ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-11

[米ドル円]ドル底堅さとリスクオフの円買い

(米ドル円日足)


FOMC後に米長期金利が1.4%台に低下したことでドル円は112円後半まで下落したが先週末には金利が再び1.5%後半まで上昇。ドル円も114円30銭まで上昇して引けている。
先週発表された米10月CPIが31年ぶりに6.2%まで上昇したことでFRBの早期利上げ観測が広がったためだ。しかしFRBは物価上昇はあくまで一時的との見解を示しており利上げに対する慎重な姿勢を崩していない。
NY株式市場は依然として史上最高値を更新するなどリスクオンの動きが続く中で円の売られやすい状況に変わりない。
結果的にドルと円の綱引きは続きドル円は114円ミドルから113円ミドルのレンジ相場が継続するとみる。

本日のドル円予想レンジ: 114円30銭~113円80銭(BB下限)
今週のドル円予想レンジ:114円60銭(BB上限)~112円30銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYhBsV902gg58u-bXPsqipA

専門家による相場解説とFX攻略法動画を多数公開中
いいね&チャンネル登録お願いします


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ユーロ売り継続

(ユーロ米ドル週足)


欧州内でのコロナ感染拡大が止まらないことやドイツ政局の不透明感などからECBは緩和政策継続姿勢を崩していない。
今週発表のユーロ圏10月HICPがエネルギー価格の上昇による物価上昇懸念からスタグフレーションへの懸念が高まりかねない。
一方で米国FRBはテーパリングを開始し来年中に2回以上の利上げ観測が高まる中でドル上昇がユーロの上値を抑える。
週足チャートを見ると1.23ドル付近でダブルトップを形成。半値戻しの1.15ドルを割り込んできた。このレベルは2020年3月のコロナパンデミックで下落した後の戻り高値でもあり強いサポートとして意識されていた。
次の下値目途は61.8%戻しの1.13が意識される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1520~1.13000(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル円]下げ止まりから上昇へ

(豪ドル円日足)


84円付近で上値の重い展開で推移していた豪ドル円は豪10月新規雇用者数が-4.63万人と予想の5万人増を下回り失業率も5.2%と予想の4.8%を大きく上回ると売りの勢いが強まり83円付近まで下落。しかし83円割れにはまとまった買いが並んでいたのか下げ止まると83円ミドル付近に押し戻されて引けている。
前週のRBA会合では利上げは見送られ、利上げの条件が整うまで時間がかかるとの見解を示したことで上値が重くなった。
先週の雇用統計の悪化が更に豪ドルの利上げ時期が遠のいたが、豪ドル売りの勢いも83円を底に大分落ち着いてきたとみられる。
今週発表されるRBA議事要旨やRBA総裁補佐の講演が行われる予定で、物価上昇などの懸念が示されるようなら豪ドルの買い戻しが強まるとみている。
7-9月期四半期賃金指数にも注目が集まる。賃金が予想以上に上昇しているようなら利上げ条件が近いとの見方から豪ドル買いに反応しそうだ。
反対に利上げに慎重な結果となり83円を割り込むようなら82円付近までの下落も視野に入る。

今週の豪ドル円予想レンジ:84円20銭(38.2%)~83円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]ドル高円高継続

FOMC会合では予想通り11月からテーパリングが開始されたが利上げに関しては慎重な姿勢が示されたことで米長期金利が低下しドル売りが進む場面も見られた。しかし、その後発表された米雇用統計が予想以上に好調な結果を示したことや10月CPIが31年ぶりの6%台に乗せてきたことで早期利上げが意識されドル買いが進んだ。
しかし米10年債利回りは1.5%台と一時期の1.7%台からは低下しており日米金利差から見ると大分織り込まれていることからドル円は114円台が重くなっている。
またユーロが1.15ドルの節目を割り込み豪ドルやカナダドルといった資源国通貨も下落する中でクロス円全般に売りが強まったことから円買いも進んでいる。
結果的にドル高円高相場が続く中でドル円は綱引き状態となった。
一方で株式市場は依然としてリスクオンの動きが続くものの世界的に緩和政策の転換が進むなかでいずれ余剰マネーが後退する時期も近付いている。
楽観的な見方が続くものの常に爆弾を抱えていることも確かであるが今のリスクオン相場がしばらく続くことになりそうだ。
今週は米国10月小売売上高が前月を上回る上昇が見込まれるが急速な物価上昇は米国にとっては寧ろネガティブ材料となることからドル売りで反応する可能性もあり注意が必要だ。
また、今週はユーロ圏のHICPが発表されるが天然ガスの高騰などから予想を上回る結果となれば下落が続くユーロの買い戻しのきっかけとなりドル売りが進む可能性もある。
ただECBとFRBの金融政策の温度差からユーロ買いは一時的でドル上昇トレンドは継続するだろう。
結果的にドル高円高の流れは今週も継続すると予想する。
もしドル売りが強まる時があるとすれば今週末の感謝祭でハト派のブレイナードFRB理事が次期議長に選ばれる時か為替報告書で為替問題が指摘される時か。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する