ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-11

[米ドル円]ドル高と円安

(米ドル円日足)



東京時間に開かれた米中首脳会談では一先ず軍事衝突のリスクが後退したことで安心感が広がり、ドル円の下支えとなった。NY時間に発表された米経済指標が前日に引き続き好調な結果を示したことで米長期金利が上昇。ブラード・セントルイス連銀総裁が早期利上げの可能性を示唆したこともありドルは全面高。NY株式市場も小幅ながら上昇したことでドル高と同時に円安も重なったことからドル円は4年8か月ぶりの高値114円84銭まで上昇、そのまま高値引けとなった。
米長期金利は1.63台に上昇し、上値余地はまだ残る中でドル買いの動きは継続しそうだ。
ただ、115円という大台を目の前に纏まったドル売りが並んでくるとみている。
115円を上抜けるようなら短期的に売りで入りたい。

ドル円予想レンジ:115円10銭~114円30銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ドル買い先行で1.13ドルへ

(ユーロ米ドル週足)



東京市場でユーロドルは1.1385を付ける場面も見られたが、その後は上値の重い展開が続いた。NY時間に発表された米小売売上高や鉱工業生産などが予想を上回る好調な結果を示したことで米長期金利が上昇。また、ブラード・セントルイス連銀総裁が早期利上げの可能性を示したこともドル買いを促した。ユーロドルは1.13ミドルを下回ると損切りを巻き込み1.1310まで下落。そのまま安値圏で引けている。
ユーロは対ドルだけではなくポンドに対しても売りが強まっていることが下押し圧力となっている。
ただ、ここにきて売られ過ぎの観もありそろそろ下げ止まりに近いとみている。
フィボナッチ61.8%戻しとなる1.13ドル付近で下げ止まりが確認されたところで買いを入れてみたい。もし、このレベルをクリアに下抜けするようなら1.10ミドルが次のサポートレベル。

ユーロドル予想レンジ:1.1420~1.1290(61.8%)

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[ポンド円]英雇用統計が利上げ条件満たす

(ポンド円日足)



昨日のロンドン市場が始まったところで発表された英国10月雇用統計では失業保険申請件数が前月から引き続き減少。失業率も前月の4.5%から4.3%に低下するなど良好な結果となったことでポンド買いが先行。153円前半から後半へ上昇した。
前日のベイリーBOE総裁の議会証言では「利上げを決める前に一時帰休者向け支援策が終了した後の雇用指標を見たい」と発言。この良好な結果により利上げ条件は整ったとみてよいだろう。来月のBOE政策会合で利上げの可能性がかなり高まったといえる。
ただ、米長期金利が上昇幅を拡大する中で対ドルでのポンド売りが強まる。
また、コロナ感染拡大が継続する中でEUとの軋轢などもあり12月会合までには時間があることから目先ポンドの上値も限定的とみる。

ポンド円予想レンジ:154円70銭(61.8%)~153円60銭

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[全般]強い米経済指標でドル全面高

米中首脳会談が一先ず無難に終わったことや米経済指標が軒並み予想を上回る好結果となったことで早期利上げ期待が高まりドルが全面高の展開となった。

昨日の東京時間に行われた米中首脳オンライン協議では一色即発のムードが漂う中で一先ず両国が軍事衝突を望まず、今後も協議を継続することで一致。市場には一先ず安心感が広がるなかで円売りドル売りが先行。クロス円はほぼ全面高で始まったがその後押し戻されるなど往って来い。結局ドル円は綱引き状態の中114円前半で底堅い動きが続いた。
欧州市場が始まったところで発表された英国雇用統計が予想を上回ったことでポンド買いが先行。その後は利食い売りに押し戻されるなど短期筋中心の動きが目立った。
NY市場が始まったところで発表された米10月小売売上高が1.7%と予想の1.2%を上回った。また、鉱工業生産も予想を大きく上回るなど前日のNY連銀製造業景気指数に続き好調な結果が相次いだことで米長期金利が上昇。ブラード・セントルイス連銀総裁が「コアPCEはかなり高い」「テーパリングを月額300億ドルに増加すると2022年第一四半期末に利上げの扉が開かれる」と発言。市場は予想以上に早く利上げがスタートするとの見方が広がったことでドルは全面高となった。
一方NY株式市場の動向に警戒感が広がったものの三指数ともに上昇するなどリスクオンの円安も見られクロス円も底堅い動きとなった。結果ドル高円安が進む中でドル円は114円80銭台まで上昇。2017年3月以来の高値を更新した。
米中首脳会談が一先ず無難に経過し米国経済が急速に回復する中で物価上昇が今後も継続するとの見方が早期利上げの思惑を広げている。
コロナパンデミックにより世界的な緩和政策や財政出動が相場を下支えする中でFRBが政策転換をスタート。本来であれば相場の転換点になるものの依然として余剰マネーが滞留する中でリスク選好の動きは続く。
しかし、実際に利上げが実施される時、リスクは一気に高まりかねない。
それでも市場は今の居心地の良い状況をぎりぎりまで味わい続けようとしている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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