ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-11

[米ドル円]FOMC会合と雇用統計

(米ドル円日足)



今週のFOMC会合でテーパリング開始発表を市場は既に織り込んでおり利上げに関して消極的な発言が示されるとみている。10月20日付けた高値114円70銭を一時的に上回る可能性はあるが115円の大台を上回るまでの勢いはないとみる。寧ろ115円手前では利食い売りが出やすく頭を抑えられるようならダブルトップを形成し下落に転じる可能性が高い。下値目途としてはボリンジャーバンドの中心である113円付近から50%戻しの112円80銭付近。
もしパウエルFRB議長が来年の利上げに言及するようなら115円を上回る可能性もある。
ただ、その次の週末には米10月雇用統計が控えており、もし予想を上回る好結果となれば再び利上げへの思惑が高まりドル円買いが再開。

本日のドル円予想レンジ:114円30銭~113円50銭
今週のドル円予想レンジ:114円80銭~112円80銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ポンド米ドル]BOEの利上げ観測

(ポンド米ドル日足)



市場は今週開かれるBOE政策会合で政策金利を0.15%引き上げると予想。更に来月の会合での0.15%の追加利上げも市場は織り込み始めていた。しかし、エネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱などからBOEメンバーの多くは利上げに反対する可能性が高い。また、インフレ上昇は一時的とみており利上げが先送りされるようなら一段のポンド売りが進むとみる。
もし0.15%の利上げが決定されたとしても既に市場は織り込んでおり上値は限定的とみる。
また、コロナ感染が再び拡大していることやフランスとの漁業権を巡る対立も深まる中でポンド買いには警戒感が広がる。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3850(BB上限)~1.3570(61.8%)

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[豪ドル円]物価上昇でRBAの引き締めスタンス

(豪ドル円日足)



先週発表された豪7‐9月期四半期CPIのうちのコアインフレ率であるトリム平均値が予想を上回ったことで長期金利が大幅上昇。また、利回りを抑えるための3年債買い入れオペを見送ったことで金利上昇をRBAは受け入れているとの見方も金利を押し上げた。しかし、豪ドルは対ドルで0.7550付近を天井に上値が抑えられており豪ドル円も先月付けた高値86円25銭を上抜くことはなかった。
今週のRBA政策会合で政策金利は据え置かれると予想され、声明文の内容に注目が集まる。物価上昇などへの懸念が示されるようなら発表後先月の高値付近を試す展開を予想する。
ただ中国恒大集団のデフォルト懸念や中国経済の減速などから豪ドル円の上値も限定的とみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:86円50銭~84円50銭(23.6%)

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[全般]重要イベント満載で今年最大の山場

今週は今年最も注目されるFOMC会合に加え、米雇用統計や米10月ISM非製造業景況指数が発表される。更にRBA政策会合やBOE政策会合といったイベントも開かれるなど今年最大の山場が予想される。
先週はNY株式市場が連日史上最高値を更新する中で日銀やECBの政策会合が開かれ円やユーロの動きが活発となった。特にECB理事会ではラガルド総裁からこれまでと異なるタカ派的な発言を受けユーロが大幅上昇。しかし次の日には大幅下落となるなどアップダウンの激しい動きを見せた。
ドル円も日銀の緩和政策継続姿勢が示される中で円安が進み114円30銭まで上昇したがその後は米金利低下によるドル安が進み113円26銭まで押し戻されるなど方向感の掴みにくい動きとなった。
結局市場はリスクオンが継続する中で今週のFOMC会合を控え全般にポジション調整の動きが目立った。
今週は注目のFOMC会合が開かれるが市場は既にテーパリング開始を織り込み済みで、パウエルFRB議長のその先の利上げ時期に関する発言に注目が集まる。テーパリングが来年半ばに終了したところで利上げの可能性が示されるようなら一段のドル上昇につながる。ただ、雇用動向やコロナ感染拡大が依然継続する中で利上げには否定的な内容が示されると予想される。そうなれば、これまで織り込んだドル買いの巻き戻しが強まるとみている。
ただ、週末に発表される米雇用統計では雇用者数が前月から大幅増加となり失業率も低下すると予想されることから、この結果を受け再び利上げ観測が広がりドル買い戻しが強まりかねない。
また、今週はRBAやBOEの政策会合が開催されることからクロス円などの動きにも注目が集まる。
日銀は依然緩和政策継続姿勢を示す中でエネルギー価格の上昇などから利上げに前向きな姿勢が示されるようならクロス円の買いが再開する可能性もある。
ただ、金融相場は織り込み始めており寧ろ利上げに慎重な姿勢が示されるときにはクロス円は反落するインパクトの方が大きそうだ。
いずれにしても今週は今年最大の山場になるとみており大きなチャンスでもある。

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