ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-10

[米ドル円]日銀緩和政策継続とドル売り調整

(米ドル円日足)



東京市場で日経平均株価が下落したことなどから円買いが進みドル円は113円86銭を高値に113円50銭付近まで下落。その後日銀会合で黒田総裁が円安を容認する発言もあり113円74銭まで買い戻されたもののECB理事会を控えその後はもみ合いが続いた。ECB理事会後のラガルド総裁による発言がタカ派的な内容となりユーロが上昇するとドルが全面安。また、この日発表された米7‐9月期四半期GDPが予想を下回ったこともドル売りを促しドル円は113円26銭まで売り込まれた。
しかしバイデン政権が1.75兆ドル規模の歳出歳入法案合意目前との報道もありNY株式市場が上昇したことから円安が進みドル円も113円50銭付近まで戻して引けている。
日銀は緩和政策継続と同時に円安容認姿勢を示す一方で他の主要国は引き締め姿勢を示すなど円売りの流れに変化は見られない。ただ、市場は金融政策の違いを大分織り込んできたことで目先円買い戻しの調整は継続。
ドル円は天井を114円70銭から114円31銭、そして昨日の高値113円87銭と切り下げていることから113円後半では戻り売りスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:113円80銭~113円10銭(BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ラガルド総裁のタカ派発言

(ユーロ米ドル日足)



昨日のECB理事会では予想通り政策金利は据え置き、PEPPの買い入れ額もやや減速して継続としたことでユーロは発表後1.1582まで下落した。
しかしその後ラガルド総裁が「経済リスクは概ね均衡」「インフレ圧力は2022年中には後退」「インフレ高進の時期が予想より長く続く」と発言した内容を市場はタカ派的と受け止めユーロは一気に上昇。1.1692まで買われてそのまま高値圏で引けている。
10月13日に付けた安値1.1523から反発したものの1.1670付近で何度も上値が抑えられたレベルを昨日上回ったことでもう一段の上値を試す展開が予想される。
しかしユーロの下降トレンドは継続中で上値は限定的とみて戻り売りスタンスで臨む。

ユーロドル予想レンジ:1.1710(50%)~1.1630

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[豪ドル円]豪長期金利上昇と日銀緩和政策継続スタンス

(豪ドル円時間足)



27日に発表された豪州コアインフレ率であるCPIの中銀トリム平均値が予想を上回ったことで豪長期金利が上昇。豪ドル円は86円05銭まで上がった。
しかし10月21日に付けた高値86円25銭には届かず失速するなど豪ドル円の上値の重さが確認される格好となった。ただ昨日の東京市場では85円11銭まで下落したが反発。日銀がこれまでの緩和政策継続と円安を容認する姿勢が示されたことから円売りが再開。NY市場でもナスダックやS&Pが史上最高値を更新するなどリスクオンの動きが豪ドル円を押し上げた。
RBAは金利上昇を抑える動きを見せなかったことで利上げ時期を前倒しするのではといった観測も広がり始めている。
週末の為、再度売りが強まる場面がみられるようなら押し目買いを入れたい。

豪ドル円予想レンジ:86円00銭~85円20銭(61.8%)

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[全般]ユーロ高でドル全面安

昨日開かれたECB理事会後のラガルド総裁による発言でユーロ買いが進むとドルは全面安となる一方で米国経済対策法案が合意に至るとの期待からNY株式市場は上昇。リスクオン相場は健在。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場の下落を受け日経平均株価が下落すると円買いが先行。特にオセアニア通貨を中心としたクロス円の売りが目立った。
この日は日銀会合が開かれたが緩和政策の現状維持を決定。
黒田総裁が現行の円安の影響に対して「為替レートの経済への波及経路が変化している」としたものの「円安は日本経済にとって総合的にプラスである」とし、円安抑制に対して否定的な見方を示した。発言後円安が進む場面も見られたがECB理事会を控え大きな値動きは抑えられた。
ECB理事会では予想通り現状維持を決定したがラガルド総裁のタカ派発言で一気にユーロ買いが進むとドルが全面安。ドル円は113円26銭まで下落した。
この日発表された米7‐9月期四半期GDPが2.0%と予想の2.7%を大きく下回ったことで米経済回復が減速しているとの見方もドル売りを促した。
一方でバイデン政権が1.75兆ドル規模の歳出歳入法案で合意目前との報道もありNY株式市場は三指数ともに上昇。リスクオンの円安の動きが強まるとドル円も113円ミドル付近まで押し戻されて引けている。
結果としてユーロが買われたことからドル売りが進むと同時にこれまで買われていたドル円の調整売りも散見された。
この日の黒田総裁の発言では円安容認発言と捉えられる内容であり、今後も緩和政策継続姿勢が示された一方で他の主要国の引き締め姿勢との比較で円安の流れは続くとみてよいだろう。ただ、市場はFRBを始め引き締め的な動きを既に織り込んでいる。
来週のFOMC会合を控え昨日のような調整の動きが続くとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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