも高まる中でドル円の上値も限られる。
暫くはドルの上値を試す展開が続くとみるが111円ミドル付近は今年の高値でもあり意識される。

ドル円予想レンジ:111円20銭~110円60銭(23.6%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ドイツ総選挙と米金利上昇で1.17割れ

(ユーロ米ドル日足)



ドイツ総選挙の結果は僅差で社民党がメルケル首相率いるCDU/CSUに勝利したが市場への影響は限定的。今後どの連立と組み、首相が誰になるかはっきりしない段階だがポンドや豪ドルといったクロスでユーロ売りが進んだ。また米長期金利が上昇したことでユーロドルは1.17ドルを割り込み1.1684まで下落した。しかし8月20日に付けた安値1.1665が意識されたことで1.17ドルに押し戻されて引けている。1.16後半は1.19ドルのダブルトップのネックラインでありかなり強いサポートとして意識されている。
ただ、FRBが既にテーパリング実施の可能性を示唆する一方でECBはまだ緩和政策継続姿勢を崩していないことから底割れは時間の問題とみる。
週末に発表されるユーロ圏HICPの結果次第か。

ユーロドル予想レンジ:1.1740(23.6%)~1.1660

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[ポンド円]ベイリー総裁のタカ派発言

(ポンド円日足)



ロンドン市場でユーロ売りが先行したことでユーロポンドの纏まった売りが入りポンドは上昇。また、ドル円が米長期金利上昇により111円に上昇したこともポンド円を押し上げた。
また、NY時間にはベイリーBOE総裁が「中期的にインフレ目標を持続的に達成するためにMPCメンバーは緩やかな利上げが必要になると考えている」「最近はこの根拠が強まったようにみえる」と発言したことで早期の利上げ期待がポンドの下支えとなった。
利上げはFRBのテーパリング以上に引き締めとなることから対ドルでもポンドは上昇しやすい状況。
61.8%戻しでボリンジャーバンドの上限が位置する153円台をいずれ試す展開を予想。

ポンド円予想レンジ:153円10銭(61.8%、BB上限)~151円40銭

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[全般]米長期金利上昇でドル円111円台

先週のFOMC会合で早期テーパリングや22年の利上げ期待などから米長期金利が上昇。ドル円は7月6日以来の111円台に乗せてきた。

週明け東京市場では前週のFOMC会合でタカ派的な内容となりドル円は早朝に110円81銭まで上昇。8月に付けた高値110円80銭を一瞬抜けたかと思われたが利食いの売りが強まると110円ミドル付近まで押し戻された。また、円安を背景に上昇して始まった日経平均株価も中国不動産大手の融創中国が当局に支援を要請したとの報道を受け下落に転じたこともドル円の下押し圧力となった。
しかし欧州市場が始まると一転。米長期金利が上昇したことでドル買いが先行しドル円は111円を上抜け111円06銭まで買いが進んだ。
ユーロドルはドイツ総選挙でメルケル率いるCDUに対して社民党が勝利したことなどから売りが先行。対ドルだけではなくポンドや豪ドルなどのクロス売りも入ると1.17ドルを割り込み1.1685まで下落。しかし、8月に付けた1.1664の安値を意識した買い戻しが入り下げ止まった。
NY市場ではエバンス・シカゴ連銀総裁が「雇用が継続すればすぐにテーパリングのテストを行う」「23年に一回の利上げをしたあとの利上げペースは緩やかな傾斜にとどまる」と発言。
ウィリアムズNY連銀総裁は「利上げの基準は満たしていない」「テーパリングは間もなく開始」「インフレは一時的」とした。
また、ブレイナードFRB理事は「テーパリングは利上げのシグナルではない」など年内のテーパリング実施を示唆。米長期金利は一時3か月ぶりに1.5%台に乗せるなどドル買いを後押し。
一方、NYダウも上昇したことでリスクオンの円安がクロス円を押し上げ、ドル買いの圧力を抑え込みドル円も111円台で抑えられて引けている。
FRBが緩和政策の転換に入ったとの見方からドルは底堅い動きで始まったものの中国不動産バブルの崩壊などへの懸念が燻りFRBの金融緩和政策の転換を反映した金利上昇とドル買いの流れはもう暫く続きそうだ。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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