ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-10

[米ドル円]債務上限問題

(米ドル円日足)



アジア市場でドル円は上昇したものの欧米市場では下落に転じるなどアップダウンが激しいが結果的にレンジ内での動きが続いている。
昨日の東京市場では日経平均株価が下落に転じたものの米長期金利が上昇したことで111円78銭まで上昇。しかし、欧州株式市場も軟調な地合いで始まるとリスクオフの円買いが進みドル円は下落に転じた。
NY市場では株式市場が下落して始まり米長期金利が低下したことでドル売りが更に強まるとドル円はこの日の安値となる111円21銭まで売り込まれた。
その後は原油価格が低下したことや債務上限が一時的に引き上げられるとの一部報道により株価が反発。ドル円も111円ミドル付近まで押し戻されて引けている。
市場の注目は明日の雇用統計よりも米債務上限問題に集まっておりその動向で一喜一憂しやすい状況が続く。一時的に債務上限が引き上げられたとしても問題の先送りということから市場の不安は燻る。
不安定な相場の動きはリスクオフの円買いに傾きやすく徐々にドル円の上値も切り下げるとみる。

ドル円予想レンジ:111円60銭(61.8%)~110円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]1.15ドルの強いサポート

(ユーロ米ドル週足)



欧州市場が始まったところで米長期金利が上昇しユーロドルは下落してスタート。
また、エネルギー価格の上昇によるコスト負担などへの懸念やこの日発表されたドイツの製造業新規受注が予想を下回ったことなどから欧州各国の株価が下落。1.16付近で推移していたユーロは先週の安値1.1563を下回り1.1530まで下落。
その後米長期金利の低下によりユーロドルは1.1560まで反発して引けている。
ここにきてエネルギー価格の高騰などから物価上昇圧力が増す中で今後ECBのテーパリング実施への可能性が高まりつつある。また、米長期金利上昇によるドル買いの動きもユーロの上値を抑える。
ただ、1.15ドルは週足チャートでみたフィボナッチ50%戻しでありボリンジャーバンドの下限でもある。また、昨年3月のパンデミック時の高値でもあり強いサポートとして意識されており、下げたところで買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1600~1.1500(BB下限、50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[NZドル円]RBNZ利上げ後も引き締め継続

(NZドル円日足)



昨日の東京時間に開かれたRBNZ政策会合で現行の政策金利を7年ぶりに0.25%引き上げ0.5%にすることを決定。声明文では「今後さらなる刺激策の縮小が見込まれる」としたことで今後の利上げの可能性が示された。しかし、NZドル買いは既に進んでいたこともあり上値は限られた。
その後欧州市場で株価が下落したことなどから円買いが進み76円66銭まで下落したものの引き締め政策に転じたことで買いが散見された。
結局NY株式市場が上昇に転じたことで円売りが進み77円15銭まで反発して引けている。
中国大手不動産のデフォルト懸念や米国債務上限問題などのリスクが燻る中でNZドルなどのリスク通貨は売られやすい。
目先は下落リスクが燻るものの、これらの問題が解決に向かう兆しがみられるようなら利上げを先行したNZドルに再び注目が集まることになる。

NZドル円予想レンジ:77円40銭(61.8%、BB中心)~76円40銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]不安定な株式市場はリスクオフ

アジアや欧州株式市場が軟調な地合いとなった流れを継いでNY株式市場も大きく下落して始まったが、その後は米国債務上限問題への糸口が示されたことでプラスに転じた。日経やNYダウは日中に上下激しい動きが続くなど不安定な動きが目立つ。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場が反発したことを受け日経平均株価は400円余り高く始まったが原油高や米長期金利上昇などから一転して下落。下げ幅は一時500円を超えるなど上下合わせると900円以上と荒っぽい動きが目立った。
ドル円はリスクオフの円買いも見られたが米長期金利の上昇により底堅い動きで推移。
欧州市場にかけても上昇が継続し111円78銭まで買いが進んだ。
しかし欧州株式市場もエネルギー価格の上昇などを受け軟調な地合いで始まったことや米長期金利上昇などを受けユーロ売りが先行。リスクオフの円買いに伴いユーロ円やドル円も下落に転じた。
NY市場でも欧州やアジアの株安の流れを受けダウは250ドル近く下落して始まるとドル円は111円21銭まで下落。クロス円もほぼ全面安となった。
しかし、マコーネル上院院内総務が「11月末までの短期的な債務上限引き上げを提案」との報道などから株式市場は上昇。一時450ドル近く下落していたダウは一転して100ドル余り上昇。上下合わせると550ドル近くなるなど激しい動きとなった。
また、急騰していた原油などのエネルギー価格が下落に転じると米長期金利も低下。豪ドルやカナダドルなどの買い戻しの動きが活発となりクロス円が上昇に転じるとドル円も111円ミドル付近まで戻して引けている。
この日発表されたADP雇用統計は56.8万人と予想の42.8万人を上回ったものの市場は殆ど反応を示さなかった。市場の関心は債務上限引き上げ問題や中国恒大集団のデフォルト懸念などに集まっているということだろう。
結果としてNY株式市場は上昇して引けているものの日経平均も同様だが上下に激しく動くこと自体リスクが高まっていることを示すものだ。
明日の米雇用統計を控え為替市場でも上昇と下落が繰り返されるなど方向感が掴みにくいだけにリスクオフの円買いが進む可能性が高いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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