ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-10

[米ドル円]円買い戻しとドル高

(米ドル円日足)



先週はWTIが一時84ドル台に上昇し米長期金利も一時1.7%台に上昇。ドル買いが進む中でNY株式市場もダウが史上最高値を更新するなど円安も進んだことからドル円は114円70銭まで上昇した。しかし急速に円安が進んだ反動もあり円の買い戻しが始まった。
週末にはパウエルFRB議長のタカ派発言などでドル円が買い戻される場面も見られたがその後のハト派発言で再び下落。米長期金利に振り回されながら結果的にドル円は113円42銭まで下落し安値圏での引けとなった。
市場はFRBの年内テーパリング実施を織り込んでいるだけに今週末に発表される米PCEデフレーターが予想を下回るようなら一段の円買いが進むとみている。
また、中国恒大集団のデフォルト懸念は依然として燻る中で調整的な円買い戻しはしばらく続く可能性が高い。
ただ、FRBの緩和から引き締めに転じたことは間違いなく日銀との政策ギャップが広がる中でドル円の上昇トレンドが継続するだろう。
最終的に押し目買いのチャンスを狙う。

本日のドル円予想レンジ:114円00銭~113円00銭
今週のドル円予想レンジ:114円30銭~112円60銭(38.2%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECB理事会とHICP

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロは原油高などの物価上昇によるインフレ懸念から1.16ミドルを中心に高値圏でのもみあいが続いた。
今週はECB理事会が開かれるが物価上昇が続く中でPEPPの購入額を減額する可能性が高い。そうなれば市場はいよいよ緩和政策の転換が近いとみてユーロの一段の上昇が見込める。もし、これまでの内容を踏襲したとしても、週末に発表されるユーロ圏10月HICPの結果次第でテーパリング期待が再度高まる可能性もある。
一方で英国と欧州連合との北アイルランド議定書を巡る議論が難航していることやポーランドの「法の支配」逸脱を巡る問題が更に高まるようならEUの結束にひびが入る可能性もありユーロの上値も限られる。

今週のユーロドル予想レンジ: 1.1710(50%)~1.1570

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[カナダドル円]BOC声明に注目

(カナダドル円日足)



先週発表されたカナダの9月CPIが0.2%と予想の0.1%を上回った。また、この日はWTIが7年ぶりに84ドルまで上昇。
月初に発表された新規雇用者数も予想を大きく上回るなどカナダ経済は着々と回復に向かっているにもかかわらず先週のカナダ円は下落に転じている。
今週開かれるBOC政策会合で政策金利は現行の0.25%で据え置くとみられるが月額20億カナダドルの購入額は減額が予想される。
しかし声明文で物価上昇が一時的との見方に変化がみられるようなら来年下半期の利上げが前倒しされるとの見方が強まりカナダ円は再び上昇に転じるとみる。
ただ、市場はこれらの見方も既に織り込み始めており先週の高値93円付近を超えるのは難しいとみる。
下値目途は38.2%戻しの90円80銭。損切りを巻き込み勢いがつけば50%戻しの90円付近が目途。このレベルはボリンジャーバンドの中心線が位置するだけに押し目買いのチャンスとみる。

カナダ円予想レンジ:93円00銭~90円80銭(38.2%)

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[全般]円安調整継続か

先週の米長期金利上昇や堅調なNY株式市場の動向を背景にドル円は一時114円70銭まで上昇。しかし、その後は急速に円安調整の動きが強まり113円ミドルまで押し戻された。今週も調整の円買い戻しが強まるとみるが物価上昇を背景としたFRBのテーパリング期待は継続。

先週末の東京市場では懸念された中国恒大集団のドル建て社債の利払いが実施されたことから日経平均株価が上昇に転じるとドル円は113円80銭付近から114円20銭まで上昇。クロス円も豪ドルなどオセアニア通貨を中心に上昇に転じた。欧州市場も堅調な地合いを引き継いでポンドやユーロも上昇。この日発表されたドイツや英国の10月PMIが予想を上回ったことも好感され対ドルでも上昇。結果的にドル売りが全般に強まったことでドル円はじり安となった。
NY市場ではパウエルFRB議長がオンライン会合で「テーパリングを開始し2022年半ばまでに完了の見通し」「高インフレは来年まで続く可能性が高い」「持続的なインフレがみられる場合は手段を行使」など利上げの可能性を示すタカ派的な発言を受け米長期金利が上昇。ドル買いが一気に強まりドル円も113円ミドルから後半に上昇した。
NY株式市場も引き締めが強まるとの見方から売りが強まった。
しかし、その後パウエル議長が「我々の見解では高インフレは緩和する可能性が高い」「利上げは時期尚早」などタカ派発言から一転、ハト派的な発言により米長期金利は低下しドル売りが再開。ドル円も再び下落に転じ113円42銭まで下落。一方、NYダウは小幅ながら上昇し史上最高値を更新したことからドル円も下げ止まった。
結果的に米長期金利の動きに一喜一憂するなど方向感の掴みにくい状況下でポジション調整の円買い戻しが強まった。
物価上昇が米長期金利の動向を左右することから今週も原油価格や物価指数の動向が注目される。特に週末には米9月PCEデフレーターの結果次第でドル円クロス円の調整売りが終了し再び上昇に転じる可能性もある。
また、今週はECBやカナダ中銀の政策会合が開かれる。その結果もドル円クロス円の動向に影響を及ぼす可能性が高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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